毎日数万歩ほど歩き回っているので、夜は泥のように眠りに引き込まれる。
そして、寝覚めのいい朝。
紅茶が美味しかったカトマンズの朝
本日は帰国日だけど、楽しかったカトマンズの街歩き。
当初、欲張って、夜行バスとかでポカラあたりくらい行ってみるか、などと考えたこともあったけど、カトマンズにしぼって正解だったと思う。
驚いたのが、日本人女性2人組とテラスで出くわしたこと。
このホテル、日本人泊まってたんだ〜・・・全然気づかなかった。
声しなかったし。
ていうか、カトマンズの街を歩いていて日本人に会わない、なんてのは私の思い込みで、私のほうで「日本人はいないもの」といったフィルターを勝手にかけて街歩きしてるから目に飛び込んでこないだけ。
けっこう観光客いるのかも。
そりゃ年末年始だしね、いて当たり前かい^ ^
ところで、紅茶が美味しい、ほんとに美味しい(^ ^)
こんなにも美味しい紅茶が、この世にあったのか。
おとといの朝から飲み続けてるけど、あきることがない。
ガブガブと、何杯でも飲めてしまう・・・とまらないw
ネパールティ、おみそれしました、という気分。
なんていう銘柄だ・・・??
ネパール紅茶のトクラという銘柄らしい。
これは、今日の夕方、旅の終わりにお土産屋さんで仕入れないと。
というわけで、時間的には10時間ほど飛ぶけど、パタンをひと回りして夕方戻ってきたタメル地区。
お土産屋さんはたくさん並んでる。
しかし、いくらさがしても、目指すトクラ紅茶はなかった。
でも、店主の勧めで仕入れた各種ネパールティ。
日本に帰ってからも、しばらく飲み続け、ネパールの旅の余韻を忘れなかったと言っても過言ではない。
コーヒー党の私に、コーヒーを飲むのを忘れさすほどの、絶大な味覚を誇るネパールティだった。
「トクラ」という銘柄は、アマゾンなどではなかなか売ってない。
けっこう希少価値だったみたい。
さて、お腹いっぱいブレックファストを詰め込んだら、早々に出発。
なにしろ今日は旅の最終日。
23時の飛行機だから、夕方にはホテルに帰ってきたい。
なぜか、出発前にこんな写真を撮っていた。
なんだろ??
ひょっとして、手持ちの現金をあらためて数えたとか?
それとも5ルピー紙幣が手に入ったから、記念に撮ったとか?
ブログはすぐに書かないと忘れちゃうことも多い。
しかし、ベッドをタバコの火で焦がす不届きものがいるんだ、まったく。
タメル地区からパタンまで徒歩紀行
旅の最終日の今日。
狙いはカトマンズ南の郊外、世界遺産パタン地区を歩き倒すこと。
パタンは、川を挟んで、カトマンズのすぐ南。
でも、カトマンズとひとくくりにしてしまうのは失礼と思えるくらい、独自の歴史文化を築いてきた王朝であり、カトマンズ盆地においてはもっとも古い都市であるらしい。
位置的には、カトマンズのタメル地区からだと南東へ5km弱ほどの距離になります。
「地球の歩き方」だと、バスかタクシーで行くのが当たり前のように書かれてるけど、5km程度なら普通に歩ける。
要するに、時速5kmで歩いて1時間。
寄り道したり、立ち止まって見物したりで2時間みておけば着くでしょう。
パタン地区を歩き倒すのであれば、パタン地区までも歩いてアプローチしたいわけです。
早朝の石畳を歩き、ダルバール広場に通じるニューロードへ。
この像は、誰か、かつての王様の一人(だと思う)
そのロータリーを左に折れて、とにかく南へ南へと歩きます。
一昨日も見たダーラハラという塔。
バスターミナルからバスターミナルへ徒歩で繋いでいく擬似体験が、楽しすぎる。
歩いているうち、風景が郊外へ通じる街道という感じになっていくのが楽しい。
と思っているうち、本当にバスターミナルに出くわしました。
なるほど、ここがカトマンズのバスターミナル。
まだバスには一度も乗ってない。
パタンからの帰りはバスに乗ってみるか。
しばらくバスターミナルで人の往来を眺めていたら、学生の行列の行進が。
歩道橋の上に避難して、学生の行進を眺めます。
今日は1月2日。なにかのイベントかな。
歩道橋からの眺めも、なかなか面白いな。
やっぱり、バイクが多いよね。
こちらはバスターミナル側。
沢木耕太郎さんの時代も、ここがカトマンズの拠点だったのだろうか。
(あとで調べたら、インド国境方面へのバスターミナルは、全然違う場所だったw)
ところで、歩道橋の上にしばらくたたずんで、バスやバイクの流れを観察していると、熱心に話しかけてきたネパール人がいた。
「私は日本が好きだ」「これからどこへ行く?」などと英語で話しかけてくる。
ガイドしてやるというのはお断りしたけど、人の良さそうなネパール人だった。
これは、SNSアップを了解の上、自撮りで撮った写真。
たぶん、時間が経ってから、懐かしくなってくると思う。
さて、歩道橋からおりてしばらく歩くと、今度は猿の大群に出くわした。
スワヤンブナートでも大量の猿がいたけど、ここは寺院ではなく、ふつうのストリート。
このなかを横切るのは、ちょっと勇気がいる。
そこをなんとかクリアして、ようやくパタンへ至る川に架かる橋に出た。
この川は、バグマティ川。
昨日、パシュパティナート寺院で火葬を眺めた川と同じ。
つまり、遺灰が流されている川。
この遺灰の川が、このまま流れてガンジス川と合流し、最後はベンガル湾に注ぐ。
なんとも雄大なヒンズー教の輪廻転生。
バグマティ川に架かる橋の上は生活感があります。
ここでも、時間を自由に消費。
パタンが近づくと、自転車レーンが現れた。
レンタサイクルする観光客が多い証?
沢木さんも自転車を借りて観光してたのを思い出す。
おや、あれがパタンの入り口「パタン・ゲート」かな。
タメル地区から徒歩1時間半で古都パタンに到着です。
パタンのエリアに入るためには、入場料が必要と聞いています。
でも、いくらさがしても、そうした事務所や詰所がない。
エリアでなく、中心部のダルバール広場に入る際だったかな、勘違いか、などと考えるうち、ゲートの脇にカフェがあったので、休憩することに。
文字通り観光客向けのカフェだけど、まだ朝早いのでガラガラです。
そして、徒歩1時間半の疲労感から、身体は甘いものを欲している。
オーダーしたチョコレートケーキが美味しい。
そして、ハマりにハマったネパールティがさらに疲れを癒してくれる。
いちおうコーヒー党の私。
最後はヒマラヤンコーヒーでしめました。
では、歴史ある古都パタンの散策に参りますか。
旅の終わりまで、あと8時間ほど。