さて、なんとか無事にインド入国を果たせて、ほっと一息。
約15,000円分のルピーも懐に入れて、軍資金も万全。
ただいま12時。
今いるのがデリーのインディラー・ガーンディー国際空港。
今夜の宿泊地はバラナシ。ここを17時過ぎのフライトで移動。
その間に、超特急で、デリー・メインバザールの見学を敢行して来ます!
デリー空港からメトロでデリー・メインバザールへ
返す返すも、時間が足りないのが現役世代弾丸旅行者の悲しい性。
たった3日半でデリー・バラナシ・コルカタと回るには、このスケジュールを受け入れるしかありません。
もちろん、デリーからバラナシへの移動を鉄道(夜行列車)にすれば、もう少しここデリーにはいられます。
でも、バラナシの沐浴は夜明け前から見学したかったし、日本にいながらインドの列車手配は、けっこうハードル高かった・・・
不確実性の排除。
現役世代弾丸旅行者が、旅を続けるには、安全策をとらざるを得ません。
ここデリー空港が、市街地と近接しているのは不幸中の幸い。
空港から、ニュー・デリー駅まで20分程度で行くことができるらしい。
ここに15時には戻ってくるとして、1時間強のメイン・バザール見物時間が捻出できます。
はるばるインドまで来て、修学旅行並みの過密スケジュールって、何の意味?と愚痴っても仕方ありません。
さて、ここはターミナル3の出口。メトロの乗り場を目指してGO!です。
空港 ⇒ ニューデリー駅 メトロに乗車
メトロの乗り場は?と、よかった、わかりやすかったです。
案内板どおりに地下道を通る形で、向こう側に。
入り口はすぐに見つかりました。
自動販売機もありましたが、チケット売り場に並びます。
ニューデリーまで60ルピー(だったと思う)。
こんなコインのような、トークンをもらいました。
台湾や、タイと同じですね。
表はこんな感じ。
チャージできるカードもあるようですが、今回のところは、ニューデリーを往復するだけ。
ホームに入っていた列車に、そのまま乗り込みます。
待つこともなく、発車。
ニューデリーまでは、エアポートから4つ目の駅ですね。
ところで、ここまで順調。そして快適、また清潔?
正直、インドに来ている感じは、今のところ、みじんもしません??
メトロが地上に出たときの風景。
道の混雑が、インドを思わせる・・・までは、いきませんね(笑)
今のところは、アジアのどこかの町に来た、そのくらいの気分です。
エアポート・メトロ ニューデリー駅
エアポート・メトロの終点のニューデリー駅に到着。
「地球の歩き方」によれば、メトロでニューデリーまで来てしまうと、なにやら「詐欺師」がいっぱいいるので、ひとつ手前の駅で降りるのがおすすめ・・・ なんて書いてありましたが、「詐欺師」なんて、相手にしなければいいだけのこと。
アジア諸国なら、「詐欺師」がその辺にいるのは当たり前でしょ、って感じで、終点まで来てしまいました。
今回の旅で、デリー滞在は3時間程度。
なので、ニューデリー駅の裏側に広がるメイン・バザールの見学に、目的をとどめています。
ニューデリー駅はこっちですね。
さて、「詐欺師」がいっぱいいるとされるニューデリー駅周辺。
しかし、私にとっては、背中の荷物のほうが大問題。けっこう重いんです、これが。
地上に上がるエスカレーター付近でクロークを見かけましたが、受け取るときにひと悶着あったら大変なので、自重します。
ふつうに預けられそうでしたけどね。
地上に出ると、数百メートル先に、ニューデリー駅が見えました。
めざす、メイン・バザールは、その向こう側です。
ここに来て、ようやく? 「詐欺師」らしき兄ちゃんが、何人か寄ってきましたが、そんなもん断ればいいだけ。
広場を直進して、ニューデリーの駅前にたどりつきます。
ずらりと並ぶオートリキシャに、ようやくインドを感じはじめます。
ニューデリー駅を越える
メイン・バザールに行くには、この駅を越えて向こうに行かなくてはなりません。
このまま行けるのかどうかはわかりませんが、これを登ると外国人用のチケットオフィスのようなので、今回は列車に乗りませんが、後学のために見学しておきますか。
ちなみに、ここですでに、若いお兄さんたちが数人話しかけてきています。相手にする必要ないです(笑)
跨線橋の上から眺めるオートリキシャ群。
やっぱり、このルートでは、向こう側には行けませんでした。
でも、なるほど、こんな感じなんですね。
これが、外国人用のチケットオフィスですか・・・
うろうろしてると、「詐欺師」が、いろいろ話しかけてきますが、完全に無視!
