さて、時刻は13時過ぎ。
今夜の帰国フライトは23時なので、まだあと数時間は散策できるな、と、この時点では考えています。
では、パタン地区の本命とも言えるダルバール広場へ向かいますか。
ゴールデンテンプルから徒歩数分の場所にあるのがダルバール広場。
カトマンズにもダルバール広場があったけど、ダルバールは王宮という意味。
パタンだって、かつては首都だったんだから、ダルバール広場があって、全然おかしくないですね。
ところで、道がほんとに素敵だわ。
ダルバール広場でまったりと過ごす午後
ダルバール広場の北の入り口。
まだ地震の影響で補修中の建物も多いみたいだね。
うわ、外国人料金は4倍ですか!
日本も円安の今、どんどんこうすればいいのに。
たとえば、京都駅使用料外国人ひとり1000円とか、笑える^ ^
私が京都府の知事なら検討するかも。
ま、それはさておいて、中に入ります。
1000ルピーもするし、1週間有効なので、首からかけられるようになってます。
ダルバール広場は、マッラ王朝最盛期の姿が残されているとのこと。
ダルバール広場には、さまざまな寺院が建っていて、まるで仏教&ヒンズー教寺院の博物館のよう。
なかでも、ひときわ観光客の目を引いているのは、石造りのクリシュナ寺院。
石造りというのは「地球の歩き方」に書いてあったからわかったわけで、言われなければ気がつかない。
とにかく精巧に模様が施されています。
ところで、上の階に上がれたんだけど、上からの撮影は禁止されてました(なんでだろ?)
こちらはシヴァ神を祀るヴィシュワナート寺院。
シヴァ神と聞けばヒンズー教徒わかるけど、この象でもわかるよね。
素晴らしい模様。
観光客も多いです。
一説によると、この広場に立錐の余地のないほど観光客でごったかえす時期もあるらしい。
年末年始の1月2日で、こんなにまったり観光できるというのは、恵まれてるかな。
中庭のような寺院もあります。
建立当時は、ほんとに王様と側近がくつろぐ中庭だったんだろうね。
広場の南側にまわってみると、こちらにも、さっきのクリシュナ寺院と似たような建物が。
で、実際、クリシュナ寺院と言うのでした。
同じ名前って、紛らわしいけど美しい。
こちらも、すべて石造なのかな・・・
パタンのバザールを歩いてみる
ダルバール広場は南側が正門のようでした。
お土産屋さんやカフェがずらりと並んでいます。
こういう建物の並びは、見ていてほのぼのする。
この南門は、そのままパタンのバザールにつながっているみたい。
おお、パタンのバザールの正月の賑わいです。
カトマンズのアサンバザールに、少しもひけをとらない。
さすが旧王宮。
ネパールの国旗も、ほこらしげにはためいてます。
突然、ストゥーパが出現したりするし、
ほんとに素敵な街並みだ。
この電線さえなければ、ヨーロッパの街と言って、信じちゃう人もいるでしょう。
沢木耕太郎さんも「深夜特急」によると、パタンを歩いてるよね。
当時の景観は、どんな感じだったのだろうか。
両替所なんかもある。
手持ち現金少なくなってるし、微妙なところ、どうしようかな・・・
なんて、考えてる時でした。
羽田空港の日航機接触炎上の知らせで我にかえる
正月のカトマンズは、ぽかぽか陽気で、ベンチに座ってると眠くなってきます。
こんなのんびりした休日も久しぶりだな・・・
バザールをひと回りしてダルバール広場に戻ってきて、文字通りまったりと過ごしていると、
不意に、娘からのLINEの着信・・・
羽田空港で炎上事故!!??
あわててニュースをみると、日本時間の1月2日17時50分ごろ、着陸しようとしたJALの機体が、滑走路上で海上保安庁の航空機と衝突したらしい。
いろんなニュースをはしごすると、めちゃくちゃ炎上してるじゃん!!!
マジか・・・
私が今夜乗るネパール航空は成田行き。
直接は関係ないけど、羽田が閉鎖になれば、成田にも影響がないとは限らない。
時計を見れば、日本より3時間遅れのネパールは15時。
この火の勢いでは、間違いなく今夜いっぱいは羽田は閉鎖。
さて、どうしたものか・・・
ダルバール広場の旧王宮を眺めながら、アタマの中ぐるぐる・・・
さっきまでのまったりした気分が、引きつけを起こしたように身体中の血がめぐりはじめましたw
羽田が閉鎖となれば、しわ寄せは成田に来る。
でも、さすがに国際線を運休にはしないだろう・・・
関空でいいから振り替えてくれないかな・・・
なんとか1月3日のうちに帰国できれば、新幹線で東京に出て翌日からの出社には間に合う。
こんなときでも、すべては会社への出勤が基準となるサラリーマンの悲しい性。
仕方ないよ、正月明けで、お偉いさんがいろいろ挨拶に来るんだから。
ネパール航空からなんの連絡もないけど、とりあえず宿に戻って、空港には早めに行っておいたほうがよさそうだ。