3連休に会社からもらった休暇を2日たして、5連休にして行ってきたインド。
こんな風にして、インドに行く人がどれほどいるかはわかりませんが、現役世代サラリーマン風情では、これが限界でしょう。
そんな短期間でインドがわかるのか、と言われそうですが、わからないまでも、感じ取ることはできました。短期間だった分、記憶の密度が濃く、すべての出来事が、楽しかった思い出になっています。
そんな2泊5日弾丸紀行をまとめてみましたので、インドへの旅を企画されている方がいらっしゃいましたら、参考にしてみてください。
インド弾丸旅行 全行程
今回の旅の全行程がこちらです。時系列にリンクを貼ってありますので、読みたいところからどうぞ。
日付 |
午前 |
午後 |
---|---|---|
2/7(水) |
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羽田0:20(24:20)発 |
2/8(木) |
デリー・メインバザール観光 |
デリー ⇒ バラナシ |
2/9(金) |
バラナシ観光 |
バラナシ観光 |
2/10(土) |
バラナシ観光 |
バラナシ ⇒ デリーへ |
2/11(日) |
デリー ⇒ コルカタ |
コルカタ1:55(25:55)発 |
2/12(月) |
成田15:50着 |
|
いつも通りの駆け足の旅だったけど、バラナシに力点をおいたスケジュールが功を奏し、バラナシは、早朝の風景から夕方、夜、そして火葬の風景など、一通り見れて満足です。
今回の旅は、まさにインド大陸東へ西へ、飛行機で飛び回りましたが、鉄道やバスに乗って、もっとインドの人たちの生活を感じとりたかったのですが、この日程ではリスクも大きく、自重しました。
トランジットに12時間要したデリーの乗り継ぎは、ラウンジで夜を明かすという事前の作戦がうまくいって正解でした。シャワーも浴びれたし、目の前にSUBWAYもあったので、まったく困らなかったです。
アライバルビザはおすすめしません
反省点としては、やはりビザは取得してから行くべき、ということ。特にインドのアライバルビザは記載項目が多く、本籍地などを聞かれ迷ったり、係員がいなかったりで、取得まで1時間半くらいかかりました。
インド往復のフライトスケジュール
航空会社 | 便名 | フライト | 乗り継ぎ時間 | |
---|---|---|---|---|
往き |
タイ国際航空 |
TG661 |
羽田0:20 ⇒ バンコク5:25 |
1時間35分 |
タイ国際航空 |
TG323 |
バンコク7:00 ⇒ デリー9:55 |
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帰り |
タイ国際航空 |
TG314 |
コルカタ1:55 ⇒ バンコク5:50 |
2時間10分 |
タイ国際航空 |
TG676 |
バンコク8:00 ⇒ 成田15:50 |
タイ航空を選んだのは、もちろんフライトスケジュールがよかったからですが、ANAと同じスターアライアンスでANAマイルが貯まると思ったからでした。
ところが、予約クラスの積算率がなんとゼロ。8万円も払ってるのにがっかりです。
一方で、エアインディアもスターアライアンス。デリーからバラナシまで1時間半。わずか4,900円の航空券で、207マイルもらえました。
ほんとマイレージのルールって、わからないですね。
旅費・ホテル代など
さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2018年2月のレートで計算)
用途 |
利用区間など |
費用 |
---|---|---|
飛行機 (タイ航空) |
羽田 ⇒ バンコク ⇒ デリー コルカタ ⇒ バンコク ⇒ 成田 |
81,000円 |
飛行機 (エアインディア) |
デリー ⇒ バラナシ | 4,900円 |
飛行機 (エアインディア) |
バラナシ ⇒ デリー ⇒ コルカタ |
9,800円 |
ホテル |
バラナシ:SITAゲストハウス(2泊) |
6,400円 |
しめて、合計102,100円です。わずかに10万円を飛び出しました。
しかしエアインディアは安いですね。なぜ、こんな料金で飛行可能なのかと思ってしまいます。これで、マイルも付いて、機内食まで出るんですよ。(ま、あまりおいしくはなかったですが笑)
