【成田 ⇒ ウランバートル】ミアットモンゴル航空ビジネスクラス搭乗記【2024年GW】

毎日運航している直行便と、週3日運航の直行便では、フライトボードに映る地名の見え方も印象が違ってくる。

最近の私のフライトでは、同じアジア各地への直行便でも、

右が、羽田&毎日運航&深夜便。

左が、成田&週3日運航&中途半端な時間^ ^

なんとなく、違いを感じとってもらえたでしょうか(^ ^)

会社員トラベラーの私は、いわゆる便利さでは圧倒的に羽田に軍配。

しかし、旅愁は、成田発フライトに感じたりもする。

そして、左の3列の行き先は、どことなく恐しげなイメージもある。

そんな日本からのアジア直行便のフライトのうち、左の一番上。

ウランバートルが、2024年5月のGWでの旅先です。

動画はこちらです。

ミアットモンゴル航空ボーディング開始

さて、このウランバートル直行便ミアットモンゴル航空というモンゴル国営の飛行機。

往復のフライトスケジュールはこの通り。

  航空会社 便名 フライト
往き(5/3金) ミアットモンゴル航空 OM502 成田14:40 ⇒ ウランバートル19:15
帰り(5/6月) ミアットモンゴル航空 OM501 ウランバートル7:45 ⇒ 成田13:40

JALとのコードシェアであったおかげで、生涯初の「サクララウンジ」を堪能できた私は、88番ゲートでボーディングを待ちます。

直行便は、ボーディングを待つ段階からご当地色が強くなる。

旅立ちの雰囲気満点となるところだけど、モンゴル人と日本人の顔つきが似ているため、なんとなく妙な気分。

実際、ほんとによく似てる。

難しいことはわからないが、人種分類が同じモンゴロイドであるかららしいが、私などには、古代は日本列島は大陸と地続きだったから、と言われたほうが理解しやすい。

その日本人によく似たグランドスタッフに案内されてビジネスクラスのキャビンへ。

ミアットモンゴル航空 787-9機のビジネスクラスシート

さて、待望のミアットモンゴル航空787-9機のビジネスクラスキャビン。

マイルではなく、18万円自腹切っただけあって、とことん吸収してやろうという貧乏根性^ ^

席の配列は、真ん中にお互いに内側を向く2列シート。

そして窓際は、窓の方を向く単独独立シート。

ひとり旅向けのシートといった感じ。

飛行機の進行方向に並列に並んでいないシートに座るのは初めて。

投入されて時間がたっていないのか、設備に真新しさを感じる。

私に与えられたシートは、傷ひとつありません。

そして、本日、つまりGW初日のミアットモンゴル航空のビジネスクラス搭乗率は3割程度でした。

席に着いてすぐ、日本人かと思う美貌のCAさんが注いでくれたウエルカムドリンク。

まずは、ミアットモンゴル航空初搭乗に乾杯^ ^

さて、落ち着いて席に座ってみる。

シートに角度がついているのは、窓外の景色を見せたいからではなく、フットスペースをつくり、シートを180度倒れるようにする工夫と思われる。

でも、私は、技術的に可能ならば、窓を思いっきり大きくしてほしい。

側面がすべて窓だったら、飛行機での旅はどんな夢空間になるだろうか。

ウランバートルまでは3,591kmのフライト。

チンギスハーンが、このフライトマップを見たらびっくりするだろうなw

そして私は、もう一度チケットを眺め、この夢空間を確保した実感に浸ります。

おカネは、こういうことに使わなくちゃね。

これまた美人のスタッフによる機内安全ビデオが流れはじめました。

いよいよフライトです。

5月の成田上空から見下ろす房総半島

お辞儀してくれるマーシャラーに、こちらも手を振ります。

五月晴れの成田空港。これは、視界がよさそうだ。

飛び上がって、いったん太平洋に出てUターンする飛行ルート。

期待通り、九十九里浜の住宅1軒1軒が、手にとるように見えます。

すげえ・・・犬吠埼から鹿島灘まで

地球は美しい。

霞ヶ浦に筑波山まで拝むことができました。

機は本州の中心を飛び続けます。

本日の日本は全国的に晴れ。中央アルプスもくっきりと。

キリル文字が、どことなく、得体の知れない国へ運んでくれている感覚。

ビーフショートリブ&赤ワインのビジネス機内食

さて、機内食です。

和食と洋食を選べるようですが、ここは洋食をチョイス。

そして、キリル文字はまったくわからないw

メニューにはお酒の記載がなかったけど、どんなお酒があるかな。

モンゴル人は、ものすごいお酒飲みと聞いています。

まずは、オーソドックスにオーストリアの赤ワインを。

CAさん、ありがとうございます。

ANAの樽型のワイングラスもいいけど、こちらもカッコいいね。

無事に日本列島を飛び出した?ことに乾杯^ ^

ビールもオーダーしてみました。

モンゴル産かな、と思ったけど、ドイツでした。

そして運ばれてきた「ビーフショートリブ」をメインとした料理。

左側のサンドイッチみたいなのはなんだろう? ケバブ?

隠岐島の上でいただく、美味しい機内食でした。

最後にデザート。

イチゴを見てシベリア鉄道の車内で、ロシア人からいちごジャムをいただいたのを思い出した。

モンゴルやシベリアでは、イチゴが特産なのかな。

ごちそうさまでした。

787-9機 朝鮮半島から中国大陸へ

さて、787-9機は日本海をわたり、朝鮮半島上空へ。

こんなにくっきりと確認できる海岸線。

2024年5月3日は、日本だけでなく東アジア全般に快晴だったみたい。

こうなると、いろんなものが見たくなる。

ひょっとして、北朝鮮上空を横切ってくれるかな。

この飛行ルートならば、開城工業団地の南を飛ぶはず・・・

ところが、機は南に迂回し、仁川上空へ。

偶然か運命か、北朝鮮上空には雲の翳りが。

北朝鮮は天気までもベールに包んでくれているようでした。

雲が出てきたので、ちょっと設備をいじってみる。

きれいに180度たおれるシート。

こりゃ快適だ。

こんなシートなら、何時間乗ろうと疲れない。

さて機は黄海上空へ。

どこの工業地帯かわからないけど、

こんなとこ撮っていいものだろうか^ ^

絶対、中共に怒られそうだけど、北京上空を通るなら万里の長城を見てみたい。

どこかにあったんだろうけど、視認は無理だった。

まるで月面着陸  チンギスハーン国際空港

そして眼下に、ゴビ砂漠が広がるころ、

親切なCAさんが、ふたたびワインと、それからおつまみを給仕してくれました。

「これは『さしみ』と呼んでいいのですか?」と日本語。

もちろん、これは刺身です。ありがとう(^^)

さて、機は着陸体制に入ります。

快適なビジネスクラスで、もっと乗っていたかったけど、しかたがない。

それにしても、ゴビ砂漠の望洋さに圧倒される。

間違えて、月面に着陸するのかと思った。

チンギスハーン国際空港は、ウランバートルから50kmも離れているからこうなります。

こんな砂漠に放り出されたら、とんでもないことになりそうだけど、

目を凝らせば、街が見えます。

あれが、50km先のウランバートルだろうか。

それにしても、こんなに広大な土地があるのに、なぜ、こんな離れた場所に空港作ったんだろ。

そして着陸。

チンギスハーン国際空港は、ほんとに砂漠、というか草原の中の空港。

帰りのフライトも楽しみなミアットモンゴル航空のサービスでした。

3割ほど埋めていたビジネスの乗客たち。

さて、モンゴルの短い旅がはじまります。