カタール航空で行くアゼルバイジャン2泊5日弾丸一人旅の費用・治安などのまとめ

第二のドバイとうわさされるカスピ海沿岸のバクー。

バクーはペルシャ語で「風の吹く町」。

そんなコーカサスの国の一つアゼルバイジャンを、それこそ風のように弾丸で旅してきました。

そんな2泊5日弾丸紀行をまとめてみましたので、同方面への旅を企画されている方がいらっしゃいましたら、ぜひ参考にしてみてください。

アゼルバイジャン弾丸旅行 全行程

カタール・ドーハの観光の時間がなくなって、すべてアゼルバイジャンの観光に充てられた3日間。

でも、結果的に、バクー郊外まで足を伸ばせたし、正解だったと思います。

それに、バクーは冬模様だったけど、ドーハは夏。季節が真逆の2都市をいっぺんに観光するというのは、はじめから無理があったかもしれません。

アゼルバイジャン往復のフライトスケジュール

  航空会社 便名 フライト 乗り継ぎ時間
往き

カタール航空

QR807

成田22:20 ⇒ ドーハ4:45

2時間

カタール航空

QR251

ドーハ6:45 ⇒ バクー10:50

 
帰り

カタール航空

QR254

バクー23:15 ⇒ ドーハ 翌1:05

2時間

カタール航空

QR806

ドーハ3:05 ⇒ 成田19:00

 

カタール航空は2度目の搭乗。

ドバイと並んで中東のハブ空港の地位を築き上げたカタール航空は、機体もクルーも機内食もドーハ空港も申し分なし。

スターアライアンスじゃないので、ANAのマイルが貯まらないのが玉に傷ですが、その代わりJALのマイルをもらいました。

バクー「ヘイダル・アリエフ国際空港」のおしゃれなラウンジ

プライオリティパスで利用可能なラウンジが、カタール航空のチェックインカウンターのすぐ右手にある「Salam Lounge」と、保安検査場通過後の「ビジネスクラスラウンジ」の2箇所にありました。

2箇所ともシャワーがなかったのが残念でしたが、エレガントな雰囲気で落ち着くことができ、お酒も豊富にありました。

空港そのものができたばかりなので、コンコースにユニークな仮眠エリアがあったり、斬新なスタイルな空港でした。

ドーハ「ハマド国際空港」のラウンジで浴びれるシャワー

帰りのフライトは10時間の長丁場。

やはり、シャワーを浴びてさっぱりしておきたいところですが、ハマド国際空港は、そのへんはバッチリ。

ただ、場所がちょっと迷いました。

このクマちゃんの奥、斜め右手に行くのですが、そのあとエスカレータではなくエレベータでしか行けない場所にあったので、少々戸惑いました。

あと、同じことを考える人間は多く、シャワーは順番待ち。2時間のトランジットでやきもきしましたが、清掃係の兄さんが、ちゃんと先客が抜けたのを教えに来てくれたり、サービスは良好です。

旅費・ホテル代など

さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2017年11月のレートで計算)

用途

利用区間など

費用

飛行機

(カタール航空)

成田 ⇒ ドーハ ⇒ バクー(往復)

85,800円

ホテル

バクー:ブリストルホテル(2泊)

8,700円

タクシー

バクー ⇔ ゴブスタン

5,200円

しめて、合計99,700円。きわどく10万円以内におさまりました。

カタール航空は、サービスは上級なのに値段がリーズナブルなのでおススメです。

気候・治安など

11月下旬のアゼルバイジャンの首都バクーは、大陸を思わせる寒さでした。特に、フレイムタワーのある高台は、カスピ海からの風がビュービュー吹いて、さすが風の町バクー、と思いました。

治安はどうなんでしょうか。

旧ソ連の国ですが、3日間歩き回った感じでは、特に悪いという気はしませんでした。それどころか、親切な人ばっかり。

旧市街で迷子になった私をホテルまで案内してくれた青年。

日本人の私を、せいいっぱいもてなそうとしてくれたホテルの女主人。

ゴブスタン遺跡までリーズナブルな価格で往復してくれたタクシーのおじさん。

アテシュギャーフで降りる私を誘導してくれたバスの運転手。

バスの中では、老人たちの代金をボックスに入れてあげていた少年。

たった3日間だったからこそ、いつまでも記憶に残る思い出です。

まとめ

下川さんなどの紀行家の方の書物では、旧ソ連、あるいは旧ソ連の延長として登場することの多かったアゼルバイジャン・バクー。

カスピ海の油田で、めざましい発展をしており、シルクロードとしての遺構を残す旧市街を歩けるのも時間の問題と、尻に火がつく思いで駆け巡ってきたバクー。

本来ならば、コーカサス3カ国まとめて旅するのが常道でしょうが、アゼルバイジャン1カ国だけでも行ってこれてよかったと思います。

旧市街の雰囲気は、まるで中世の城壁の中を歩いているようで、ムードたっぷり。そして旧市街を一歩出ると、ヨーロッパと見まがう町並みに、F1GPが「ヨーロッパグランプリ」と命名されたのもうなずけました。

それにしても、大陸の旅はいい。

ゴブスタンへのドライブや、アテシュギャーフへの路線バス。その車窓からは、ユーラシアを旅している実感のようなものがこみあげてきました。

これから、ますます発展するのだと思います。旧ソ連、あるいはコーカサスに興味がある方は、旧市街の面影が残っているうちに、訪れてみてはいかがでしょうか。

10万円で3日間の滞在、おススメです。