美味しいネパール紅茶&カトマンズ郊外の街パタンへ徒歩で行ってみる【ネパール旅行記 #11】

毎日数万歩ほど歩き回っているので、夜は泥のように眠りに引き込まれる。

そして、寝覚めのいい朝。

紅茶が美味しかったカトマンズの朝

本日は帰国日だけど、楽しかったカトマンズの街歩き。

当初、欲張って、夜行バスとかでポカラあたりくらい行ってみるか、などと考えたこともあったけど、カトマンズにしぼって正解だったと思う。

 

驚いたのが、日本人女性2人組とテラスで出くわしたこと。

このホテル、日本人泊まってたんだ〜・・・全然気づかなかった。

声しなかったし。

ていうか、カトマンズの街を歩いていて日本人に会わない、なんてのは私の思い込みで、私のほうで「日本人はいないもの」といったフィルターを勝手にかけて街歩きしてるから目に飛び込んでこないだけ。

けっこう観光客いるのかも。

そりゃ年末年始だしね、いて当たり前かい^ ^

 

ところで、紅茶が美味しい、ほんとに美味しい(^ ^)

こんなにも美味しい紅茶が、この世にあったのか。

おとといの朝から飲み続けてるけど、あきることがない。

ガブガブと、何杯でも飲めてしまう・・・とまらないw

ネパールティ、おみそれしました、という気分。

なんていう銘柄だ・・・??

ネパール紅茶のトクラという銘柄らしい。

これは、今日の夕方、旅の終わりにお土産屋さんで仕入れないと。

というわけで、時間的には10時間ほど飛ぶけど、パタンをひと回りして夕方戻ってきたタメル地区。

お土産屋さんはたくさん並んでる。

しかし、いくらさがしても、目指すトクラ紅茶はなかった。

でも、店主の勧めで仕入れた各種ネパールティ。

日本に帰ってからも、しばらく飲み続け、ネパールの旅の余韻を忘れなかったと言っても過言ではない。

コーヒー党の私に、コーヒーを飲むのを忘れさすほどの、絶大な味覚を誇るネパールティだった。

「トクラ」という銘柄は、アマゾンなどではなかなか売ってない。

けっこう希少価値だったみたい。

 

さて、お腹いっぱいブレックファストを詰め込んだら、早々に出発。

なにしろ今日は旅の最終日。

23時の飛行機だから、夕方にはホテルに帰ってきたい。

なぜか、出発前にこんな写真を撮っていた。

なんだろ??

ひょっとして、手持ちの現金をあらためて数えたとか?

それとも5ルピー紙幣が手に入ったから、記念に撮ったとか?

ブログはすぐに書かないと忘れちゃうことも多い。

しかし、ベッドをタバコの火で焦がす不届きものがいるんだ、まったく。

タメル地区からパタンまで徒歩紀行

旅の最終日の今日。

狙いはカトマンズ南の郊外、世界遺産パタン地区を歩き倒すこと。

パタンは、川を挟んで、カトマンズのすぐ南。

でも、カトマンズとひとくくりにしてしまうのは失礼と思えるくらい、独自の歴史文化を築いてきた王朝であり、カトマンズ盆地においてはもっとも古い都市であるらしい。

位置的には、カトマンズのタメル地区からだと南東へ5km弱ほどの距離になります。

「地球の歩き方」だと、バスかタクシーで行くのが当たり前のように書かれてるけど、5km程度なら普通に歩ける。

要するに、時速5kmで歩いて1時間。

寄り道したり、立ち止まって見物したりで2時間みておけば着くでしょう。

パタン地区を歩き倒すのであれば、パタン地区までも歩いてアプローチしたいわけです。

早朝の石畳を歩き、ダルバール広場に通じるニューロードへ。

この像は、誰か、かつての王様の一人(だと思う)

そのロータリーを左に折れて、とにかく南へ南へと歩きます。

一昨日も見たダーラハラという塔。

バスターミナルからバスターミナルへ徒歩で繋いでいく擬似体験が、楽しすぎる。

歩いているうち、風景が郊外へ通じる街道という感じになっていくのが楽しい。

と思っているうち、本当にバスターミナルに出くわしました。

なるほど、ここがカトマンズのバスターミナル。

まだバスには一度も乗ってない。

パタンからの帰りはバスに乗ってみるか。

しばらくバスターミナルで人の往来を眺めていたら、学生の行列の行進が。

歩道橋の上に避難して、学生の行進を眺めます。

今日は1月2日。なにかのイベントかな。

歩道橋からの眺めも、なかなか面白いな。

やっぱり、バイクが多いよね。

こちらはバスターミナル側。

沢木耕太郎さんの時代も、ここがカトマンズの拠点だったのだろうか。

(あとで調べたら、インド国境方面へのバスターミナルは、全然違う場所だったw)

ところで、歩道橋の上にしばらくたたずんで、バスやバイクの流れを観察していると、熱心に話しかけてきたネパール人がいた。

「私は日本が好きだ」「これからどこへ行く?」などと英語で話しかけてくる。

ガイドしてやるというのはお断りしたけど、人の良さそうなネパール人だった。

これは、SNSアップを了解の上、自撮りで撮った写真。

たぶん、時間が経ってから、懐かしくなってくると思う。

さて、歩道橋からおりてしばらく歩くと、今度は猿の大群に出くわした。

スワヤンブナートでも大量の猿がいたけど、ここは寺院ではなく、ふつうのストリート。

このなかを横切るのは、ちょっと勇気がいる。

 

そこをなんとかクリアして、ようやくパタンへ至る川に架かる橋に出た。

この川は、バグマティ川。

昨日、パシュパティナート寺院で火葬を眺めた川と同じ。

つまり、遺灰が流されている川。

この遺灰の川が、このまま流れてガンジス川と合流し、最後はベンガル湾に注ぐ。

なんとも雄大なヒンズー教の輪廻転生。

バグマティ川に架かる橋の上は生活感があります。

ここでも、時間を自由に消費。

パタンが近づくと、自転車レーンが現れた。

レンタサイクルする観光客が多い証?

沢木さんも自転車を借りて観光してたのを思い出す。

おや、あれがパタンの入り口「パタン・ゲート」かな。

タメル地区から徒歩1時間半で古都パタンに到着です。

パタンのエリアに入るためには、入場料が必要と聞いています。

でも、いくらさがしても、そうした事務所や詰所がない。

エリアでなく、中心部のダルバール広場に入る際だったかな、勘違いか、などと考えるうち、ゲートの脇にカフェがあったので、休憩することに。

文字通り観光客向けのカフェだけど、まだ朝早いのでガラガラです。

そして、徒歩1時間半の疲労感から、身体は甘いものを欲している。

オーダーしたチョコレートケーキが美味しい。

そして、ハマりにハマったネパールティがさらに疲れを癒してくれる。

いちおうコーヒー党の私。

最後はヒマラヤンコーヒーでしめました。

では、歴史ある古都パタンの散策に参りますか。

旅の終わりまで、あと8時間ほど。

今回の年末年始ネパール3泊5日ひとり旅の全行程・費用などはこちらです。