早起きは三文の徳を実感。
ホーチミンから飛んできて、列車のチケットを確保し、海辺を散歩してもまだ午前9時半。
そして、30分ほど、ホテルの部屋でお昼寝(笑)
ほんとは、暑くなる前に行動した方がいいんだけどね。10時になって外に出ると、もう十分暑くなってました。
ピンク色のダナン大聖堂
さて、今日の予定は、ここダナンに近いホイアンという街に行って、朱印船貿易で栄えた世界遺産の旧市街を巡るのが主目的。
でも、時間はたっぷりあるので、途中、五行山(グーハイン・ソン)というところに寄ろうと思いました。
ダナンという街も五行山というところも、「地球の歩き方」を買って初めて知った地名。なにか、発見でもあるでしょうか。
五行山は、ホイアンへ行く通り道にあり、バスで30分ほど。
そのバス停はダナン大聖堂前を通るというので、タクシーで大聖堂まで行きました。
タクシーで、五行山まで直接行ってしまってもそれほど大した出費にはなりませんが、まあのんびり行きましょう。
ピンク色の鮮やかな外観。フランス統治時代に建てられたとのこと。
仏教国に忽然と現れるカトリック教会に、ちょっとびっくりしますが、キリスト教徒も国民の9%ほどはいるようです。
キリスト教の教会は、どの国も似たようなものですが、洞窟を模した礼拝堂もありました。
バスで五行山へ
軽く散歩して、暑さに耐えきれなくなってきました。
そろそろ、バスで五行山に向かうことにします。
バス停はすぐ見つかりましたが、待っている人に「グーハイン・ソン(五行山)?」と聞いても通じず。
なんと日本の方でした。いやあ、参った、参った、超ヘタな発音で行先をたずねるマヌケさ加減・・・
でも、言い訳じゃないけど、ベトナム人って、ほんと日本人によく似てます。
待つほどもなく来たバスは満員。
車掌さんに20,000ドン(100円)払って乗り込むと、持ち込まれた荷物の上に座れ、と言われました
勝手に人の荷物の上に座っていいのかな?
旅してて楽しいことの一つが、地元の人たちが使う交通機関に乗ること。
生活の様子が、ばっちりわかります。
ここダナンも、ホーチミンとまではいきませんが、激しい交通ラッシュ。
冷房はなく暑いです。
でも郊外に出ると、バスはスピードを上げ、窓から風が入ってきます。
よく見たら、フロントガラスに、ダナン-ホイアンと書かれていました。
車掌さんにお願いしておいたので、五行山に着いたら教えてくれました。
ここまで運んできてくれた黄色いバスにお別れ。
さて、どこへ行けばいいのでしょう。
どうやら、こっちらしい。
バスで来る人は少数派? 周りには、ほとんど人がいません。
仏像やさんが立ち並ぶ通りをテクテクと。
炎天下の五行山登頂
どうやら、ふもとに着いたようです。いやあ、しかし暑いな。
なにがあるのか知らずに来た五行山ですが、一応チケットを買います。
料金は40,000ドン(200円)。
五行山とは、五つの山から出来てるから。大理石でできていて、マーブルマウンテンとも呼ばれてるそうです。
数字の場所は、見どころかな。
さて、当然ですが、山登りになります。
いっきに汗が吹き出します。こうなることは覚悟してました(笑)
下っていく人たちがうらやましい。
休み休み登ります。日陰はけっこう涼しかったりします。
一応、あれが山の中腹かな。
そんなに高い山ではありませんが、暑いのでバテます。
子供のころ、意味も分からないまま、よく霊山に登らされましたが、そんなはるか彼方の記憶を思い出します。
展望台です。
えーと、あっちが、バス停の方角かな。
むちゃくちゃ暑いんだけど、建物の中とか、日陰に入ると涼しく感じる不思議。
峠の茶屋で一休み。
まだ、上があるんですか。
洞窟でした。「地球の歩き方」によると、1968年の米軍の爆撃であいた穴らしい。
こんな険しいところまで登って、信仰していたんですね。
欧米の人たちは、どんな感じにこういう風景を見ているんでしょう。
神秘的な雰囲気です。
ヘブンゲートですか。すごい名前。
さらに上り坂がきつくなります。こりゃ、休みながらでないと、ダメだ。
おおー、眼下に広がる南シナ海。標高は100mそこそこだけど、いちおう達成感。
一瞬、疲れを忘れさせてくれます。そして、暑いけど、涼しい風。
さて、下りますか。けっこうな急坂。気をつけないと。
休みながらふもとまで戻ってきました。やっぱり観光客はツアーで来るんだね。
路線バスなんぞで来た人は、何人ぐらいいるんだろう。
何しに来たのかよくわからなかった五行山でしたが、これも旅です(笑)
身体から噴き出る滝のような汗
常になにか飲んでないと、身が持ちません。