日本政府が日本入国の水際対策を緩和した2022年10月11日。
多くの弾丸トラベラーが喝采を叫んだ日であり、私もその一人でした。
実は、こうなることを想定して、2023年以降は、すでにいくつかの航空券を確保してあります。
ところが、この3年間で、世の中は様変わりしました。
検疫に関する諸手続きや便数が減って困難になった航空券手配のようなこともさることながら、世界各国がいわゆるニューノーマルな方向へ舵を切っている。
3年で、円の価値も、燃料の値段も、地政学リスクも大きく変わっている。
そのため、3年もご無沙汰になっている週末海外渡航を予行演習のかたちでやれないかな・・
と、考えたのが、今回のソウル週末弾丸の動機でした。
まずは、なにをおいてもフライトチケット。
これが確保できないと何もはじまらない。
この3年で大きくキズついた航空会社各社は、深夜便をはじめ、ほんとに便数が減っています。
水際対策が緩和された2022年10月11日以降、探しに探して、ようやくソウル往復のTway航空のチケットを手に入れました。
それを敢行したのが、今回のソウル週末弾丸旅。
まとめてみましたので、参考になったら幸いです。
ソウル週末弾丸一人旅 全行程
日付 | 午前 | 午後 |
---|---|---|
12/16(金) | ||
12/17(土) | ||
12/18(日) |
従来から私がチャレンジしていた、金曜の深夜に出発し、帰国は月曜の朝という、純粋な週末弾丸ではありません。
チョイスできる便が限られているというのもありますが、そんなギリギリのスケジュールだと、不測の事態が起きたときに対処できない。
今回は、金曜の午後、会社から半日休暇をもらい、帰国も成田に夕方着という、かなりおとなしいスケジュールになりました。
3年ぶりの海外ということで、私自身へのリハビリという意味もあります(^^)
コンビニで払ったTway航空
航空会社 | 便名 | フライト | |
---|---|---|---|
往き(12/16金) | Tway | TW216 | 成田15:10 ⇒ ソウル仁川18:10 |
帰り(12/18日) | Tway | TW213 | ソウル仁川15:30 ⇒ 成田18:00 |
Tway航空は、韓国のLCC。手荷物10㎏まで無料で持ち込める良心的なLCC。
ところが、このフライト、決済に苦労しました。
クレジットカードで、何度やってもダメなんです。
エクスペディアでやってもダメ。航空会社サイトから直接いってもダメ。
仕方なく、コンビニで払いましたが、コピー機の前でうんうんうなってたら、スマホにメールが届き、そのバーコードをカウンターに見せると払うことができました。
航空券の支払いをコンビニで行ったのは初めての体験です(^^)
旅費・ホテル代など
さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2022年12月のレートで計算)
用途 | 利用区間など | 費用 |
---|---|---|
飛行機 | 成田 ⇔ ソウル仁川 | 51,392円 |
ホテル | 57明洞hostel 2泊 | 20,000円 |
しめて、合計71,392円です。
LCCも本来の値でなく、機内食もつけたので5万円オーバー。
ホテルも立地のみを考えてチョイスし、決してコスパのいい旅にはなりませんでした。
しかし、現地での交通費や食事、施設見学料などは、机の引き出しの奥に眠っていたウオン紙幣でことが足りました。
現地での主な物価は、次の通りです。
明洞の屋台が、おおむね1品5,000ウオン(約526円)。
景福宮などの施設入場料が3,000ウオン(約316円)。
町の定食屋のコムタンが10,000ウオン(約1,053円)
明洞餃子のマンドゥが11,000ウオン(約1,158円)
ナンタ劇場の公演が55,000ウオン(約5,793円)
空港鉄道A’REXの直通列車が片道9,500ウオン(約1,000円)
と、こんな感じでした。
食べ物が、少々高いですね(^^)
渡航に要した諸手続き
今回の週末弾丸旅に要した手続きです。
Visit Japan Web
弾丸週末旅の成否をわけたのは、このデジタル庁のサービスと言っても過言ではないでしょう。
同庁のWEBサイトで、「パスポート情報」「顔写真」「ワクチン接種証明書」「渡航先」「税関申告」などを入力すれば、上記のようにステータスが「審査完了」となり、QRコードが発行されます。
このQRコードを見せるだけで、「帰国時の空港チェックイン」と「日本入国の際の検疫」がクリアされます。
もちろん、現地で感染するリスクは残されています。
でも、週末弾丸なんです。行動を慎重にすれば、クリアできるリスクだと思ってます。
登録は、WEBサイトの手順通りに進んでいけば難しいことはありませんが、ID&パスワードの管理や、念のためスクショを撮っていきましょう。
帰国時の成田空港で、慌てふためいている人を何人も見かけました。
K-ETA
韓国への渡航には、「K-ETA」という電子渡航認証システムへの登録が必須です。
これは、コロナ感染症とは関係のない手続きです。
登録する際、WEBサイトの言語が韓国語か英語なので、chromeを使えば日本語になります。
当たり前ですが、氏名やパスポート番号など、一文字でも違ったら入国できません。
滞在先ホテルの住所入力が求められるので、あらかじめホテルを予約しておきましょう。
ホテルの住所は、Googleマップで郵便番号を表示させることができます。
Q-CODE
韓国入国時の検疫です。
韓国の空港に着いてから、検疫申告書に記入してもよいらしいんですが、これを登録しておけば、QRコードを見せるだけで通過できます。
実際の現場では、ほぼ100%「Q-CODE」の利用者でした。
ソウルの様子
訪れたのが12月ということで、真冬の寒さでした(^^)
まさか、雪が舞っているなんて夢にも思わず・・
最低気温マイナス13度ですから、皮のコートにジーンズだけでは無理。インナーが必要です。
そんな中、ソウルの人々は元気でした。
そして、100%のマスク装着率です。
屋外は義務ではなくなったと聞いてますが、寒いからでしょうか。
日本人も外国人観光客も、ふつうに歩いてます。
屋台は何食べても美味しい、ただし最低5000ウオンと高い。
そして、意外とキャッシュレスではなかった。
ふつうにコンビニがあるので便利。
文化施設の散策は素晴らしい。
ふつうに都会でもあります。
細い路地に分け入る散歩も楽しい。
宿題になったのは南山タワー。今度登るね。
2年11ヶ月ぶりの週末弾丸海外旅。
遠くを見るような目になりながら、今回の旅を回想している自分がいる。
信じられなくて、まだ身体がフワフワしてる(^^)
少々躊躇もしたけど、やはり行ってきてよかったな・・
親しみやすさと異国感を同時に感じ取れる韓国。
韓国という国に対しては、政治がらみなどで、とやかく言う人もいるでしょう。
しかし、私は、どんなときでも政教分離。
時差もなくワクチン接種者は気軽に行ける。
旅費も国内とそんなに変わらない。
異国を歩く快感を思い出させてくれて、ありがとうといいたい。
また行くよ。カムサハムニダ(^^)