約20時間滞在したバンドンに別れを告げて、昨日とは逆に高速鉄道でジャカルタに出ます。
高速鉄道のバンドン~ジャカルタは約40分。
在来線なら3時間以上かかるため、本日の午前中をバンドンの観光にあてると、従来ならジャカルタの観光時間の捻出は難しかったから、まさに新幹線さまさま。
そして、その高速鉄道に乗るために、在来線バンドン駅へ。
タクシーの車窓から、アートな街バンドンに別れを告げます。
移動の様子の動画はこちらです。
在来線バンドン駅から「フィーダー」で高速鉄道駅へ
在来線のバンドン駅。
高速鉄道駅はただのコンクリートだけど、在来線駅は使い込んだ靴のような安心感があるのは万国共通ですね。
ところで、昨日、私が高速鉄道でバンドンへアプローチした際、利用した駅は高速鉄道終点のテガルアール駅。
しかし、テガルアールまで行ってしまうと、バンドン市街へのアクセスが乏しい。
バンドン市街との連絡は、高速鉄道のパダララン駅で降りて、フィーダーと呼ばれる連絡鉄道で在来線バンドン駅に通じる方法が、もっとも便利らしいです。
そして、高速鉄道に乗る場合、このフィーダー列車の料金は不要になるみたいだけど、これはその証明書かな・・・
ちょっと、理解が及ばなかったけど、とにかくフィーダー列車の出発を待合室で待ちます。
時間が来て、フィーダー列車のホームへ。
新幹線もカッコいいけど、フィーダー列車もカッコいい。
架線がないからディーゼルカーなんだね。
車内も綺麗です。
ひょっとして、2023年10月の高速鉄道開業に合わせて投入された車両とか?
調べてないw
高速鉄道のパダララン駅までは20分ほど。
フィーダー列車がバンドンを発車。
高速鉄道と違って、在来線は街の真ん中を通る。
バンドンの下町をかすめるので楽しい車窓。
そしてパダララン駅に到着。
ガラガラと思ってたら、けっこう乗ってたんですね。
高速鉄道「Whoosh」エコノミー席の旅
インドネシアの鉄道は、高速鉄道を含めて完璧にGoogleマップ対応。
だからとても便利だけど、こうして時刻表もなくなっていくのかな。
さて、チケットを買うわけだけど、アプリも自動機もなぜか楽天VISAカードで決済できないので、有人窓口へ。
往路はファーストクラスを奮発したけど、帰途はエコノミー。
250,000ルピアは約2,300円。
中国が作った新幹線。
待合室からホームをゆく列車が眺められるのも中国風。
こんな具合に^ ^
改札がはじまりました。
跨線橋からの眺め。
バンドン方面。鉄橋と高架が美しい。
こちらはジャカルタ方面。
まっすぐ民家の地下に潜らないのは配慮かな。
雨の多い国だと、家の構造上、日本の風景にも見えてくる。
さて、プラットホームへ。
いまは全列車停車だけど、ジョグジャカルタやスラバヤへ伸びたあかつきには、通過線を走り去る列車も出てくるんでしょうね。
静々と列車が入って来ました。
開業から5ヶ月足らず。
まだまだインドネシアの新幹線は大人気です。
エコノミーの座席配列。
日本の新幹線と同じ、2列と3列ですね。
パダラランを発車。
ジャカルタ・ハリム駅まで30分のショートトリップ。
列車はあっというまに時速300kmへ。
田園風景が、飛ぶように後ろに流れます。
そして、往きと同じく348kmどまりでした。
あと2km上乗せされれば、最高速度の350kmだったのにw
でも、たった30分なので高速走行もあっという間。
大きくカーブして、ジャカルタ市街へ。
市街に入ったところで、ホンダの工場。
インドネシアはバイク天国。国民の85%がバイクを所有しているそう。
そしてバイクシェアは、ホンダがダントツだそうです。
さすが日本メーカー!
そしてジャカルタ・ハリム駅に到着しました。
素晴らしい乗り心地でした。
LRT(ブカシLINE)でジャカルタ中心部へ
さて、LRTに乗って、ホテルを予約してあるジャカルタ市街へ向かいましょう。
その前に「吉野家」をみつけたので、かるいランチを。
さっきホンダの工場を見たので、日本に郷愁を覚えたのかも。
日本とまったく同じ味の牛丼でした。
しかし、スプーンで食べろですか^ ^
そしてLRT乗り場へ。
目指すはブカシLINE。
ジャカルタのLRTに乗るのは初めて。ICカードを買う必要があります。
運賃は、区間に関係なく5,000ルピア(45円)とのこと。
チャージ料は忘れましたw
高速鉄道だから仕方ないですが、駅は市街からかなりはなれた場所にあります。
だから市街までは30分近くLRTに乗ります。
しかし、待つこともなく、すーッと入ってきたLRT。
なんと無人運転とのこと。
高速鉄道と同じく、実は最近開通したLRTです。
渋滞が激しいジャカルタ市街。
市民のたいへん快適な足のようですね。
高層ビルの立ち並ぶジャカルタ中心部。
そして、今夜の宿「オールシーズンズ・ジャカルタ・タムリン」です。
旅の終わりが近づいて来ました。