ぼったくりタクシー騒ぎで、ベトナム到着早々のハプニングでしたが、気を取り直して出かけましょう。
ホーチミン 朝の風景
今日は、ほぼ丸一日、ツアーに参加する日程。
午前中は、ベトナム戦争激戦地であったクチのトンネル見学、そして午後は、メコン川のデルタ地帯のクルーズです。
ちなみに、ホテルは「ラベンダー セントラルホテル」。
ホーチミン最大の市場ベンタン市場のすぐ近くにあり、めざすツアーの集合場所は、ホーチミンのバックパッカーエリアとして知られるデタム通り沿いにあります。
ベンタン市場からデタム通りまでは、歩いてすぐの距離です。

では、ツアーの集合場所に行きましょう。

途中、9月23日公園という名の公園を突っ切ります。


おお、これはすごい。
バイク王国とは聞いてましたが、これほどとは。バンコクを思い出しますね。

これは、眺めているだけでも面白い。これがホーチミンの朝の風景。

デタム通りにたどり着きました。
まだ、朝7時前ですが、気温は何度なのかな。ねっとりと熱気が絡みつきます。

ツアー会社にたどり着きました。
ツアー会社のオフィスで、また少し休憩。従業員の皆さん、とても親切です。

クチ・トンネルツアー 出発
運転手とガイドさんがやってきて出発です。
今日のツアー参加者は8人。まだ私一人ですが、これからホテルを回って拾っていくとのこと。
クチまでは、1時間半くらいかかるとのこと。
クチは、ベトナム戦争当時、解放戦線の拠点が置かれ、アメリカ軍にとって難攻不落の場所だったそうで、解放勢力が手で掘ったトンネルが今も残っているそうです。
ちょっと興味を感じたので、このツアーに参加した次第です。
それに、午後はメコン川クルーズも含まれてるし、一人で手配すると、1日ではすまない可能性もある。弾丸旅行者は、現地ツアーを積極的に使ったほうが、効率がいいと思います。
料金も80ドルと、1人参加の割にはそんなに高くなかったので。

日本が、なにか経済協力でもしたのでしょうか。

クルマの中から見るバイク集団の勢いも、これまたすごい。


ガイドさん曰く、バイクの数はタイに次いで多いとのこと。
シグナルグランプリでもやるのかって感じだね。

ホーチミンの郊外に出ると、なにかの建物の前で停まりました。

枯葉剤被害者の方たちの漆細工
ここは、漆細工を主としたお土産屋さん。
そして、作っているのは、ベトナム戦争時、あの枯葉剤で被害を受けた人たち。
神妙な面持ちで見学させてもらいます。

写真はダメとのことでしたが、頼んで1枚だけ撮らせてもらいました。

ささやかではありますが、購入しました。
それにしても、おそろしい化学兵器の現実。
そういえば、化学兵器を使ったとして、アメリカはシリアに空爆してましたが・・・

クチ・トンネルに到着
さて、その工場を後にし、およそ40分。クチ・トンネルに到着しました。
このトンネルは、ベンディン地下トンネルと呼びます。

中に入っていきます。

ツアー参加者のしるし。ぺトラ遺跡ツアーを思い出しました。


虫よけスプレーがあるとよい、と言われた意味がわかりました(笑)
虫が大量に飛んでいます。
それにしても、すごい蒸し暑さです。

アメリカ軍が落とした爆弾とのこと。

その穴。当時のままなのでしょうか。

トンネルの入り口の一つです。小さいとは聞いてましたが、ほんとに小さい。

フタを閉めると、ほんとに何もなかったかのよう。こりゃ、たしかに、すごいカムフラージュだわ。

ツアー客の中にはチャレンジする人も。私はやめておきました。
思いっきり、シャツが汚れそう・・

身の毛もよだつ数々の穴
様々なトラップ。これで、アメリカ兵を生け捕りにしたそうです。

身の毛もよだつ光景。

次々に現れる、トンネルの入り口。ほんとに狭いですが、その方が見つからないし、爆弾に対する耐性も強かったらしいです。

しかし、こんなトンネルの中に入って、砲撃をかわすなんて、どんな気持ちだったことでしょう。
ガイドさんが、とてもうまい日本語で説明してくれるのでわかりやすい。


一瞬本物かと思いましたが、当時の生活の様子を模した人形です。


女性兵士も命がけで戦っていたのでしょう。平和は尊いものです。

銃によってあいた戦車の穴。

様々なトラップ。

よく考えられてるものです。しかし、怖い・・・

爆弾製造の過程を、人形の動きで見ることができます。
過酷な任務だったことでしょう。



トンネルエリアの一番はじまで来たようですね。

生まれて初めての射撃体験
ここには、射撃場があるそうです。
そういえば、ここに来てから、ドカンドカンと音がしていたのは、この音だったんだ。
10発で500,000ドン(約2,500円)とのこと。
いやいや、せっかくなので撃たせてもらいますか・・勝手にワクワク(^.^)

うわー、本物の銃!
無造作に実弾を装填する兵士から、いろいろ手ほどきを受けます。
そして、耳あてを装着。

心臓が高鳴ります(笑) 当然、生まれてはじめての実射体験です。

結果は、10発ぜんぶハズレ(#^^#)
残り5発くらいから、けっこう真剣モードになりましたが、気合入れたって、当たるもんじゃないですよね(笑)
西部警察の団長になった気分。
いい思い出になりました。

ガイドさんに、全弾ハズレをからかわれながら、ライス・ペーパーハウスへ。

文字通り、米から作る紙。

トカゲなんて、久しぶりに見ました。

トンネル通過実体験
今度は、ほんとにトンネルの中をくぐってみるようです。
ちなみに左にいる方が、今回のツアーのガイドさん。とても、わかりやすい説明で、親切な方でした。

比較的広い、とはいっても、腰はかがめたまま。これ、ぎっくり腰の人だったらヤバいんじゃない?
かなり狭いです。

実際、ほんとうに真っ暗です。

40mが、とてつもなく長く感じられて、ようやく外へ。
蒸し暑さも手伝って、一気に汗が吹き出しました。
こんなとこで、生活してたんだ・・・
トンネルの総延長は200kmにも及んだと聞きます。

ひと通り見学が終わって、ちょっと休憩。
蒸し暑さが体力を奪い、また睡眠不足も加わって、けっこう疲れました。

当時の人が、食べ続けていたというイモ。

それに、笹の葉のお茶をごちそうになりました。



クチ見学も終わりです。


いろいろ学ぶこともあったクチ・ツアーでした。
