直行便での弾丸旅はラクだ。
毎日の運行ではないので、日程的に若干制約はあるけど、帰国後、即仕事という社畜旅人にとっては、なんとも言えぬ精神安定剤。
トランジットを挟むフライトのドキドキ感もたまらないけど、街歩きをギリギリまで楽しんで、疲れた身体を日本行きの飛行機のシートに沈ませる。
その昔、周遊券で日本各地を旅してたころ、ひと旅終えて、上野行きの夜行列車の席を確保した時の感触に似てる。
このまま泥のように眠ってれば、東京に着くんだよな・・・
そして、往路の場合は、乗り込んだ瞬間から、ご当地の雰囲気満点。
そんな成田⇔カトマンズ直行便のネパール航空で敢行した、年末年始のカトマンズ旅をまとめてみましたので、参考にしてみてください。
2023年12月〜1月 カトマンズ3泊5日弾丸一人旅 全行程
日付 | 午前 | 午後 |
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12/30(土) |
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12/31(日) | ||
1/1(月) | ||
1/2(火) | ||
1/3(水) |
成田9:00到着 |
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正味滞在3日間ということで、ネパール各地に足を伸ばさず、カトマンズの街歩きに徹しました。
カトマンズ盆地は、街がまとまって、世界遺産も集中しているので、観光としての街歩きはしやすかったです。
バザールや旧市街歩きが好きな旅人ならはまるかも。
アジア便なのに機内食2食 気前のいいネパール航空
航空会社 | 便名 | フライト | |
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往き(12/30土) | ネパール航空 | RA434 | 成田11:00 ⇒ カトマンズ16:25 |
帰り(1/2火) | ネパール航空 | RA433 | カトマンズ23:25 ⇒ 成田9:00 |
これ見てて思ったけど、ビーマンバングラディッシュのダッカ直行便ダイヤにそっくりだね(^ ^)
機内食がアジア便なのに2食も提供されるところも同じ。
違うのは、ネパール航空にはお酒の提供があったことw
尾翼のデザインも素敵なネパール航空。
またどこかで乗りたいね。
旅費・ホテル代など
さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2023年12月のレートで計算)
用途 |
利用区間など |
費用 |
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飛行機 | 成田 ⇔ カトマンズ | 122,000円 |
ホテル | 「ホテル ネパラヤ」3泊 | 7,500円 |
しめて、合計129,500円です。
年末年始にしては、うまくまとまってるとは思うけど、ホテル代がインフレ社会に突入してなさそうだったのが救いでした。
この部屋で、1泊2500円です。タメル地区のど真ん中ですよ^ ^
しかも、こんな素敵なテラスでとれる朝食付き。
これで2500円なんて、この2ヶ月前に泊まった香港の重慶大厦の4000円が馬鹿馬鹿しくなってくる。↓これで4000円ですw
いったい、物価って、なんなんでしょうねw
カトマンズ街歩き 物価・気候・治安など
カトマンズに到着したのは、12月30日。
街は、遅いクリスマスと早めのニューイヤーが同居してました。
そこで、お酒が飲めたのはとてもありがたかったですが、お値段はそれ以上でした(^ ^)
だいたい、何を食べても、日本と同じくらいします。
この時期のネパールルピーは、日本円とほぼパリティ。
つまり、500ルピーなら500円と計算しやすい。
しかし、観光地の入場料は、当たり前のように外国人二重価格。
ホテルは安かったけど、街歩きにお金がかかるといったところでしょうか。
タクシーは、ひとっ走り800ルピー程度で、日本より若干安いかな。
年末年始で、わからなかったのが気候。
日中は、はっきり言って暑いです。20度前後。
しかし、夕方になって、日が落ちると一気に冷え込みます。
夜明け前は、氷点下ですw さすが、大陸性気候。
街歩きについて、治安に関してなんの心配も要らなかった。
もちろん、人気のないところには行かない、とか、最低限の自衛は必要ですが、それを守る限りほんとにセーフティ。
女性もふつうに歩いてます。
訪れた世界遺産
ネパールには世界遺産が4つあると聞きますが、そのうちのひとつが「カトマンズの谷」。
ネワール族の独特な文化が街に反映されていたり、宗教色豊かな宮殿・寺院・仏塔などが残されているということで、1979年にカトマンズ盆地が世界遺産に登録されました。
そして、カトマンズの谷を構成する世界遺産が7つあり、私はそのうち4つを訪れました。
カトマンズ・ダルバール広場
ダルバール広場は、1枚の写真だけではイメージできないほど、独特な建物が点在。
そして、大晦日のダルバール広場は賑やかでした。
右側の重厚な建物が、女神クマリが住んでいると言われるクマリの館。
日本の皇室のようなものでしょうか。
ツアーに参加すると、一定時間顔を出す姿を拝めるみたいです。
スワヤンブナート寺院
石段400段を登ったところにあるスワヤンブナート寺院。
別名モンキーテンプルと呼ばれるほど、猿と戯れるのには適した?仏教寺院です。
パシュパティナート寺院
常に火葬の煙がたえないネパール最大のヒンズー教寺院。
遺灰はバグマティ川に流される、ヒンズー教の輪廻転生の世界です。
パタン
ルーツは紀元前にさかのぼると言われるカトマンズ郊外の古都。
バザールも街歩きもとても楽しく、この街に1泊しても面白かったかも。
まとめ
2023年の年末から2024年の年始にかけて、旅したカトマンズの街。
コロナの水際緩和後、海外渡航を再開したのが2022年の年末だから、ちょうど1年。
この間、私は物怪に憑かれたように、外国を旅した。
たとえば、アジアでいえば、バンコク、台北、ハノイ、ソウル、香港、マカオ、ダッカなど。
でも、掛け値なしで、今回歩いたカトマンズが、もっともほのぼのとしていた。
なぜだろうと考えると、人々がフレンドリーなんだけど、不必要にガイドなどと称して近づいてこないし、路地ですれ違っても微笑むだけ。
ソウルや香港のような気取った感じもない。
道ゆく人々が大人なのかもしれないな。
モノも豊かに見えたし、
街の中は遺産だらけだし、
いわゆる「強烈な印象」というのは少ないんだけど、旅人が長逗留したくなる気持ちがわかる。
ネパールの観光ビザは15日間あるし、有効期限まるまる滞在も楽しいだろうな。
ほんとに安心して、肩の力をぬいて街歩きを楽しめる旅は久しぶり。
カトマンズにありがとう! ナマステ! とお礼を言いたい^ ^
あと、忘れてはならないのは、ネパールも日本と同じく地震の災害が多く、今なお修復中の建物も多かったこと。
これは、往きの飛行機の窓から見えたヒマラヤ山脈。
私みたいな素人には登るのは無理だけど、ふもとに行って、エベレストを見上げたいし、バスでヒマラヤを超えてチベットにも行ってみたい。
素晴らしい宿題ができてしまった。
そのときは、また楽しい街カトマンズと再会しましょう。ナマステ〜(^ ^)