【成田 ⇒ カトマンズ直行便】年末年始ネパール航空搭乗記&2度も提供された機内食

2023年の年末年始の暦は12月30日が土曜日。

私が勤める会社はほぼカレンダー通りの休日なので、2024年1月3日までが年末年始休暇で5連休。

4日と5日出社して、その後3連休。

どうせ、4日と5日なんて仕事なんて、ほぼない。

休んでしまえば10連休になるのに、会社の文化がそうさせてくれない。

まあ、日本の文化、あるいは昭和の文化がそうさせてくれないといったほうがいいだろうか。

日本なんて、どうせ少子高齢化のスパイラルからは抜け出せないんだから、思いっきり国民に休日を与えて、消費させた方がいい。

生産年齢人口が減少。

そして、デジタル化やAIの波には乗り遅れる。

そんな国のGDPが増えるわけがない。

もっと、国民を遊ばせた方がいい^ ^

そんなことを考えながら、2023年12月30日の成田空港にやってきました。

ガラガラだった成田空港&ネパール航空にチェックイン

10連休じゃなくて5連休だって、庶民にとっては嬉しい。

ほかの旅行者もそうであろうと見当をつけて、若干早めに空港入りすると、なんとガラガラ。

ほんとにここは、年末年始の連休がはじまる成田空港?

半信半疑で、ネパール航空のCカウンターに並びます。

昨今の円安で日本人の海外旅行控えがあるのと、羽田にも航空便をとられてる影響かな。

ところで、フライトスケジュールは、この通り。

  航空会社 便名 フライト
往き(12/30土) ネパール航空 RA434 成田11:00 ⇒ カトマンズ16:25
帰り(1/2月) ネパール航空 RA433 カトマンズ23:25 ⇒ 成田9:00

初めて渡航するネパールに敬意を表して、直行便をチョイス。

1日ムダになってしまうようなスケジュールだけど、たまにはいいでしょう。

年末年始にもかかわらず、12万円でゲットできたのも選択の理由の一つ。

 

さて、チェックインカウンターに並んでいる間に、ネパールルピーのレートをチェック。

なんと、1ネパールルピーが1円というとてもわかりやすい為替(^ ^)

