【インド旅行記 #19】熱気に満ちたカルカッタ(コルカタ)の街

さて、ハウラー橋を、しっかりと目に焼き付けたところで、チョウロンギ通り、サダルストリートを目指して歩き出します。

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旅人を圧倒するカルカッタの街の風景

ハウラー駅にもお別れ。

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これも、ガートなんですね。

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そのガートの上では、色とりどりの花びらが、大量に摘まれていました。

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やっぱり、なにかの祭りの準備なのかな。

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どういうおまじないなんだろう?

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ハウラー橋からつづく通りの上から、眺めます。

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これは、ほんとに見るものを圧倒します。すぐに立ち去らざるをえないのが惜しい。

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さて、チョウロンギ通りへ向います。
いよいよ、カルカッタの街歩き。心して行きましょう。

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こっちでいいのかな。

グーグルマップを頼りに、恐る恐る?歩きます。

大丈夫だとは思いますが、ヘタにスラムなんかに入っちゃったら、危険。

ひったくられる恐れがあるので、歩きスマホはできません。

でも、カメラは肩からさげてます。

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いきなり現れる、路上での水かぶり。
予備知識として、知ってはいましたが、びっくりします。

カルカッタの街を歩きはじめて、圧倒されることばかり。

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こんなふうに、水が出る場所は、通りのあちこちにあります。

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バラナシ同様、モノは豊富なようです。
問題は、それをキチンと買えるのかどうかですね。

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こうして歩いている間にも、物乞いがいくらでも寄ってきますから。

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10ルピーでもあげれば、トマトの1つや2つは買えるのかな。(ひょっとしたら、もっと?)

正直いって、10ルピー(17円)ぐらい、あげたってどうってことない。

でも、カネをあげると、際限なく、ねだってくるんだよね・・・

 

日本の営業マンだって、獲得できそうなところからは徹底的に獲る。

それが、優秀な営業マン。

 

インドに限らないんだろうけど、その営業マン精神そっくりなんだよな。

カネをせびれるカモからは、徹底的にせびれ。たぶん、こうやって教えられてるんだろう・・・

 

物乞いを見る目も、だんだん変わってきてしまう。

慈悲心などという崇高なものではないが、物乞いを見れば「可哀そうだな」とインプレッションされていたものが、次第に薄れて、「ああ・・セールスマンがやってきた」ぐらいにしか、受けつけなくなってしまう・・

もちろん、商売でやってる「物乞い」と、本当?の物乞いを、見わけられるようになればいいのだろうけど。

 

それにしても、異様な建物が並びます。

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立ち止まり、バスの乗降を眺める私の背後にも、実は数人の物乞いがいます。

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日曜日なので、たぶん、普段より人出は少ないんでしょう。

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それでも、伝わってくる活気と熱気。

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さて、この辺で、1本なかに入ってみるとします。

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歩行者天国?それとも、ふつうの商店街?
クルマとバイクが消えたので、背後を気にせず、安心して歩けます。

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そういえば、牛を見かけない・・・

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さとうきびジュースを飲む少年。

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交差点。この辺で右に曲がれば、チョウロンギ通りの方角のはずです。

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路面電車が走っていたようです。

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もう使えないでしょう。ほとんどアスファルトと一体化しかかっています。

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物乞いはいつの間にかいなくなりましたが、なんとも古ぼけた通りです。

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いつごろ建てられた建物なんだろうね。
灼熱の夏と、豪雨が繰り返し、寿命をどんどん奪っていく、そんな感じに見えます。

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これが、インド、カルカッタ。

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知らない街を歩くのは、最高に楽しい。
バラナシにはバラナシのよさがありましたが、カルカッタにはカルカッタのよさがあるように思います。

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背中の荷物の重さなど忘れて、歩き続けます。

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この建物はなんだろう?

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犬と、人力車と、ポルシェ。

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まっすぐ歩いていくと、急に繁華な通りに出ました。

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チョウロンギ通りの熱狂

やっぱり、ここがチョウロンギ通りのようです。

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道幅も、急に広くなりました。

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バスが止まっています。運転手が、「ハウラー!ハウラー!」と叫んでるので、ハウラー駅行きなんだね。
ここが、この辺の中心エスプラネードです。

エスプラネードって、スペイン語みたいでカッコいい。

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文字を見れば、ますますスペイン語っぽくなります。

これは地下鉄駅。この地下鉄に乗れば、空港の近くまでいけるそうです。

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ちなみに、ハウラー橋のたもとから、ここまで歩いて1時間半かかりました。

ま、あちこち見物しながらだけどね。でも、カラダは汗だくだくです。けっこう暑い。

30度はないけど、27、8度くらいはありそう。

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このエスプラネードの地下鉄駅前が、バスターミナルを兼ねてるのかな。
発車を待つバスもいます。

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このエスプラネードの辺りから、左に入る路地が増え、それぞれにマーケットを築いています。

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現地の人、インド人の学生、そして観光客も入り混じって、すごい熱狂です。

この辺から、「物乞い」ではなく、「詐欺師」が現れはじめます。

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沢木耕太郎さんの「深夜特急」にも登場した、「オベロイ・グランド・ホテル」。

関係者以外は、絶対に入れない、そういった雰囲気。

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そして、ここが、有名な「サダルストリート」の入り口。

蔵前さんの本にもたびたび登場する、世界的に有名な安宿街。

安宿街なだけなら何てことないですが、闇両替やハシシなどの闇マーケットの胴元がはびこり、また極めて、衛生的に不潔な?通りということで、「サダルストリート」は、バラナシなどとは違う意味で、エキゾチックな響きがあります。

この通りを歩いてみるのも、カルカッタに来た目的のひとつ。

楽しみをとって置くために、後で寄ることにして、チョウロンギ通りをそのまま南に向うとします。

 

それにしても、ほんとに「オベロイ・グランド・ホテル」のすぐ横にあるんだ・・・

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声を掛けてくる「詐欺師」も増殖中。

なかでも、日本語が達者な、いかにも「詐欺師」って感じのインド人。

あまりにもしつこいので、「あんたら知らないのか? コルカタのサダルストリート付近で、日本語しゃべる奴は、みんな詐欺師だ、って、いろんなガイドブックに書いてあるぞ。」

と、日本語で言い、「~歩き方」の該当ページを見せると、苦笑い。

 

そんなに、日本語が上手いなら、日本人相手の正式なガイドとか、しっかりとした正業につけばいいのに、と思ってしまいます。

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「詐欺師」を振り払って、ここはインド博物館の前。
あとで、寄ってみますか。

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チョウロンギ通りの下を通る地下鉄。
エスプラネードの次の駅はパーク・ストリート。この右手に、モイダン公園が広がります。

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それよりも、私はお腹がすいた。もう14時。
ハイネケンの文字で、酒が飲めるかな、と思いましたが、店の中には飲むスペースはありませんでした。

さすがに、ここインドで、ビールの立ち飲みは、はばかれます。

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いわゆる、ふつうの食事がしたくて、国際チェーンをさがすと、ありましたKFC。

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4時間以上歩き回って、さすがに疲れました。それに、汗びっしょり。

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朝10時のとき22度なので、今は25、6度かな。
体感温度は、完全に30度以上あるね、なんでだろ?

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でも、冷房はやっぱり体力の源泉。

少しくつろぐと、またむくむくと元気が出てきます。

インド博物館でも行ってみますか。