タメル地区をひと通り歩いて、なんとなくカトマンズ旧市街の賑やかさを学んだところで、タメル地区の南端インドラ・チョークに出ました。
タメル地区からみた場合は南端でも、おそらくこのあたりが現在のカトマンズの繁華街の中心。
このすぐ南には、旧王宮のある「ダルバール広場」があります。
インドラチョークとアカシュバイラヴ寺院
チョークとは、交差点? 広場? バザール?
いずれにしろ、複数の路地が交差し、人々が営み合う、そんな場所がチョーク。
ここ「インドラ・チョーク」とは、カトマンズにおいても、かなり歴史あるチョークです。
そして、そのインドラ・チョークの西側に建っているのがアカシュ・バイラヴ寺院。
腕が何本も出ているあの肖像画やスタチューは見当たりませんが、これはヒンズー教寺院。
いつ建てられたものかわかりませんが、かなり古く見てとれます。
このレンガ色の寺院を眺めているうち、「深夜特急」で沢木耕太郎さんが「カトマンズはくすんだレンガ色をしている」とつづっていたのを思い出しました。
このインドラ・チョーク。
少し離れた小高い場所から見ると、実は大変な賑わいです。
その小高い場所とは、マハデーヴ寺院。
私は、そのマハデーヴ寺院の石段によじ登ってこの風景を眺めています。
お寺の境内に入り込んで、何か言われるかな、と思ったけど、市民の皆さんも腰掛けて談笑してるので大丈夫でしょう。
そして、インドラ・チョークとは反対側に目をやると、もう一つの繁華街アサンチョークに繋がる道に、人がびっしり埋まってました。
大晦日のインドラチョーク 〜 アサンチョーク
ここが、現在のカトマンズで、もっとも繁華な通りとされるインドラチョークからアサンチョークに至るストリート。
このストリートは、バザールを突っ切ってるって感じなのかな。
たしかに、バザールの中を散策している雰囲気満点。
ストリートには、このような名もない(いや、あるんでしょうけど)寺院が点在し、さらに異国のバザールを散策している気分をもりたててくれます。
ストリート上に現れたこちらの寺院は、「地球の歩き方」によると「セト・マチェンドラナート寺院」かと思ったら、全然違うお寺だったw
Googleマップをみないと、さすがに迷子になりそう^ ^
それにしても、大晦日のカトマンズ。
期待していた通りの喧騒で大満足。
日本から来た甲斐があったなぁ・・・
全然日本人にも会わないし(^ ^)
それが嬉しい。
日本人には会わないけど、沢木耕太郎さんが書いていたとおり、ネパール人の顔、日本人に見えなくもない・・・・かな?
このストリート沿い、というかバザール。
実にいろんなものを売ってます。
ないものはないってくらい。
衣料品や生活雑貨が多く、家電製品とかはあまり目にしないけど、たぶんエリアごとにポイントがあるんでしょう。
売られているものに、目を奪われすぎると、バイクがかっ飛んでくるので危ない・・・
すると、急に視界が開けて、アサンチョークに着いたみたいです。
アサンチョークの賑わい
アサンチョーク。
5つの方向からストリートが集まる、文字通りアサンバザールの要衝。
人々だけでなく、ハトも集まるし、野菜を売ってる露店も集まり、予備知識がなくても、ここがカトマンズ繁華街の中心だということが感覚でわかります。
とりわけ賑やかな一角があったので、顔を出してみると、政治かなにかの演説でした。
デモや演説には近寄らない、というのが「地球の歩き方」や外務省の案内などの定説ですが、カトマンズのそれは、それにはおよばない雰囲気。
独特なネパールの国旗も、ほこらしげに揺れてます。
大晦日だから、というわけでなく、いつもこのように賑わってるんでしょうね。
では、アサンチョークから分岐する手近な路地に足を踏み入れてみましょう。
大晦日のアサンバザールをさまよってみる
ここから先は、Googleマップなんぞ見ません。
まさに、足の向くまま、気の向くまま。
てきとうに、路地という路地を歩いてみます。
いきなり、こんな仏塔が現れるし。
売られてるのは衣料品が多い。
それも、女性ものが多い感じ。
歩いていて、自分がどこにいるのかわからなくなる感覚。
そして、雑踏にまみれ、圧倒的な孤独感が際立っていく感覚。
しびれます^ ^
ほんとに、日本でいうところの「ほこら」という感じで、寺院が点在。
パッとみた瞬間は、仏教なのかヒンズー教なのか区別がつかないけど。
ほんとに適当に歩いてたら、さっきのインドラチョークとアサンチョークを結ぶ通りに出た。
誰だろう? たぶん、ネパールの人にとって、すごく重要な人。
くすんだレンガ色もあれば、ニスを塗り重ねたようなレンガ色もある街並み。
ほんとに、ひとり旅って、いいよな・・・しみじみ
歩いてるうちに、通りによって売られてるものの違いがわかってきた。
この一角は、家電製品が中心みたい。
で、歩き進めていくと、野菜やさんと仏塔にでくわします。
ほんとに楽しいカトマンズの街歩き。
長逗留する旅人が多いのもうなずける。
歩いているうちに、勝手にインドラチョークに戻ってしまった。
この通りの先には旧王宮のダルバール広場があります。
いったん、宿に戻って休憩して、午後はダルバール広場周辺を楽しむとしますか。
午前中だけで、15000歩歩いて、さすがに足が疲れてます。