夜更かしの大好きな私ですが、旅先では早く寝ます。
歩き回って疲れてるってのもあるだろうけど、ほぼ毎日早起きの日程。
とくに昨日は午前3時起きでしたから、20時を過ぎるころには、まぶたがくっつくようになって、ベッドに突っ伏して眠りました。
おかげで、今朝も5時過ぎには目が覚め、夜明けのビーチへ出てみました。
ちょっと触ってみた南シナ海はお湯のようです。
今日の日程は、この南シナ海を高みから見下ろすハイヴァン峠を列車で越えて、フエの街に臨みます。

ダナン駅前の風景
今日もいい天気になりそうなことに感謝しながら、ホテルに戻り朝食。
私の大好きなスクランブルエッグのブレックファスト。
活力がわいてきて、はしゃぎたくなるほど、うれしくなります(*^^)v

早起きして、マリンスポーツに出かける人たちかな。
このホテル、スタッフもみんな親切で最高でした。

ホテルを8時少し前に出発。タクシーを呼んでもらいました。
そのタクシーと、超接近して並走するオートバイの女性。男も女も、ふつうにバイクに乗るベトナム社会ですが、女性はみんなマスクをしています。ホコリ? 日焼け予防?

ほぼ1日ぶりに戻ってきた、ダナンのレイルウエイ・ステーション。


活気のある朝がはじまっています。
列車の時間まで少しあるので、駅前の散歩。

ベトナムのファーストフード屋さん?



私は、フランスパンの方がいいかなぁ。

どこもかしこもインフラ整備。そういえば、イランもそうでした。

ダナン駅でのひととき
さて、駅の中に入ります。
目指す列車は、8:41発のハノイ行き。
ハノイ着は、翌朝の3:30らしいですが、私はフエまで。
フエ到着は12:04。3時間ちょっとの旅です。

「~歩き方」を見ても、ベトナムの鉄道は優秀。ほとんど遅れたりしないそうです。
さて、どんな列車の旅になるでしょうか。

昨日お世話になったチケットオフィス。

列車を待つ人々。時間からいって、多分、みんな同じ列車を待っているんでしょう。
ベトナム統一鉄道、優秀だそうですが、列車の本数はそんなに多いわけではありません。

ベトナム語で何やらアナウンス。もうすぐ列車がきますよ、とでも言ったのでしょう。

向かって左側から列車が到着しました。
私の車両は8号車なので、左側に行けばいいらしいです。

ベトナム統一鉄道の旅 出発
車内は、けっこう盛況のよう。
降りる仕度してる人がいっぱい。到着時刻が手ごろだから、ここダナンで乗客は入れ替わるのかな。

ダナンは主要駅。そして、ここで列車の進行方向が変わります。
なので、停車時間が長いんでしょう。駅員さんが、車両を点検したり、給水したり。


外国のホームって、なんで低いのかな?
どう考えても、日本のように高くなってる方が乗降はラクなはず。

チケットを見せて乗り込みます。

冷房の効いたコンパートメント
車内に入ったとたん、心地よい冷気が体を包みました。
やっぱ、エアコン車両の方がいいよね。

私のベッドは14。この部屋のようです。

構造は、中国の1等寝台と同じだね。
ついさっきまで乗客がいたらしく、ビール缶などの残骸がチラホラ。

でも、他に乗客はいないみたいです。
フエまでの3時間20分の旅。わずか400円で、コンパートメント1室貸し切りです(*^^)v


読書灯も、電源もあります。設備は整ってますね。

ていうか、こんな快適なんだったら、フエといわず、もっと乗っていたい(笑)
ベトナム統一鉄道さん、御見それしましたって感じです。
飲み物を売りに来たので、冷えてることを確認してから買いました。
車内販売ではなく、駅の売店のお姉さんが売るために乗ってきたって感じ。停車時間は10分以上あります。

定刻にダナンを発車しました。フエまでのショートトリップ。

鉄道線路と人々の生活が近い。
このあたりは、台湾なんかを思い出しますね。


外はもううだるような暑さになってますが、コンパートメントの中は快適そのもの。

でも通路側の窓は、上側の一部が開くんですね。これは、シベリア鉄道の時もそうでした。
ダナンからフエまでは、その道中のほとんどがハイヴァン峠。南シナ海を進行方向右下に見下ろします。
つまり、窓の開く側が海側。こりゃラッキー!


生活のにおいを、直に感じます。


右窓に南シナ海が現れました。

ハイライト ハイヴァン峠越え
列車の速度が落ちて、登りはじめたな、という感じ。いよいよハイヴァン峠です。



こりゃ、絶景だね。

窓開けて、外を見てたら、車掌さんが通りかかって、エアコン車両だから窓を閉めてくれって。
そりゃ、そうだ。どうもすいません・・・

窓を通すと、こんな画像になってしまう。


でも、いい眺め。
やっぱり列車にしてよかった。道路は、この峠、トンネルで突っ切ってしまうそうです。


ハイナン島? いや、ハイナン島まで200キロ以上あるし、どこか別の島でしょう。



車掌さんに断って、絶景シーンの瞬間だけ、窓を開ける許可をもらいました。

ダナンで見た南シナ海とはちょっと違う。波がないからかな。



海を眺めていると、車内販売が、バナナとかマンゴウを売りに来ます。


海の色はグリーンだし、まぎれもなく絶景です!

日本でいえば、親不知海岸みたいなもんかな。
昔の人は、ここ通るの大変だったでしょう。この列車も、崖っぷち、ギリギリのとこを通ります。


さすがに、泳げないだろうな。
このハイヴァン峠、ハイは海でヴァンは雲とのこと。この峠を境に、気候も変わるらしい。

南沙諸島までどのくらいだろう。中国共産党のやりたい放題は、しばらく続くんでしょうね。


峠を越えた感じっぽいです。たぶんランコー村でしょう。


地図の上でも、たしかにハイヴァン峠越えたようです。

ランコー駅の風景
久しぶりに見る村。

ランコー村。「~歩き方」にも載ってるから、けっこうメジャーになりつつあるのかな。
列車をバックに記念撮影しています。

ランコー駅に到着。

みんな物売りたち。列車すれ違いのため、長く停車するようです。




後方の2等車エアコンなしの方が、ふつうに窓もあくし、乗客もいっぱい乗ってるから、そちらの方が商売繁盛するってもんでしょう。

さて、ランコー駅を発車して、フエまであと40キロぐらい。


水田が多くなっているような気がします。
ベトナムでは、温暖な気候を利用した二期作が当たり前とか。

水蒸気が垂れ込めてきています。


と思ったら、一気にスコールが。すごい迫力です。

フエ駅到着
フエの街に入ったようです。


そして、定刻12:04にフエに到着。
この列車、快適だったなあ。もっと乗っていたかった(笑)

乗る人も多い。

売店が、所狭しと、物を満載。


買う人がいるのかどうかは知りませんが、さすが観光都市。

幸いなことに、あれほど激しかった雨はあがっています。
まずは、予約しているホテルに向かうとしましょう。今日の午後の予定は、フエの旧市街巡りです。