レイアウトの中央を二分する山脈に色が入ったところで、なんとなく、ジオラマらしくなってきました。
とにかく、こういった作業は、すべて生まれて初めての試み。
だから、目の前に「モノ」が出来上がっていく快感というものを、初めて味わいます!(^^)!

さて、今回は、山脈の手前の雄大なS字カーブを描く築堤をつくっていきます。
「シーナリープラスター(TOMIX)」で築堤製作にチャレンジ

今回のレイアウト製作の肝といえる築堤。
いろんなつくり方があるようです。
それこそ、「山脈」を作ったときと同じように、ペーパータオルにボンド水を浸していく方法とか。
でも、石膏系の材料を試してみたくて、TOMIX製の「シーナリープラスター」を購入してみました。

扱い方は簡単で、少しづつ水を加え、粘り気が出たところで、へらなどで塗布していくだけです。

こんな感じに。
ちなみに、コップは100均で仕入れてますが、紙コップよりプラスチックのほうがいい。
ふやけませんので、何回も使えます。

なかなか楽しい作業です。

ダンボール紙は、カーブにカント(傾き)をつけたので、地面との段差を少なくするために置いたものです。

でこぼこ感もある、いい感じに仕上がりました。
手前の地面には、100均で仕入れた芝生のようなシートを貼り付けてました。

プラ板で壁をイメージ

さて、自然そのものの築堤ではなく、人工的な築堤もイメージしたいので、津川洋行のプラ板も仕入れました。
そして、築堤の大きさに切ります。

さらに、曲げ加重を与え、形状を覚えこませ、スミ入れ塗料で汚します。

そして、木工用ボンドで貼り付けます。
ボンドが乾くまでは、つっかえ棒で固定します。

シーナリープラスターは、乾くの早いですね。数時間で、カチカチに。

橋脚と架線柱をセット

橋脚は、市販のものがいくらでもあるんですが、どれもイメージに合わず、自作です。

自作とはいっても、スタイロフォームのあまりをカットし、プラ板で覆っただけですw

架線柱は、KATO製を仕入れてきました。

つや消しのグレイで塗って、部分的に白を入れます。

そして、線路脇にセット。

橋脚もセット。

だいぶ、それらしくなってきたんじゃないですか(^_^)

お気に入りの切り取り。早く列車を走らせたい・・

ガーター橋の前後のレールが宙に浮いているように見えたので対策を。

プラ板で、即席のコンクリート道床を作ります。

そして、コンクリートらしくグレイで塗ります。

こんな感じになりました。

築堤部分の修正

ところで、「シーナリープラスター」は、築堤の壁の部分だけでなく、地面の表現にも使えるすぐれもの。

しかし、すぐなくなってしまうのが難点。そして、けっこう「重い」ので、ペーパータオルで間に合うところは、基本的にペーパーを多用することにしました。

そして、ぐるりと築堤を見渡すと、この部分の曲線がキツイ感じがして、作り直そうと決意。

さらに、この山肌を少し削って、この山麓に牧場でも設置しようと思い浮かびます。

またまた、ペーパータオルで作業です。

だいぶ、手馴れてきました。

てこずったのは、築堤の移設。
スタイロフォームを両面テープでくっつけたものだから、接着力が強力で、ちょっとやそっとでははがれない。

悪戦苦闘しているうちに、カッターの刃が折れ、そしてケガしました(笑)
今回の工作において、負傷者第1号です。この築堤に慰霊碑でもたてようか・・

とにかく頑丈なので、破壊作戦に出ました。

なんとか、スタイロの移設完了。

木工用ボンドで、また固着させます。

累計投資額
今回は、「シーナリープラスター」ほか、架線柱などを仕入れました。
| レール | 10,890円 |
| ベニヤ板2枚 | 1,496円 |
| 角材8本 | 1,881円 |
| スタイロフォーム4枚 | 5,764円 |
| パイプ(ジョイント含む) | 2,756円 |
| キャスター | 3,353円 |
| 電動ドリル | 4,059円 |
| のこぎり | 1,100円 |
| 木工用ボンド | 1,200円 |
| 100均(コルクシートなど) | 1,000円 |
| ストラクチャー類(トンネル等) | 920円 |
| 塗料類 | 4,620円 |
| パワーパック(ACアダプター含む) | 4,473円 |
| EF57型機関車 | 12,000円 |
| 「急行音頭」客車8両セット | 18,000円 |
| 合計 | 76,268円 |
車両も含めた工事費通算は76,268円になりました。
少しづつ、ジオラマらしくなってきて、工作自体もすごく楽しくなってきましたが、ケガするとは思いませんでした。
考えてみれば、土台作りからはじめて、いつケガをしてもおかしくない作業の連続でした。
DIYには、危険もつきもの。あらためて、慎重な作業を心がけようと思いました。
こちらの記事もどうぞ。
#8 「シーナリープラスター」で築堤を表現 (この記事です)