やっぱり、写真を愛する者ならフルサイズだよな。
でも、いきなりフルサイズを新品で調達するのは敷居が高いよな。
という思いのもと、中古で手に入れたCANON 6D。
早いもので、購入して約1年が経過。
その間、2万回以上シャッターを押し続けましたので、レポートしたいと思います。
CANON 6Dを手にしたメリット
フルサイズを使っているというステータス
いきなり、これがメリットですか、って感じですね(笑)
まあでも、カメラ好きなら、それなりに大きいモチベーションです。
旅先で現地ツアーなんかに参加すると、「6Dなんですね!」なんて、外国人からも声をかけられたりします。
手持ちの夜間撮影に強い
私は、旅先では少しでも多く歩き回るタイプなので、三脚は多用しないんですが、光を受けるセンサーが大きいメリットはそれなりに感じます。
たとえば、飛行機の中から見下ろす夜景など、APS-Cの70Dでは、シャッターが押せなかったものが、6Dなら撮れたなんてこともあります。
ところが、残念ながら、1年使用、2万回シャッターを押した経験上、メリットは上記のみ。
では、デメリットにいってみましょう。
デメリット
重い
6Dのボディが680g。
これは、デビュー当初はフルサイズ世界最軽量みたいにうたわれましたが、これに「シグマ24-105mm F4 DG OS HSM」885gを装着すると、1,565gです。
ダンベル持ってるんじゃないんだから、はっきり言って、腕が疲れる。
上の写真は、娘に持ってもらったのですが、数十秒で音を上げました(笑)
大きい
この大きさだと、うまくあうカメラバッグをさがすのが至難の業になります。
そして、デカイのが災いするのが、街歩き。
治安の悪い街では、非常によく目につくため、要注意。
それに、レストランなんかで素敵な料理を撮ろうにも、ちょっと勇気を要します。
正直、「重い&大きい」にいいことは一つもありません。
レンズが高い
「シグマ24-105mm F4 DG OS HSM」は新品で購入。94,000円しました。
ほとんど、これ1本で撮影してきましたが、超望遠レンズ、広角レンズを手に入れたいのに、いまだ手が出ず。
なぜなら、1本やはり10万円以上軽くするから。
周辺減光
一番デメリットを感じたのはこれ。
絞りを解放気味に撮影すると、四隅が暗くなります。
これがいい、という人もいるけど、私は嫌だ。
補正すればいいのかもしれませんが、レンズによってはできないし、大量に写真を撮る私にとって、1枚1枚のレタッチなんてとてもできない。
フルサイズの魅力は素人にはわかりにくい?
どうも、苦労している割には、実入りが少ないような気がしないでもない。
今回、三脚を立てて、夜明けの富士山を撮影する機会があったので、撮り比べをしてみました。
さて、この3枚。
場所は、すべて精進湖からみた富士山。
①CANON 6D ②CANON 70D ③iphone5sで撮った3枚ですが、どれがどれだかわかりますか?
正解は、
- CANON 70D
- CANON 6D
- iphone5s
の順です。
正直これにはショックです(笑)
素人目には、ほとんど変わらない。
まさか、超旧式のiphone5sにも並ばれるとは思いませんでした。
この写真を娘に見せたら、こともなげに「どれも同じじゃん」。
もちろん、撮影者の技術と、四つ切ぐらいに引き伸ばして現像すると、一目瞭然なのかもしれませんが、ブログに掲載する横幅800ピクセル程度では、ほんとに変わらないんですね。
ほんと、最近のスマホは、さらに性能がよくなっているので、一眼レフは、それこそ使いこなせるプロ用のみに集約されてしまうのかもしれません。
まとめ:結局カメラは使用局面と本人のこだわり
どのような撮影シーンが多いのか。
カメラ撮影に対して、どのようなこだわりがあるのか。
機種選びは、上記に尽きると思います。
私が直面する撮影シーンといえば、三脚撮影ではなく、常時肩から提げ、旅先で目にする日常を撮影していく。
これが95%です。
さらに、治安が悪そうだな、と感じたら、適宜バッグに仕舞う。
機動性を重視したほうがいいんでしょうね。
はっきり言って、6Dへのこだわりはフルサイズということだけ。
そのこだわりを持ち続けるのか、実用性を優先してASPCの70Dに再び戻るか。
今思うと、プロカメラマンじゃないんで、新品の6D‐MARKⅡなんて買わなくてよかったと思います。
それこそ、レンズを何本も買い込まなくてよかった。
この件については、もうしばらく悩んでみようと思ってます(^_^)