ここまで、話しかけてきた「詐欺師」は軽く10人以上。さすがです・・
向こう側に渡る跨線橋の入り口を見つけて登ります。
「地球の歩き方」によると、いくらか料金を取られるとありましたが、そんなことはなかったです。
また「地球の歩き方」には、この駅を越える際に、トラブルに巻き込まれるので注意、とありますが、繰り返しますが、相手にするからトラブルに巻き込まれるのであって、相手にしなければ何も起きません。当たり前のことです。
跨線橋を歩いていると、列車に乗りたくなってしまう・・・
はるばるインドまで来て、空を飛び回るだけ・・・
仕方がないんだ、と、自分に言い聞かせます。
インド大陸を思う存分眺めながらの旅は、バケットリストに残しておきましょう。
跨線橋の入り口と出口にセキュリティチェックがあったのは、インドらしいのかなあ、なんて思いながらメイン・バザールの入り口までたどりつきました。
ここまでは、超順調、言うことなしです!
滞在1時間 メインバザールの弾丸見学
さっそく、メイン・バザールの中に。
正直、ニューデリーの弾丸観光なら、コンノートプレイスやオールドデリーの方がメジャーかつ面白かったんでしょうが、私は、まずは、このメイン・バザールに来てみたかった。
それは、沢木耕太郎さんが、「深夜特急」にて、ここに長らく滞在していたから。
沢木耕太郎さんが、長逗留していたドミトリーは、どの辺にあるんだろう?
なじみになった「チャイ屋」は、どの店なんだろう?
そんなことを考えながら、のんびり歩くと、時間を忘れちゃいます。
沢木耕太郎さんの「深夜特急」は、間違いなく、私のバイブルですから。
でも、その描写にあったような、香辛料の匂いなどは、まったく漂っていません。
猥雑さはかもし出してますが、どこか、安定した落ち着きもあります。
いきなり日本から飛んできて、インドを感じろ、というのが無理な相談かな。
でも、時間を気にして、早歩きで歩いてますが、時間のあるときに、ゆっくりたどってみたい街並みではあります。
そろそろ、メイン・バザールの端まで来たような気配。
一つ一つの店ものぞいて見ます。
これは、チャイ屋じゃなくて、インドティー屋さんですね。
そろそろ、引き返します。
タイムリミットが迫ってきました。
この旅では、はじめてみかけた馬車。
先入観があったからかもしれませんが、デリーのメイン・バザールは大賑わいです。
今度来た時は、ゆっくり楽しみたい・・・
メイン・バザール入り口まで戻ってきました。
もう、空港に戻らなくてはいけない時間です。
ニューデリー駅前は、ものすごい喧騒です。
わずか1時間。
名残惜しいですが、ニューデリーのメイン・バザールにお別れ。
今回の旅では、デリーは、これが最後です。
無秩序なクルマの往来には、だいぶ慣れましたが、ほんと気をつけないと。
跨線橋を渡って、メトロ駅の方角へ。
再びメトロでデリー空港へ
メトロ駅に戻ってきました。
マネする人なんかいないと思いますが、メトロ駅から、メイン・バザールの端まで、約1時間半で往復できました。
もちろん、その間、話しかけてくる「詐欺師」は数知れず。無視するのみです。
ふたたびメトロで空港に向かいます。
チケット売り場が混雑していて、ちょっと、気をもみます。
案ずることなくメトロに乗り込みます。
なんか、バタバタして、ほんとに私、インドにいるんかいな??
メトロの空港駅で見かけた彫刻。
空港の入り口。3時間ぶりに舞い戻ってきました。
バラナシ行きはエアインディア427便。
無事にチェックインできました。まずは一安心。
ただ、国内便も国際便も同じターミナルで扱うデリー空港。ほんの少し、とまどいました。
安心したら、お腹がすいてきました。
考えてみれば、朝の機内食から何も食べてない。
とりあえず、サンドイッチで腹ごしらえ。
ルピーを物販に使うのははじめてでしたが、500ルピーぐらいしたかな。
空港の中なので仕方ありませんが、すごく高い印象です。
早めにゲートに行って、つかのまの休息です。
はじめてインドに来て、生意気を言うようですが、これから乗り込むバラナシが本番。
今夜、到着して、無事にホテルにたどりつけるかどうか・・・
長いすに身体を横たえて、バラナシについた後のことを考えます。