ミアットモンゴル航空直行便で行くGW3泊4日ウランバートル弾丸ひとり旅 旅費・治安などのまとめ

旅とは、日常からの脱却。

だから、日数や移動距離は関係ない。

そんな、私の旅に対する信条にぴったりあったような今回のモンゴル旅。

2024年のGWがカレンダー上4日しか休日が並んでなかったこともあり、正味2日滞在の文字通りの弾丸日程で体験したウランバートルの旅。

そんな強行日程でも、冒頭の通り、旅とは楽しいもので、私がモンゴルという国に抱いていたイメージといろんな意味で新鮮なギャップを感じることとなった旅となりました。

それにしても、国際空港に降り立って、公共交通機関がまったくひろえず、いきなりヒッチハイクで街へ向かうことになったのは、私の53回の海外ひとり旅において初めてのこと。

そんな途方にくれる記憶も、時間とともに楽しい思い出に変わってくれるのも旅の楽しさ。

そんなモンゴル弾丸旅をまとめてみましたので、参考にしてみてください。

2024年5月 モンゴル3泊4日弾丸一人旅 全行程

当たり前だけど、モンゴルは広い。日本の約4倍もあります。

しかし、そこで暮らす人々の数は280万人ほど。日本の約40分の1。

首都のウランバートルをのぞいては、基本的に郊外の町や村となり、要するに、国土を行ったり来たりする移動する旅は時間がかかり大変です。

だから、短い日程では、どうしてもウランバートルだけが観光の対象となる。

でも、多くの人が想像するように、モンゴルといえば大陸の大自然の国。

国土を覆う、草原や砂漠の風景を味わいたいでしょう。

でも、時間のない、私のような会社員トラベラーの方でも大丈夫。

ウランバートルのチンギスハーン国際空港から、市街への移動の際に、あきるほど眺められますから(^ ^)

往復のフライトはミアットモンゴル航空ビジネスクラス

  航空会社 便名 フライト
往き(5/3金) ミアットモンゴル航空 OM502 成田14:40 ⇒ ウランバートル19:15
帰り(5/6月) ミアットモンゴル航空 OM501

ウランバートル7:45 ⇒ 成田13:40

週3便運行のモンゴル直行便。2024年のGWにきれいにはまりました。

そして久しぶりに自腹を切ったビジネスクラス。18万円でした。

このビジネスクラスの乗り心地は、もちろんグッド。

真新しい本革シートが180度倒れるうえ、

日本人そっくりのCAさんの、とても心のこもったおもてなし。

ところで、18万円という値段について考えてみましたが、

18万円で、成田 ⇔ ウランバートルの往復7,000km、フライト10時間を体験できるんです。

新幹線のグランクラスでは、東京と函館で約860km、約4時間。

そして、料金は40,480円。

距離で考えたらミアットモンゴル航空がおとく、時間なら新幹線。

お酒飲み放題を考慮して、飛行機に軍配かな、こじつけですがw

旅費・ホテル代など

さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2024年5月のレートで計算)

用途

利用区間など

費用
飛行機 成田 ⇔ ウランバートル 180,000円
ホテル ウランバートル「ベストウエスタン・プレミアトゥーシン」3泊 54,000円

しめて、合計234,000円です。

飛行機はしかたないとして、インフレ直撃のホテル代です。

シーズンではないはずですが、今回の旅、1万円以下のホテルはちょっと見当たらなかったな。

でも、1泊18,000円の準高級ホテルですが、部屋と立地は最高でした。

街のシンボル、チンギスハーン広場まですぐだし、

最上階には、ウオッカを飲ませるバーも。

そして、そのバーからは、こんな素敵な夜景が。

だから、たまの贅沢と考えましょう^ ^

ウランバートル風物詩

正直、モンゴルは訪れる直前まで、どんな国なのか、想像もつかなかった。

前述のように、先入観としては、大草原の中で遊牧民が暮らしているようなイメージ。

でも、実際に歩いてみると、いろんな意味で意外な感想を持ちました。

漢字よりも共産圏文化

街を歩いてまず感じるのが、共産圏文化。

ひと目で社会主義、と感じるような建物が並んでます。

そして、キリル文字。漢字はほぼ見かけませんでした。

歴史的には、清から独立したモンゴルだけど、文化はロシアよりってことでしょうか。

宗教はチベット仏教 でもノンレリジョン40%

街を歩いていて、目にするのはチベット仏教寺院。

ビルの下に現れたりするので驚きますが、もっと驚いたのは、40%がノンレリジョンだったこと。

単なる先入観だけど、大陸の国というとイスラム教か仏教という感じがしてたけど、国民の半分近くが無宗教とは意外だった。

そして、ムスリムの方は、ほぼいません。

渋滞につぐ渋滞 そして日本車のオンパレード

トヨタに勤めている方なら、泣いて喜ぶほどのトヨタ車オンパレード。

そして、だだっ広い国であるはずなのに、道の形が悪いせいか、慢性的な大渋滞。

空港から市街まで、約50kmを3時間以上かかりました^ ^

バスの中も大渋滞。

どこに行くにもこんな感じでは、ウランバートルの人たちは日常生活大変でしょうね・・・

食事に治安は?

今回食べたモンゴル料理「ツォイワン」。

シルクロードのラグメンに似た、麺の上に羊肉などの具が乗った料理。

これが、ボリュームタップリで、めいっぱいお腹いっぱいになります。

 

治安については、特に感じることなかったけど、渡航前はあまり良くないとは聞いてました。

でも、レンタル用の電動カートがこんなふうに放置されているということは、日中の街中の治安は安定しているということなのでしょう。

モンゴルらしい旅

モンゴルといえば、大陸横断。

みたいな旅をしたいな、と思ってたけど、正味2日の滞在ではとても無理。

無理ながら、その片鱗に触れられたのが、ウランバートル駅。

この長いホームは、間違いなく大陸の駅。

眺めてるだけで、大陸横断してる気分になりました。

そして、ウランバートル郊外へのバス旅。

ナライハという30kmほど離れた町へのプチ遠征。

ウランバートルは大都会で、正直大陸のど真ん中にいるという気分がしなかったけど、この町に来て、ユーラシア大陸の奥深くにいる、みたいな実感が湧きました。

それにしても、涙をそそるような寂しい光景だった。

まとめ

上の写真が、チンギスハーン空港に着陸する直前の写真。

月面に着陸するのかと思ったほど、神秘的な何もなさ。

ところが、街を歩いてみると、近代的なビルが林立している。

冒頭にも述べた通り、当初描いていたイメージと大きくかけ離れていたモンゴルの旅でした。

たった2日でなにがわかるか、という気もするけど、街歩きにプチ遠征とひと通りこなせたので、私としては大満足。

今度訪れる時は、中国側から列車でアプローチしたい。

GDP成長率も7%という、日本なんかおよびじゃないほどの高率。

ということは、ふたたび訪れる時は、またその姿形を変えていることでしょう。

では、その日までモンゴルにさようなら(^ ^)