【小木 ⇒ 直江津】ジェットフォイル乗船記 上越妙高から帰宅【佐渡一人旅 #14】

3日間の佐渡の旅。

ゴールデンウイークの旅は、行きもそうですが、帰りの足の確保も重要で、しっかりと指定席をおさえておかないと悲惨なことになります。

急に思い立って企画した佐渡行きでしたが、帰りのコースはこんな感じに決めました。

  • 小木15:45 ⇒ 直江津17:00(ジェットフォイル)
  • 上越妙高20:10 ⇒ 東京22:12(はくたか576号)

直江津に着くのが17時であれば、もっと早い北陸新幹線をチョイスできそうですが、さすがにゴールデンウイーク最終日。どれも満席で、かろうじておさえたのがこれです。

連休中は、金沢あたりはけっこうな賑わいだったのかと推察します。

でも時間があるなら、上越妙高駅の駅前にスパがあるみたいなので、汗を流してから新幹線に乗り込むのもよいでしょう。

佐渡汽船 小木港でのひととき

さて、出航までしばし時間があるので、コンコースの中を散歩。

お食事処のメニューがパッとしなかったので、「佐渡みかん餅」というものを食べることに。

オーダーしてから焼くので、けっこう美味しい。

餅の上にみかんのペーストをのせて食べるのは初めてでした(^^)

そして、カフェオレでも飲みながらいっぷくします。

ふと、腰かけてるベンチをみると、こんな文字が。

私も、これに倣って3日間の佐渡旅を回想することに。

2022年5月 佐渡一人旅の回想

まずは、行程から。

  • 多客期でも島なら供給に限界があるからそんなに混まないだろうという計算は目論見通り。ほんとに、ゴールデンウイークに旅してるって気がしなかった。
  • 路線バスの旅は楽しかった。しかし、観光客はほとんど利用してなかったな。存続大丈夫かな・・
  • 冬にも来てみたい。今度はとんでもなく寒いときに来よう。
  • 両津や相川の夜の町の様子も見てみたかった。冬にはそこで地酒でも楽しみたい。
  • 佐渡金山が世界遺産登録になったら島の様子は変わるのだろうか。船便しかない世界遺産か。
  • 「住吉温泉 寿月館」での2泊は長屋にでも住みついた感じで楽しかった。

楽しかった記憶が走馬灯のようによみがえります。

 

出航時刻が近づいて乗船口のある2階へ。

ベンチに座って、もうしばらく待ちます。

こうしてみると、佐渡ヶ島は特徴的な形をしてます。

直江津からの船が到着したみたいです。

あの乗船客は、佐渡に住んでいて、連休中に本土に遊びに行っていた人たちだね。

乗るべき船の名前は「ぎんが」。

佐渡へ渡るときは、新潟港から両津港でした。

その時の船はフェリー。すなわちクルマも積みこめる大型船です。

いっぽうで、これから乗る船は「ジェットフォイル」。

出典:佐渡汽船HPより

佐渡汽船のHPによると、通称「速い!揺れない!海の飛行機」。

すなわり、船体を海面に浮上させることで、3.5mの荒波でも時速80kmで運航することができる、まさに海面の上を飛び跳ねる船なんです。

ジェットフォイルに乗るのは初めてですが、船が海面を飛ぶというのはどんな乗り心地であるのか楽しみです。

ジェットフォイル「ぎんが」乗船体験

アナウンスが鳴って、乗り込みます。

行きのフェリーは、乗船客でひしめいてましたが、ガランとした乗船。

それもそのはずで、ジェットフォイルは全席指定。

席を確保するために急ぐ必要などないわけです。

しかも、乗船中はシートベルトをつけ、基本的には歩き回れません。

当然、デッキにも行けない。

まさに飛行機のような感覚で、船旅を楽しみたいのなら、自由に歩き回れる一般的なフェリーのほうがいいかな。

私は、席を指定する段階で、窓際の席をおさえましたが、じゃまな障害物がw

出航して、船が外洋に出ると、一気にスピードを上げました。

時速80キロまで出ると案内にはありましたが、70キロ前後で走るようでした。

でも、たしかにほとんど揺れません。

とはいうものの、少しは揺れます。

それも、電車やバスのような小刻みな揺れではなく、時間差攻撃を仕掛けられるような揺れなので、相性が合わない人もいるかも。

私も、カーペットで寝られるフェリーのほうがいいかな(^^)

座っているだけなので手持無沙汰。

少しまどろむと、ジェットフォイルは速度を落とし直江津港に到着です。

ジェットフォイルには、クルマは積めません。

だから乗船客は、なにかしらの交通機関で港を出ていくはずですが・・

事前に調べても、よくわかりませんでした。

ターミナルまで来ると、ジェットフォイルの到着に合わせて、バスが運転されてました。

これが、JRの直江津駅、または上越妙高駅まで運んでくれます。

上越妙高駅の「釜ぶたの湯」&駅弁で旅の終わり

では、このバスで、北陸新幹線・上越妙高駅まで送ってもらいましょう。

上越妙高まで30分くらい。新幹線の時間まで、あと3時間近くあるので、全然余裕です。

 

直江津の町は、通過したことはあっても、町を眺めるのは初めて。

こんな看板で上杉謙信や直江兼続の町なんだな、と知ります。

バスは快調にバイパスを走り、

立派な上越妙高駅に着きました。

では、バス降り場とは反対側ですが、スパにでも入って、汗を流してから新幹線で帰るとしましょう。

駅からすぐのところにある「釜ぶたの湯」です。

料金がいくらだったか忘れましたが、ちゃんと天然温泉で、サウナもありました。

駅に近いので、新幹線に乗る前のよいくつろぎになるのではないでしょうか。

そして、コーヒー牛乳でのどを潤します。なんとなくノスタルジックな気分。

湯から上がると、ちょうど陽が沈む時分でした。

新幹線の時間まで、あと1時間くらい。

どこかで夕食をと思いましたが、せっかく駅にいるのですから駅弁と洒落こみましょう。

駅弁コーナーに並んでた駅弁で、もっとも豪華で高いものを選びました。

「二大将軍弁当」。値段は1,600円でした。たしかに贅沢だ(^^)

2大将軍とは、誰のことかな・・と思ったら、この駅弁は過去に「駅弁大将軍大会」で2度優勝してるので、それにちなんだようです。

左側が「鱈めし」。右側が「さけめし」。まんなかにお漬物。

量は多くはないですが、豪華です。鱈の甘露煮は小骨がありましたが、そのまま飲み込めてしまう柔らかさです。

豪華な駅弁で大満足。

酒が飲みたくなって、八海山でほろ酔い気分です。

今日の広島vs巨人は、広島が完封勝ちしたことを知って、ますます酒が旨い!(^^)!

のんびりとyoutubeで試合経過を楽しみます。

スパとサウナ、そして豪華な駅弁での空白の2時間が過ぎて、はくたか576号に乗り込みました。

今年は、けっこうなペースで国内旅行に出かけてます。

外国人観光客が来る前に、というのもありますが、日本の旅の良さを今さらながら再確認できたというとこかもしれません。

国内にも、まだまだ行ったことのない場所がたくさんあります。

旅が趣味というのは、楽しみが無限に広がることなんだな、そう思いながら、グリーン車のシートを倒しました。