日本からわずか9時間足らずで、カトマンズまで運んでくれたネパール航空の機体を見上げ感慨に浸る。
夕日と滑走路の照明の反射が美しい。
いつだったか、上海から列車を乗り継いでチベットのラサへ。
そして、ラサから乗り合いバスでヒマラヤを越え、そしてネパールを経てデリーへ。
旅行雑誌のコラム欄に載っていた、そんな短い旅行記を読んだことを思い出した。
正直うらやましかった。
距離感を感じとる旅を信条としている私にとっては、ユーラシア大陸に足をつけての横断は、まさに夢のような話。
しかし、飛行機での旅が味気ないかというと、そんなことはまったくない。
この巨大な文明の利器が、偏西風をものともせずに安全に正確にカトマンズまで運んでくれたことに感激すら覚える。
この感覚は、外国への渡航を幾度繰り返しても色あせない。
まあ、空の上にレールが敷かれていると考えればいいわけだ、銀河鉄道999のように(^ ^)
ネパール入国 超簡単なアライバルビザの取得
12月末のカトマンズの気温はいかに・・・15度。
早朝はかなり冷え込むらしいけど、今のところは滑走路を通り抜ける風が気持ちいい。
さて、私のような旅行者の最初のミッションは、連絡バスでコンコースへ向かい、アライバルビザをとることだ。
ネパールは、滞在15日以内の観光客用にツーリストビザを発給しているらしい。
これの取得方法や費用については、まったく予習せずに来てしまったが、外務省のHPにも大したことは書かれてないので、まあ大丈夫でしょう。
さて、どこかな・・・と、ここはすでにアライバルビザを取得したツーリストのレーン。
どうも、ここで申請するらしい。
ここに来て、実はネパール機に日本人が数人乗っていたことが判明。
申請方法聞けばいいのに、異国で日本語を使いたくなくて黙って並ぶへそ曲がり^ ^
でも、聞くまでもなく、ATMのような機械の上にパスポートを置くだけで、読み込みはじめる超簡単な申請方法。
そして、読み込み内容が正しいことを確認してプリントアウトします。
ここに来て、申請費用が30ドルであることが判明^ ^
デバナガリ文字というのだろうか。
まったく読めないネパールの文字を目にして快感。
そして、この用紙をカウンターに提出して、30ドルを払って終わり。
所要時間は数分。
ダッカの時は、いろいろ質問攻めに合う(並んでるみんなも)ものだから、たっぷり1時間かかったけど、良心的な発給制度。
ていうか、日本人の信用度の高さって言ったほうがいいよね。
他の外国人は、時間かかってる人もいました。
とにかくこれで、ネパール入国。
これで海外渡航国が47カ国になりました。早く、50にはしたいかな〜
パリティレートだったネパールルピー
イミグレ過ぎたら、その勢いで、空港を出ようとしてしまったけど、この旅ではめずらしく、キャリーを預けていた。
今回、冬物を詰め込んだので、キャリーの重さはそれなりにふくらんだ。
でも10キロ以内におさめたので機内にも持ち込めたわけだけど、直行便に敬意を表して預けてみた。
そして、ターンテーブルには、すぐにでてきた。
優秀なカトマンズ・トリブバン国際空港。
そして、ATMが見当たらなかったので、手持ちのドルをネパールルピーに両替します。
ちょうどこのとき、つまり2023年12月30日。
1ネパールルピーが1円。
おカネを使うたびに、頭の中で計算する必要のない、パリティレート。
正確には、1.1くらいだったかな^ ^
900ルピーに見えるお札は100ルピー。つまり100円です。
たしか50ドルくらい両替したのかな。
さて、ネパールの物価はいかに・・・
850ルピーのプリペイドタクシーでタメル地区へ
次のミッションは、カトマンズ市街への足の手配。
先にカネを払うプリペイドタクシーがあるらしい。
カトマンズの空港は市街地に近く、私が3泊する予定のタメル地区という繁華街まで、直線距離で5キロほどしかない。
いわゆる「歩いて行ける」距離ではあるが、まだ勝手のわからないこともあるし、今夜のカトマンズは、できるだけ夜の時間を長くしたい。
なので、素直にプリペイドしました。
850ルピーでした。
この瞬間、50ドルでは足りなかったかな、と後悔^ ^
ところで、そのプリペイドタクシーなるものは、どこにいるのか?
ひたすら歩いて、空港を出ます。
この国際空港を出た瞬間の怪しい雰囲気がたまらん^ ^
立ち尽くしていると・・・
クーポンの束を持った男が現れ、私のクーポンを確認し、
私のキャリーを持って、さっさと歩く。おいおいw
たぶん、こういうシステムなんでしょう^ ^
なんだか、よくわからないけど、ネパールの旅がはじまりました。
やっぱり、直行便っていいなあ。
いきなり、これだもんなぁ・・・
よだれを流すように、窓の外をくい眺める私。
これがネパールですか・・・おや、雨でも降ったのかな。
2023年の年の瀬のカトマンズの街。
渋滞はダッカほど激しくない。
タクシーは走ること20分。
周囲の雰囲気が変わり、余所者にも繁華街に入ったことがわかります。
カトマンズの繁華街タメル地区のほぼ中心で、タクシーを降りました。
これから3泊する宿もこの近く。
旅って、やっぱりいいなあ(^ ^)
今朝まで日本にいたのに、もうこんなエキゾチックな雰囲気です。