ベトナム(クチトンネル・ホイアン・フエ他)弾丸一人旅の費用・治安などのまとめ

2017年、日並びのよかったゴールデンウイーク。この5連休を使って、ベトナムを旅してきました。

近年とみに話題となるベトナム経済の発展。わずかな時間の弾丸旅行でもそれは感じましたが、まだまだ古きよきアジアならではの生活が見られ、どこか少し以前の日本国内を旅している気分にもなりました。

正味4日間に、現地ツアーあり、世界遺産めぐりあり、リゾートビーチでの休息あり、鉄道の旅あり、レンタサイクルでの町めぐりありと、いつも通り詰め込み型弾丸旅行ですが、同方面への一人旅を企画されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてみてください。

ゴールデンウイークを利用したベトナム弾丸旅行 全行程

今回の旅の全行程がこちらです。時系列にリンクを貼ってありますので、読みたいところからどうぞ。

日付

午前

午後
5/2(火)  

羽田1:25(25:25)発

⇒ ホーチミン5:15着

ゴールデンウイーク前夜の旅立ち

5/3(水)

クチ・トンネルツアー(前編)

クチ・トンネルへ

クチ・トンネルツアー(後編)

メコンデルタクルーズ

5/4(木)

ホーチミン ⇒ ダナン

LCCジェットスターでダナンへ

五行山への登頂

ホイアン観光

ホイアン旧市街めぐり

南シナ海のサンセット

5/5(金)

ダナン ⇒ フエ

ベトナム統一鉄道搭乗記

フエ観光

雨上がりのフエの町

古都フエの王宮

5/6(土)

フエ観光

レンタサイクルで郊外へ

カイディン帝陵散策

フエ ⇒ ハノイ ⇒ 成田

ベトジェット&JALで帰国

正味4日間の割には、かなり効率的に回れたと思ってます。

欲をいえば、

  • ホーチミンの夜をもっと堪能したかった。
  • ダナンでなく、ホイアンで泊まれば、ライトアップされたホイアン旧市街の様子を見学できた。
  • 帰国便を翌日の昼ごろにすれば、ハノイの街を瞥見できた。

こんなところでしょうが、欲をいえばキリがありません。これで十分満足しています。

ベトナム往復のフライトスケジュール

  航空会社 便名 フライト

往き

JAL JL79

羽田1:25 ⇒ ホーチミン5:15

帰り

JAL JL752

ハノイ0:05 ⇒ 成田7:10

「夜行バスで、京都に行ってきます!」みたいなフライトスケジュールです。

これで、ゴールデンウイークにもかかわらず、サーチャージ込みで78,000円。

JALさん、利益出てますか(笑)

旅費・ホテル代など

さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2017年5月のレートで計算)

用途

利用区間など

費用

飛行機(JAL)

羽田 ⇒ ホーチミン

ハノイ ⇒ 成田

78,000円

飛行機(ジェットスター) ホーチミン ⇒ ダナン 5,300円
飛行機(ベトジェット) フエ ⇒ ハノイ 5,800円
列車 ダナン ⇒ フエ 400円
ホテル ホーチミン:ラベンダー セントラル 4,700円
ホテル ダナン:チューホテル 3,500円
ホテル フエ:アジアホテル 4,000円
現地ツアー クチ・トンネル ~ メコンデルタクルーズ 14,000円

しめて、合計115,700円です。ゴールデンウイークとしては、うまくおさまったんじゃないですかね。

でも、見てください。飛行機、列車、ホテル代の安さを!

列車なんてタダみたいなもんだし、ホテルだって、いわゆる安宿ではないですよ。ちゃんとエアコンもガンガン効いて、シャワーもちゃんと出て、バーまで設営されているホテルです。

バーといえば、お酒も安かったな。ほんといい国です、ベトナム。

現地ツアーは、「ベルトラ」で予約しました。14,000円となっているのは、1名で参加しているから。2名以上なら、7,000円になります。1人旅はこういうとき、厳しい・・

クチ・トンネルの現地ツアーについて

私の娘の世代は、ベトナムで近年戦争が行われていたことなど、学校で習わない限り知る由もありません。

その戦火真っ只中であった南ベトナム解放民族戦線の本拠地であったのが、「クチ」です。

ホーチミンからクチへは、そう遠くはないのですが、公共交通機関で行くのはなかなか難しいらしいので、日本から「ベルトラ」を通じて予約しておきました。

 

うっそうとしたジャングルの中に、忽然と現れるトンネル。そして、アメリカ兵を捕らえるための槍の仕掛け。とても人道的とはいえない光景に、眺めていて、ほんとうに怖くなりました。

人生初の体験となった射撃も楽しかったですが、ベトナム料理のランチに、メコン川クルーズと、盛りだくさんで、ツアーに参加してほんとによかったです。

私は、日本から予約して行きましたが、たぶん現地でも、ホテルに頼めば組んでくれるでしょう。そのほうが、かなり安くあがると思います。

気候など

5月のベトナムは蒸し暑いです(笑)。もう、ハンパないくらい。

借りた自転車をこいでいるうちは風が当たっていいんですが、止まると汗がダラダラ。

暑さに弱い方は、休み休み観光したほうがいいと思います。

食事など

これは、賛否両論があるかもしれません。とにかく、あらゆるものに果物が入っているので、なんか妙な味がします(笑)。

なにも、ケバブやサンドイッチに、パイナップルとかはさまなくていいのに。

ちなみに、フエは、欧米の観光客用のレストランやバーが盛大にありました。

現地のローカル料理を味わうのもいいけど、日ごろ食べなれたメニューを肴に、お酒を飲むのもいいな、と思いました。

スコッチのダブルが300円でしたから、ガンガンいっちゃいましたけどね。

治安など

ダナン、ホイアン、フエのような世界遺産観光地では、まったく治安の悪さは感じませんし、ふつうにタクシーも乗れます。

ところが、ホーチミンときたら・・・

あんなに激しかったぼったくりタクシーは、うまれて初めての経験でした(笑)

「地球の歩き方」にも書かれていたので、十分に用心してのぞんだつもりでしたが、見事にやられました。

まあ、このあたりは新興国共通の注意事項ですね。

まとめ

冒頭にも書きましたが、現地ツアーに、旧市街めぐり、世界遺産めぐり、列車の旅、リゾート気分も味わって、レンタサイクルも楽しむという、充実の4日間でした。

ダナンが、あんなに発展しているとも思いませんでしたし、日本からの直行便も就航したらしいので、これからますます発展するでしょう。

でも、今回、もっとも思い出に残ったのは、ダナンからフエまでの列車の移動と、自転車で走り回ったフエの町。

ベトナム統一鉄道は、ベトナムの生活の足。まったく飾ることなく、愚直に南北を結び、毎日ベトナム人を乗せてるんだ、ということを肌で感じました。

ベトナム高速鉄道の建設計画が発表されていますが、高速鉄道はベトナムには似合わない。

ハノイからホーチミンまで30時間以上かけて移動するのも、いいもんじゃないですか。

また、外国で自転車に乗るのは3度目ですが、こんなに市民との距離が近いサイクリングはなかなか経験できません。

まさに自転車のハンドルが触れ合わんばかりの生活スタイルですから。

フエには、外国人がたくさんいましたが、なかには長期滞留している観光客もいたことでしょう。

フエは、そんな気分にさせてくれる町です。時間が許すならば、フエだけで3泊くらいしてもいいと思いますね。おススメな町です。