【新潟 ⇒ 両津】佐渡汽船「ときわ丸」乗船記【佐渡一人旅 #2】

佐渡汽船ターミナル。ようやく乗船開始です。

ゴールデンウイーク初日。「ときわ丸」は、ほぼ満席1,500人の旅人を飲み込みはじめました。

3月に対馬に渡って以来の船旅。

対馬の比田勝に行ったときの乗船客は20人程度。その70倍以上の乗船客と並んでの乗船です。

ゴールデンウイーク等多客期の島旅について

今回、一週間前に思いたったので、佐渡の宿泊施設は完全に満員状態でした。

楽天トラベルで確保できたのが、島で最後の一室。

船も軒並み満員御礼のところ、12:35出航の「ときわ丸」の1等じゅうたん席をなんとかゲット。

3年ぶりの「制限なし」ゴールデンウイークなのだから当然といえば当然です。

 

ところで、私がゴールデンウイークに国内を一人で旅するのは、それこそ20年以上ぶり。

理由はもちろん必要以上に混むからで、一人旅愛好家が、わざわざ好き好んで多客期にのこのこ出かける必要があるのか。

人様が大勢移動する中で、同じように行動するのは、私自身のポリシーにも反する。

ところが、思うところがあったので、ちょっと記しておきます。

 

2019年5月、つまりコロナ禍になる前のゴールデンウイーク。

佐渡の5月1か月間の宿泊者数は、のべ4.4万人(佐渡観光交流機構より)であった。

それに対し、たとえばTDL(ランドのみ)の平日の1日の平均入園者数は5万人である。

比較対象に、まったく釣り合いがとれてないが、なにが言いたいのかというと、島というのは宿泊施設も渡航ルートも、供給量が限られている。

すなわち、どんなに観光客を呼び込みたくても、最大キャパを超えた受入れはできない。

佐渡汽船のフェリーが定員1,500人で1日5便。

ジェットフォイルが定員250人で1日5便。

計10便が、満員の乗船客を運んでいったとしても、8,750人である。

つまり、1日あたりの佐渡の観光客は、これ以上増えようがない。

この数字は、TDLの1日の入園者数の5分の1から6分の1だ。

ゴールデンウイークというと、誰しも思い浮かべるのが高速道路の交通渋滞だろう。

20㎞や30㎞の渋滞なんて聞くとドライバーがかわいそうになるし、行楽地はさぞ観光客でごった返しているように感じてしまう。

しかし、島というのは前述のように、そもそも収容量に限界がある。

一般の方が想像するような、混雑にはならないのではないか。

 

私も、予約した当初、こんなに苦労して確保したけど「失敗したかな」と後悔。

世界遺産候補の佐渡金山なんか、順番待ちで入れたものじゃないのではないか・・・

でも、少々頭を働かせれば、前述のような計算も成り立つ。

机上の空論かもしれないが、これを実地検証するのが、今回の旅の楽しみでもあります。

さすがの1等室 ゆったりとしたカーペット

さて、いくら席を予約していても、早めに乗り込みたくなる貧乏性な私。

1等室はイス席とカーペットに分かれていて、私の部屋はカーペットの3号室。

禁煙は当然としても、禁酒です。飲んでから乗船するのもヤバいのかな・・

3時間前に「ぽんしゅ館」で唎酒をごちそうになってますが・・

おお、さすが1等室という感じですね。

ただの雑魚寝ではありません。ちゃんと敷布団が用意されています。

佐渡まで2時間半は長くないにしても、これは快適そうです。

ところで、意味もなく一番乗り。

席は指定されているんだから、わざわざ並ぶ必要もなかったですね。

「ときわ丸」船内の様子

まだ出航まで時間があるので、船内を見学します。

4階の1等室を出て、デッキを見下ろすと、続々と乗船客が乗り込んできてました。

「ときわ丸」の総トン数は5,380トン。

先日の対馬の「うみてらし」の5倍。関釜フェリー「ソンヒ号」の3分の1といったところ。

「ときわ丸」の船内は、パンフレットが配布されてました。

では、まずフロントのある3階を見学しますか。

フロントから奥へはいると、すぐにスナックコーナーがありました。

出航前から、みなさん並んでもう食べてます。昼食時間帯ですからね。

でも、いろいろ、メニューありますね。空いたころ、食べに来ようかな。

その奥が「売店」。

これまた、いろんなものを売ってます。

「お酒」も売ってるけど、「禁酒席」では注意せねば。

その奥が「ゲームコーナー」。

揺れる船上でのUFOキャッチャーはどのくらいハードル上がるんだろう?

