カトマンズの初日の出&スワヤンブナート寺院400段登頂【ネパール旅行記 #7】

ナヤバルサコスバカマナ!

ネパール語であけましておめでとう(^ ^)

日本から3時間15分遅れで、ネパールも 2024年入り。

そして初日の出の7時をゲットするべく6時半にテラスへ集合です。

パーブルとオレンジがまざりあうカトマンズの初日の出

カトマンズの空は、光の芸術ショーがはじまってました。

昨日から、ホテルのテラスに入りびたり。

同じような光景を眺めて面白いのかい?

と言われそうだけど、夕方と朝で、微妙に空気の色彩が違う。

そして、わずかにそよぐ冷たい風がほおをなでる。

私もよくVRゲームをするけど、旅の臨場感はリアルにはかなわない。

ところで、外国人観光客で、ほぼ満室のはずの「ホテル・ネパラヤ」ですが、誰も初日の出を見に出てきません。

そんなものかな・・・

たしかに、今まで異国でライジングサンを眺めていても、そんな熱心な奴は私ひとりだった記憶が。

西を見やれば、スワヤンブナートがライトアップされている。

その奥にももう一つ。イキな演出です。

気温は3度。

寒さに震えながら、孤独にテラスで口笛を吹いてたら、ようやく2024年の初日の出が顔を出しました。

すごいな・・・やっぱり空気がとても澄んでるんだろうな。

だいだい色のビー玉のような太陽なんて、久しぶりに目にした。

2024年か・・・今年はどんなことがあるんだろうか。

仕事はぐちゃぐちゃ、期待できない。

私生活も、ロクデナシを絵にかいたような親兄弟を抱えなくてはならない。

ロクデナシはこの世からいなくなってほしい、とカトマンズの太陽にお祈り。

さて、本日は、昨日以上に歩く予定。

だから、コンチネンタルブレックファストをめいっぱい積みこみます。

昨日とは趣向をかえて、ベタ座り。

ていうか、この座り方、バラナシでも経験したことがある。

インド・ネパールでの風習なのかな。

床にぺったり腰を下ろす文化は、日本だけだと思ってました。

それはそうと、この紅茶がとてつもなく美味しい。

銘柄を聞いたら「トクラ」というネパールの紅茶でした。

お土産に買って帰るぞ^ ^

世界遺産スワヤンブナート寺院へ徒歩アプローチ

では、いっぷくしたところで、朝から歩きはじめます。

今回の旅はカトマンズから出ません。

ネパール旅行といえば、ポカラでのキャンプやヒマラヤトレッキングが挙げられるけど、たった3日の滞在では望むべくもない。

だから、今回の旅のテーマは、徹底したカトマンズ街歩き。

タメル地区のホテルから、さきほどテラスから見えたスワヤンブナート寺院まで、歩いてアプローチします。

まあ、そんな大げさな話でもなく、実は2.4キロしかないので楽勝ですw

街の観光は、徒歩に勝るものはない。

意外と汚い小川を観察できたり、

スワヤンブナート寺院への道中で、カトマンズ盆地を見下ろせたり。

そして、ひときわ高い、スワヤンブナート寺院が見えました。

本日は、いちおう元日。

日本人の私は、元日なんだから寺院は元日らしい賑わいがあるんだろうと、勝手に想像してましたが、参道は平時の日常のようです。

スワヤンブナート寺院のふもとに到着。

ここから、約400段の石段を登りますよ。

猿をよけながら400段の石段を登頂

西側へ回り込めば、観光バスも登れる道路が山頂付近まで通じていて、この400段の石段を登る必要はありません。

でも、私のような旅人は、カトマンズまでせっかく来たわけですから、歩いて登ります。

スリランカのシーギリアロックは1200段。

ミャンマーのタウンカラッは777段。

それにくらべたら、400段なんて大したことはない(と、最初は思うw)

それよりも強敵は猿。

見てる分には、とっても可愛い。

いたずらしに来ないでね^ ^

400段の石段といっても、そんなに勾配が急ではないので、平気かな・・・

と、これも最初はそう思うw

なんか仏塔に、顔が描いてあるとヒンズー教寺院と思ってしまいますが、ここは仏教寺院です。

ようやく中間地点くらいまで来たかな。

ところが、このあたりから、勾配が急になります。

深夜特急のテレビ版に出演していた大沢たかおさんも、この石段を登ったのかな。

お参りして降りてきた地元のおばあさん。すごい脚力です。

私の足にも、少しづつ疲労が襲ってきてるけど、まだ大丈夫。

健康な自分が嬉しい。

ようやく、てっぺんが見えてきました。

標高約1000mのカトマンズから400段を登頂。

でも、今日は1月1日。

気温が10度程度と運動するのに適度なので、あまり疲れを感じないのかも。

朝靄にけむるカトマンズ盆地が幻想的。

アザーカントリーは200ルピー(200円)。

世界中、どこだって、外国人価格、ツーリスト価格は存在する。

なのに今さら「外国人との二重価格ってよいのか?」なんて議論してる日本という国って(^ ^)

さて、もうひとふんばり。

登りきりました。

ホテルのテラスから眺めた仏塔に対面できて、ちょっとした達成感。

下を見下ろせば、実は怖いくらい急です。

でも、爽やかな空気が疲労を感じさせないスワヤンブナート寺院の登頂でした。