ジャカルタ・スカルノハッタ国際空港乗継ぎ3時間&バティックエア・ビジネスラウンジでのひととき

午前6時ちょうどのジャカルタ・スカルノハッタ国際空港。

ANA機の凍りついたエンジン。

羽田は氷雨が激しく降っていたので、それがそのまま凍てついた、という感じ。

そして、飛行機が定時に到着したことにほっとしながら、ボーディングブリッジを渡る。

トランジットをひかえた到着なら、わかる人にはわかる心境だろう。

しかも、あらかじめトランジットを含んだ発券ではなく、いわゆる自己乗り継ぎ。

そして、乗り継ぎ時間は3時間。

こんな無茶ができるのも、ひとり旅ならではだけど、これからチェックインするバティックエアのフライトチケットが異常に安かったのも、冒険心をあおられた結果。

とにかく、いまの私のミッションは、

  • アライバルビザを取得する。
  • 入国&税関(事前申告が必要)を通過する。
  • T3からT2へ移動し、バティックエアにチェックインする。

の3点。

バティックエアは国内線になるので、チェックイン締め切りはフライトの1時間前くらいだろうか。

すると、正味2時間での弾丸イベント。

正直、ANAが1時間遅延したら微妙だった。

あらためて定時運航のANAに感謝。

アライバルビザ取得

まずは、アライバルビザの取得が第一。

これがないと、入国させてもらえない。「Visa On Arrival」の文字に向かって歩きます。

7年前にインドネシアに来たときとおなじであれは、申請書などなく、パスポートとおカネを差し出せば発給されるはず。

ところが、そのおカネがないw・・・まだ両替してないから。

ビザ代は 500,000ルピア(約4,700円)と聞いている。

そして、アライバルビザ発給カウンターまでの道中に、ATMはなかった。

手持ちの外貨はユーロのみ。

さて、どうしたものかと50ユーロを差し出すと、ユーロではダメ。

どうも日本円で支払い可能みたいなので、財布にあったなけなしの1万円札を差し出すとビザと一緒に50,000ルピア紙幣10枚をくれた。

数字が大きすぎる通貨は、その瞬間は、レートがよかったのか悪かったのかわからない。

でも、気が急いているから、とりあえずイミグレへ。

おっ、やった!  ガラガラじゃん!

そして、ビザとパスポートを提出して、あっさり入国。

ここまで、なんと飛行機を降りてから15分。

ビジネスクラスで優先降機だったこともあるけど、こんなにスムースで拍子抜け。

早朝だったということもあるけどね^ ^

税関通過&両替

まだ続く関門・・・というほどのことはないけど、インドネシアは入国時に税関申告も必要。

これも事前の情報で、「電子申告のみ」というあやふやな情報を得ていたので、日本で登録を済ませておいた。

これがそのQRコード。

かざすだけで、あっさり通過。

でも、これ持ってない人は、けっこう面倒そうだった。

乗り継ぎ3時間を勘案して、安全策をとっていたのが功を奏したらしい(^ ^)

 

これで、晴れてインドネシアの人となり、ATMでおカネをおろしてひとやすみ。

いま、おろしたばかりのインドネシアルピア。

ケタ数の多いおカネは、ほんとニガテ。

当時(2024年2月)のレートがこれなので、1万ルピア=100円と覚えることにした。

そのほかの紙幣も並べてみた。

紙幣ごとに肖像画が違う。英雄がいっぱいいる国、ということかな。

スカイトレイン T3からT2へ移動

飛行機を降りてから、ここまで20分で済んだので、完全に気を抜いたモード。

もはや9時ちょうどのバティックエアは、つかまえたも同然w

ANAが到着したのが、ここターミナル3。

スラバヤへ至るバティックエアはターミナル2。

スカイトレインに乗るために、コンコースの外に出ると、なんたる暑さ・・・

そういえば、ANAのアナウンスでも「ジャカルタの気温は32度・・・」なんて言ってたな。

私の出立ちは、氷雨降る2月の東京だから革のコートw

一気に汗が吹き出しかけたけど、スカイトレイン乗り場は、冷房がギンギンに効いていて一安心。

ちょうど到着したこ綺麗な電車に乗り込みます。

インドネシアは一度来てるけど、ジャカルタは初めてなので、体験が新鮮で気持ちいい。

スムースに走りはじめたスカイトレイン。

そして右窓にバティックエアの機体が。

と思う間もなく、ターミナル2に到着。

あっさりとターミナル間の移動完了です。

格安だったバティックエア・ビジネスクラス

さて、ここまで順調すぎるくらい順調に手続きが進んで、この時点で私はなにも心配していない。

きれいなフロアではしゃぎまわる子供に頬も緩む。

 

