東ジャワで最も古いスナンアンペルモスク&中東とみまがうバザールを歩いてみる

遺跡好きな人間からすると、ボロブドゥールやプランバナンなどの寺院に興味がひかれるので、インドネシアは仏教国、あるいはヒンズー教国と思いがち。

でも国民の9割近くはイスラム教徒。

仏教徒やヒンズー教徒は、それぞれ1%程度に過ぎない。

インドネシアは、2億人以上のムスリムが住む、イスラム人口の最も多い国家である。

だから、インドネシア各地に由緒ありげなモスクは点在。

スラバヤのスナンアルペンモスクは、そのひとつだ。

東ジャワでもっとも古いモスク「スナンアンペルモスク」

スラバヤに到着して数時間。

オールドタウンやチャイナタウンを散歩して、スナンアンペルバザールの入り口にやってきました。

私をここまで連れてきてくれたベチャ乗りのおじさんが去っていきます。

この狭いゲートがバザールの入り口。

そして、バザールを抜けたところに、スラバヤというより東ジャワではもっとも古いとされるスナンアンペルモスクがあります。

バザールの様子は、あとではりつけますが、トンネルのようなバザールを抜けた光景がこちら。

水が崇められているモスク。

だから、モスクにはつきものの足洗い場がしっかりと。

まさに中東のどこかの街に迷い込んだかのよう。

もっと奥へ進みます。

ちょうど、アザーンが鳴りはじめましたが、ミナレットの形がめずらしい。

みたところ、観光客はいないみたいだけど、観光客も来るのでしょう。

英語表記のサインもあります。

モスクらしい風景。

私はノンレリジョンだけど、宗教の醸し出す平和な雰囲気は、清々しさがあります。

お墓が並んでました。

このモスクに命名されているスナンアンペルのお墓も、このどこかにあるのかな。

なにかの壺。

創設は1421年とのこと。

日本では応仁の乱前夜あたりに、このモスクは建てられたんだ・・・不思議

涼しいモスクの中で瞑想にふけってみる

さて、このモスクはムスリムでなくても入れるみたいなので、おじゃまします。

裸足になって大理石のフロアに入り込むと、ひんやりして涼しい。

写真撮影可であることは確認してます。

なぜ、モスクの中は古今東西、いつも涼しく感じるんだろう?

インドネシアの2月は雨季。とても蒸し暑い。

でも、モスクの中は別世界。床も綺麗。

こんな素晴らしいモスクがスラバヤにあったなんて。

お見それしました。

「地球の歩き方」では、このモスクにはほぼ言及していません。

コーランが積み上げられてました。

コーランで、いいんだよね?

美しい外装。

モスク内部の柱が木製というのは、なかなか目にしたことがない。

木の柱とシャンデリアがとてもよくマッチしています。

スラバヤ随一の名所といってもいいんじゃないかな。

それほど美しいモスク。

そして、街の避暑地でもあるのでしょう。

映り込まないように撮っているだけで、市民は常にモスク内を出入り。

涼をとっている様子がうかがえました。

スナンアンペルバザールを歩いてみる

モスクの周りは、バザールで囲まれています。

バザールを通らないとモスクへ行けない仕組み。

私は、狭いバザールの入り口から入ったけど、反対側に出てみると、こちらが正門みたいだった。

もういちど、正門から、バザールを往復。

ふたたびモスクの雑踏の中に。

あ、そういえば、さっきモスクに入る時、足を洗うの忘れました。ごめんなさい。

旧市街方面から入ってくると、このようなまさに中東のスークのような光景が。

中東のスークと違うのは、騒がしくないこと。

ふつうに歩いていて、誰からも声をかけられない。

インドネシア人の国民性なのかな。

おとなしいバザール。

モスク同様に、これらのバザールの歴史も古そう。

モスクにバザール。

「地球の歩き方」だけを頼りにしてたら、たぶん訪れなかったかもしれない。

チャットGPTに質問したら、スラバヤ随一のい名所だというので来てみた次第。

さすがのチャットGPT。

ほんとに、スラバヤを象徴する場所でした。来てよかった。

そして、オールドタウンの狭い路地に出ました。

短い時間でも、スラバヤの旅の記憶としてしっかり残るスナンアンペルモスクとバザールでした。