それでも、コロナ前は0.9円だったみたいだから、1割ほど円安になってます。

ネパール航空は、もちろん初めての搭乗。

どんな景色、そしてどんな機内食を提供してくれるのか楽しみ。

アプリで予約していた通り、17Kという窓際シートをゲット。

K席なら、離陸直後に富士山。

そして、着陸直前にヒマラヤが拝めるかな、という計算。

アライバルビザのことなど、何も聞かれずに発券してくれました。

さて、早く空港に来すぎて、時間が有り余ってる。

フライトボードでも眺めて時間をつぶします。

思わず「ヌメアってどこ?」なんて思ってしまったけど、天国に一番近い島「ニューカレドニア」でした^ ^

直行便があったんだね。

成田第二ターミナルのラウンジ「虚空(kocoo)」

フライトボードを眺めるだけでも時間が有り余るので、ラウンジに寄ってみました。

どこが運営してるのか知らないけど、「虚空」なんて、すごい名前だ。

プライオリティパスで入れるラウンジです。

ふつうに軽食をとるには、十分そう。

ソフトドリンクも充実。

お酒もあります。

今年(2023年)最後のフライトを記念して純米吟醸で乾杯といきますか。

ちなみに、ラウンジ自体は大したことありません。

視界も悪い。

しかし、タダで使えるんだから、文句はありません。

朝ごはんも食べて、そして機内食も楽しみにしてるから、お腹空かせておいた方がいいんだけど、あまりに手持ち無沙汰なので、かるくつまみ食い。

その勢いで、おつまみも拾います。

これがまた、純米吟醸によく合う。

ま、とにかく、2023年最後の旅立ちに乾杯。

2022年12月から13ヶ月連続して出国して、何事もないんだから、まずはめでたい。

それにしても、空港のラウンジに「虚しい空」なんて、よくつけたものだ。

さて、前置きが長くなったが、ここからが本番。

やっとボーディング時間が近づいて、ゲートへ向かいます。

タイガーエアとキャセイが見送ってくれました。

富士山を眺めながら1回目の機内食

カトマンズ行きは91番ゲート。隣のゲートはホーチミンシティ行き。

行き先のサインを目にして、急速に旅情が高まる。

身体半分隠している、ネパール航空の機体。

ネパールは国旗も独特だけど、尾翼も独特だね。

さて、搭乗。

乗客はネパール人と日本人が9対1という感じ。

このまま座ってれば、8時間40分後にはネパールのカトマンズ。

この不思議な感覚は、幾度体験しても色褪せないけど、直行便だとなおさら。

2023年最後のフライトは成田空港第二ターミナルから。

そういえば、水際緩和後、最初の渡航も成田の第二だったな。

利根川に12月の太陽が光ってました。

17Kの席からは、思惑通りに冬の富士山が。

そして、ちょうどその頃、飲み物が配られはじめます。

ネパール航空の男性CAがすごくカッコよかった。

ところで、ざっと見たところ、やっぱり、お酒はないかな・・・

さて、チキンをオーダーしたけど、どんな料理だろう?

飲み物はオレンジジュースね。

ヒンズー教がメインのネパールでは、お酒がないのはいたしかたなし。

そして、フタをあけると、香ばしい香り。

ピラフにチキンカレーじゃないですか。これは美味しい^ ^

ケーキもgood!

そして、なんとお酒が出てきたよ(^^)

いやあ、聞いてみるもんだね。

さっきのナイスガイのCAさんに、食後にダメ元で「レッドワイン、プリーズ」って言ったら、ニッコリして提供してくれました。

このネパールのワイン(らしいけど)、甘いけど美味しい。

クセになる甘さ。

現地でも飲めるのかな。楽しみが増えました。

そして、食後のコーヒー。

素晴らしいねネパール航空。いまのところ、ハズレなし。

ところが、好事魔多し・・・

フライトマップが故障・・・

どこをどう飛んでるのかわからない・・・これは残念

と、タイミングよく、機内が減光。

昨日まで激務で睡眠不足だったし、音楽でも聴きながら眠っちまいますか。

2回目の機内食はチキンパイにケーキ

飛行機の中で寝るのは、得意中の得意。

4時間ほどぐっすり眠って、カチャカチャという音で目を覚ますと、2回目の機内食のようです。

すごいな、ビーマンバングラデシュと同じだ。

さすが国営航空。

日本のキャリアでも、アジア路線では機内食は1回でしょう。

うまく聞き取れず、最初に言ってたのにあいづち。

赤ワインももらいました^ ^

美味しそうなチキンパイにチョコケーキでした。

サービスの良いネパール航空。

就航国はこんな感じ。

中東が多いのは、やっぱり出稼ぎの関係かな。

3000万人の人口の20%にあたる600万人が海外に赴任。

外貨で稼いで、国家を養う。真面目な国民性なんでしょう。

初めて見るヒマラヤの頂き

さて、着陸まで1時間というところで、期待通りに見えました。

雪をかぶったヒマラヤ山脈。

ヒマラヤ山脈を見るのも初めて。感動の瞬間だった^ ^

あの、一段高い山がエベレストなのかな・・・

あたりまえのように、雲から顔を出しているのがすごい。

そして、沈みかけた太陽が雪壁をオレンジ色に照らします。

ネパールからでもヒマラヤは見えるだろうか。

飛行機から眺める夕暮れは美しい。

視界に山が現れました。

雲の上のヒマラヤでなく、こちらはカトマンズ盆地を囲む山々。

それでも、とんでもなく険しい雰囲気。

しかも、つづらおりになった道も見えます。

8時間半の飛行を経て、いよいよ機は着陸体勢へ。

盆地のカトマンズだから、素人目にも着陸が難しそうに思う。

カトマンズの街並みが視界に。

8時間40分で、日本から一気に飛んで来てしまったことが信じられない。

三蔵法師が聞いたら、びっくりして腰を抜かすでしょう。

カトマンズのトリブバン国際空港は、市外から5キロほどしか離れていません。

だから、着陸直前の景色には、アーバンな世界が映ります。

そして、無事にランディング。

定刻より30分遅れの16:55でした。日本から8時間40分の旅、無事に終了。

鮮やかな黄色い機体の飛行機が出迎えてくれます。

どこの航空会社かな。

12月30日。ネパールの日の入りは早く17時20分。

素敵な夕日が出迎えてくれたことに感謝。

日本とネパールの時差は、実はこまかくて3時間15分^ ^

したがって、カトマンズでは日の入り時刻でも、日本は夜の20時。

いずれにしろ、朝、自宅を出たのに、その日のうちにカトマンズ。

何回味わっても、この感覚は独特だ。

さて、連絡バスでコンコースに移動しましょう。

まずは、アライバルビザをとらないと。