でも、旅の道中、プチハプニングはいくらでも起こるもの。

いくらさがしても、バティックエアの9時ちょうど発スラバヤ行きがみつからない・・・

緩んだ頬が、とたんに引き締まる。

別のフライトボードに回ってみたけど、やっぱりない。

ドメスティック(国内線)なので、「スラバヤ」でなく、空港名が表示されてるのかと思ったけど、それも違うみたい。

しかも、よく見れば、キャンセルされたフライトの方が多い・・・なんてこと!

あわてて、バティックエアのカウンターならどこでもいい、と適当に考えて、グランドスタッフのお姉さんにスマホの予約画面を差し出す・・・

と、なにも問題なく発券してくれた。よかった・・・???

けど、あれはいったいなんだったのだろうか。

ちゃんと私は、T2のドメスティックコンコースにいるのに。

狐につまれた気になるも、思わず笑みがこぼれてしまうビジネスクラス。

そう、羽田からジャカルタのANAに続いてビジネスクラス。

これがなんと19,000円だった。

ジャカルタからスラバヤまで、エコで8,000円。

プラス1.1万円でビジネスになるならと、奮発してしまった。

ところで、バティックエアとは、ライオンエアとともにインドネシアをまたにかけるエアライン。

チケット代からみてLCCかと思ってたら、りっぱなキャリアだった。

たまの休みに楽しむ旅くらい、自分の思い通りにカネを使ったってバチは当たらないだろう。

まあ、スラバヤまでの1時間半、グリーン車にでも乗ったつもりで1.1万円を投じます。

バティックエア ビジネスクラスラウンジのひととき

それはそうと、なぜフライトボードに載らないんだろう・・・

あらためてボードを探すと、ターミナル2Eのボードに、しっかりとスラバヤ行きを見つけて、本当にひと安心。

ライオンエアに挟まれて肩身狭いな、と思ったら、同じ系列の航空会社だった。

 

そして、バティックエアのビジネスクラスラウンジを探します。

ここですね。

ちょうど、パイロットやCAさんが出てきたところ。

うわ、CAさんの衣装が素敵だ。

特別空間って、いいよな・・・

奥行きもしっかりある。

羽田のANAラウンジは、混みすぎて、なにがなんだかわからなかったけど、提供されるサービスの質と量は落ちても、落ち着いた空間が得られることが大事。

ラウンジとは、そういうものだと思う。

ほんとに落ち着くわ、特別空間は。

昨夜は、仕事を退けて、家ではすぐに旅装に着替えて飛び出した。

ジャカルタに着いても、乗り継ぎ時間に気が追われてたから、ようやく気が抜ける瞬間。

旅先で、自分の気持ちを取り戻せてゆく感覚がたまらない。

まだ7時20分。

ANA機を降りてから1時間20分しかたってない。

飛行機の遅延がなければ、という条件付きで、ジャカルタのターミナル移動を伴う自己乗り継ぎは3時間で可能でした。

でも、イミグレに1時間かかったら微妙・・・やっぱりやめた方がいいね(^ ^)

せっかく提供されている食事があるんだからと、さっきANAの機内で豪華なブレックファストをいただいたばかりなのに、お皿をとる貧乏人w

南国という感じの滑走路の上に、南半球の空が広がる。

あのカラーリングは、エアアジアかな。

今回の旅、いつもどおり弾丸だけど、けっこう楽しいイベントがつまってる。

まずは、これから向かうインドネシア第二の都市スラバヤに思いを馳せます。