ホテルも食事も安いので、長くいればいるほど、コストパフォーマンスは良くなるでしょう。
気候など
インドの夏は3~5月だそうです。この時期に旅行すると、40度以上の酷暑が連日続くそうで、インドらしい時期ともいえます。
私が旅した2月は、いわゆる冬にあたり、乾季であることもあって、もっとも過ごしやすい時期でした。
なので、バラナシの街を歩き回っても、汗みどろにはならなかったです。むしろ、朝なんかは寒く感じるほど。ガンガーの水も冷たく、よく沐浴できるなあ、と感心してしまいました。
でも、インドといえば、やっぱりギラギラ太陽の照りつける夏でしょう。今度訪れるときは、雨季で水かさの上がったガンガーも、見てみたいですね。
食事など
バラナシは、欧米の観光客も多く、それにともなってレストランも多く開いていて、食べるのに不自由はまったくないですね。
コルカタは、そういうレストランは、歩いていてあまり目には入らなかったです。だから、コルカタで長逗留しようとすると、やっぱり屋台とかで食べることになるのかな。
それはそれで面白い気もしますが、ちょっと怖いな・・笑
治安など
これは、どう評価してよいか意見が分かれるところでしょう。深夜の一人歩きなどをしない限り大丈夫と私は思いますが、「インドは治安が悪い」とする批評が非常に多い。
「詐欺師」や「物乞い」はたくさんいますよ。
だから、治安が悪い、というのは少し違うような気もする。
とにかく、話しかけてくる輩は相手にしないことです。絶対相手にしないこと。
にこやかに話しかけてきたって、そいつは旅行者をダマくらかすことしか考えてないですよ。
逆にいえば、そんな奴ら一切相手にしなければ、街を歩いている人が大勢いる分だけ、安全ともいえます。
ホテルは、中級以上のほうがいい。
今回のバラナシのホテルは、中級以上だと思って予約したら、実際は中級以下、部屋の鍵がとても心もとなかった。安全は、しっかりおカネを出して、買ったほうがいいです。
怖いのが、タクシー。
今回の旅で、タクシーは3回利用。ホテルに呼んでもらってバラナシ空港までと、コルカタの空港でプリペイドタクシーに乗ったときは気になりませんでしたが、バラナシの空港でホテルまで利用したときは、インド初日だったこともあって緊張しました。
値段の交渉はまあいいんですが、本当に、目的地に向かっているのかどうか、何度もグーグルマップで確認しちゃいました(笑)
実際、タクシー強盗なんかも発生しているようだし、これはどうやって気をつければいいんだろう?
また、男性と女性で、気をつけ方も変わってくるでしょう。
一ついえるのは、ひたすら謙虚に、そして油断しないこと。
旅慣れてくると、陥りやすい罠だと思います。
どんなに旅慣れたとしても、捨て身の暴力から身を守る術は、治安に対する謙虚な姿勢しかありませんから。
まとめ
3連休に会社から休暇を2日もらい5連休として行ってきた、インド弾丸一人旅。
インドは、旅人にとってやはり特別な国。
行くときは、チベットからヒマラヤを越えてネパールから陸路で入りたいな、とずっと思ってましたが、サラリーマンにはほぼ無理。
そんな夢みたいなことを言ってると、一生インドなんか行くことはできないので、5日間でデリー、バラナシ、コルカタと回ってきました。
いずれ、長々とインドは旅する予定ですが、そのための予行演習みたいに考えました。
ところで、インドを旅した旅行者は、インドについて評価が二分されるようです。
すなわち、もう二度と行くもんか、と思う人と、何度でも行きたいと思う人。
これ、いろんなとこに書かれてるんだけど、正直、私はどっちに属するのか、自分のことなのに渡航前から非常に興味がありました。
そして、私は後者でした。何度でも行きたいです!(^^)!
人生の縮図ともいえるバラナシの光景。ちょっと、一言で感想を述べるのは難しい。
会社勤めをしながら、ああいうものに触れる。
自分で言うのも変ですが、こんな時が来るとは思いませんでした。インドを旅するのは、会社を退職した老後であろうと。
でも、やっぱり、たった4日間だけど現役時代にインドを旅してよかった。
サラリーマンやOLのみなさん、5日ぐらいの時間と10万円ばかりの旅費をつくって、バラナシの街だけ見て来てはいかがでしょうか。
生意気を言うようですが、人生観変わるかもしれませんよ(笑)