さて、大陸横断鉄道をイメージしたレイアウトづくりも、前半戦の最終局面。
湖を表現して、片側の風景の完了とします。
↓この部分ですね。青蔵鉄道の青海湖のつもりですが、スケールが小さいw

紙粘土で湖底を製作

では、土台となっているスタイロフォームに切れ目を入れるのは、けっこう勇気がいりますが、作業開始。
ベニヤ板に直接レールを敷設せず、スタイロを敷くのは、騒音対策などもありますが、線路より標高の低い地形を作る場合、便利だからです。
カッターナイフで、深さ3cmほど掘りました。

そして、100均で仕入れた紙粘土が登場。

真っ白い湖底が出来上がりました。

しかし、この紙粘土。
乾燥して固まるにつれ、凝縮していきます。
岸辺との境に隙間ができてしまったので、TOMIXのシーナリープラスターで埋めます。
湖底をもう少し浅く掘って、シーナリープラスターだけで作ったほうが良かったかも。

湖面(湖底)の塗装は難しい・・

ところで、湖底の塗装には苦労しました。

青をベースとしたいろんな塗料を試すんですが、うまく決まらない・・
何回も、塗りなおしました(^_^)

最終的には妥協しましたが、とりあえず、こんな感じにまとめます。

湖岸には砂を敷き詰め、いよいよ、湖水の表現ですね。
しかし、湖というより公園の池のようだ・・これは、センスの問題ですw

「モデリングウオーター」の扱いに苦労する?

さて、ジオラマの表現の象徴ともいえる「水」。
水の表現は、いろんな方法があるようなんですが、初体験の私は、2液を混ぜたり、熱を加えたり、とかが不要で、ただ流し込むだけで表現できるという「モデリングウオーター」をチョイスしました。
1本1,235円と値段は張りますが、4本を用意して臨戦態勢。

流し込みます。
湖面のエッジには、もれないように、ガムテープをあててます。

なかなか楽しい作業ですが、けっこう量を使います。
4本使うつもりはなかったんですが、結果的にすべて使い切りました。

流し込み終わったら、つまようじで気泡をつぶします。

ところで、2本目を流し終わったあとで、塗装をしています。
塗装後、あらためて2本流し込んでいます。
すなわち、サンドイッチの形にするわけですが、実は、この塗装を数分放置したおかげで、散々な目にあいました。
「モデリングウオーター」は、色を付けられるんですが、色を塗ってすぐに、上から流し込まないと、塗装面がパリパリになってしまうらしいんです。
シンナーを使って、一生懸命色を落とし、再度色を塗りました。

何とか最後までたどりつき、固まるまで、ホコリから守ります。

完全には固まらない?「モデリングウオーター」

さて、画像では、一応の完成をみた「モデリングウオーター」の湖。

これが、なかなか固まらないんです。
これが製品の仕様なんでしょうが、ゼリー状ではなく、プラスチックのような仕上がりを期待していた私にとっては誤算。
2週間ほどたっても、ベタベタのまま。
さわれば、思いっきり指紋が付きます。

ベタベタということは、ほこりもつきやすい。

4本もつぎこんだのに、失敗しちゃったかな・・

なので、普段は、ほこりをかぶらないように、フタをしています(^_^)

まあ、でも、鏡面のように景色を映りこむので、よしとしましょう。

累計投資額
今回は、水表現としてのモデリングウォーターを購入しました。
| レール | 10,890円 |
| ベニヤ板2枚 | 1,496円 |
| 角材8本 | 1,881円 |
| スタイロフォーム4枚 | 5,764円 |
| パイプ(ジョイント含む) | 2,756円 |
| キャスター | 3,353円 |
| 電動ドリル | 4,059円 |
| のこぎり | 1,100円 |
| 木工用ボンド | 1,200円 |
| 100均(コルクシートなど) | 1,000円 |
| ストラクチャー類(トンネル、牧場等) | 2,072円 |
| 塗料類(情景テクスチャーペイント含む) | 8,766円 |
| パウダー、ターフ各種、バラスト各種 | 8,400円 |
| 水表現(モデリングウォーター4本) | 4,940円 |
| パワーパック(ACアダプター含む) | 4,473円 |
| EF57型機関車 | 12,000円 |
| 「急行音頭」客車8両セット | 18,000円 |
| 合計 | 94,905円 |
車両も含めた工事費通算は94,905円になりました。
10万円の予算で開始した工事も、ジオラマ片面だけで予算に届きそうです。
でも、片面だけでも、向こう側は見えないわけですから、完成したも同然。
次回は、バーカウンターでも設置して、第一幕の完成としましょう。
追記:モデリングウオーター硬化半年後

モデリングウオーターで湖を表現してから半年経過したので、レポートです。
まず、ほこりが付きやすいという予想は完全にはまって、鑑賞していないときはなにかかぶせていないと、ほこりで真っ白になります。
でも、それは、どんな溶剤を使って水を表現したとしても、起こりえると思います。
ではメンテナンスはどうかというと、上の写真のように、ガムテープかなにかでペタペタやれば、簡単にほこりが取れて、もとの鏡面に戻ります。
というわけで、なんだかんだで気に入っています(^^)
こちらの記事もどうぞ。
#12 「モデリングウオーター」で湖を表現・・失敗・・かな? (この記事です)