船の最後尾には、「イベントプラザ」なる広場があって、

甲板にも出られました。

そして反対側には、2等のカーペットとイス席があります。

4階に上がってみます。

4階は1等室と2等室で構成されてますが、面積の大半を占めるのは2等室。

1等室と2等室の料金差は約2,000円。指定席代ってとこでしょうか。

2時間半の旅なら、カーペットに寝っ転がってれば、あっという間ですからね。

2等室の両サイドには、日本海を眺められるテラス席。

こりゃ、いい席ですね。

自販機コーナーは、いたるところにあります。

最後に、特等室でものぞいてみますか。

ところが、特等室はチケットを持ってる人しか入れません(当たり前だw)

代わりに、こちらが「展望ラウンジ」。

そして、こちらが1等イス席です。

新潟港を出港 両津港まで2時間半の船旅

いよいよ出航です。岸壁から船が離れていくシーン。何度経験しても感動します。

ひときわ高いビルは「朱鷺メッセ」。新潟市民の文化センターのよう。

昨日まで雨模様が、晴れ上がって本当によかったね。

「ときわ丸」は、しばらく褐色の信濃川をかきわけて進みます。

海鳥がたくさん飛んでいます。

信濃川の河口が見えてきました。

内陸の川と外洋のコントラストが神秘的です。

そして外洋の先には、見えました。「佐渡ヶ島」です。

手前がアマゾン川。向こうが大西洋。そして島影はマラジョー島、と言ったら、信じる人いるだろうか(^^)

いよいよ淡水と海水がまじりあいます。

信濃川が日本海の注ぐ水量は日本一。猪苗代湖の4杯分。

それが、緑色の日本海に溶け込んでいきます。

あらためて、海の包容力を感じる、美しき自然現象でした。

でも、そんなことに感動してるのは、満員の乗船客の中で私だけ!(^^)!

晴れているとはいっても、5月の日本海の海風は冷たいです。

私も、部屋に戻って、少しまどろみます。ちなみに船は全然揺れません。

近づいてきた「佐渡ヶ島」

少し眠って目を開けると、佐渡ヶ島の島影が大きくなっている。

本日の予定は、両津港に着いたら、そのまま両津の町を歩き、少し歩いた「住吉温泉」というところに投宿します。

昼食食べてるヒマないな、と計算し、この船ですますことに。

さすがに、売り切れの品ばかり。

でも、とても美味しい「かき揚げそば」でした。

降りるしたくをして、ふたたび甲板に。

あれが「佐渡ヶ島」。古事記にも記載される、イザナキとイザナミの国生みにより7番目に生まれた島。

面積としても、北方領土を除けば、沖縄本島に次いで広い島です。

人口は5.1万人(令和2年)。先日渡航した対馬の倍の人口。

面積が854㎢なので、1㎢あたりの人口密度は約60人。

これは、北海道と同じくらいの人口密度。

簡単に、そんな予習をしておきます。

「佐渡ヶ島」に到着

さて、「ときわ丸」は無事に佐渡・両津港に到着です。

2時間半の快適な船旅でした。

佐渡金山が世界遺産登録されたら、さぞかしインバウンド需要も増えることでしょう。

私をここまで運んでくれた「ときわ丸」。

今日は、このあと、両津と新潟の間をもう一往復する仕事が残ってるよね。

両津港に帰ってくるのは22時。お疲れ様です。

さて、未知の島「佐渡ヶ島」に上陸です。両津の町に参りましょうか。

今回のゴールデンウイーク2泊3日佐渡一人旅の全行程はこちらです。

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