毎年、開催されるF1グランプリ。
だいたい年間20戦前後、各国を転戦しますが、この開催国に選ばれるのは大変なことです。
それに開催国になっても、集客がふるわないなど撤退を余儀なくされるケースも少なくありません。
最近では韓国やインドがそれに当たります。
そんな中、バクーで2年連続の開催。しかも、公道を閉鎖して競う市街地レース。
旧市街の城壁のすぐ横を、レーシングスピードで駆け抜ける映像。
間違いなく、アゼルバイジャンを訪れる動機の一つになりました。
市街地サーキットの上を歩く
さて、ホテルで休憩の後は、その旧市街を巡ってきます。
カメラバッグ1つの身軽なカッコになって、ホテルを出ます。
ホテル前の路地に並ぶ、数々の高級車。
これも、カスピ海油田がもたらしたのでしょうか。
さっき、ひたすらウロウロした広場。
ハードロックカフェ。なんかイスラム教の国とは思えないが。
でも、民族と宗教の融和はいいことです。
そして、このハードロックカフェの脇を数十m行くと、出ました!
バクー・シティ・サーキットのターン8から10。この狭さ・・・
映像ではこれ↓ そのままの舗装なのかな。ミュー低そう・・・
けっこう勾配あります。
ガードレールはレースに合わせて新設したのかな。城壁を壊されちゃったら大変だよね。
ターン8から11にかけて、徒歩で登りきりました。ちょっとした達成感(笑)
このターン11の目の前にある門がシェマハ門。
かつて、シルクロードのキャラバンサライが通っていたらしい。
建造は12~14世紀ころ。ここから、旧市街の中に入ってもいいんですが、もうしばらく、この城壁の外側に沿って歩いてみます。
サーキットコースを、下に下ります。
ちなみに一般車はレースとは逆方向の一方通行のようです。
けっこう交通量多いです。
そしてロード沿いにカスピ海方面へ。
ここはターン7からターン8にかけての短い直線。
街並みは、ヨーロッパといってもわからないぐらい。
そして、ここがターン7。おそらく、ここには時速200キロ以上で進入してくるでしょう。
私は、コーナーの奥からターン6に向かって撮影していますが、私の背後には、まったくランオフがありません。決死の突っ込みになるんでしょうか。
それにしても、F1のサーキットコースを歩くなんて初めての体験。
F1マシンになった気分です。十分に堪能させてもらいました(^^)v
この交差点のすぐ横に、小公園があります。
そして、そこに高々とそびえているのが、「乙女の塔」。世界遺産にも登録されています。
12世紀に建て直されたものですが、もとは拝火教寺院。
つまり、ゾロアスター教の寺院として、紀元前5世紀に建てられたらしいです。
旧市街から見える「火焔タワー」
乙女の塔のわきの小道から、旧市街に入りました。
入った瞬間は、旧市街というより、なにかのイベント会場。
あの小屋は、たぶん乙女の塔に入るためのチケット売り場。
今日は天気もいいので、今のうちに外を歩き回ってしまうことにして、乙女の塔は翌日以降に回します。
そして、西の方角をみると、目に入ったのが、「火焔タワー」。
今日は、やっぱりなにかのイベントがある日なんでしょう。
テレビカメラまで来ています。
「火焔タワー」が3本見えました。
アゼルバイジャンは「火の国」とも呼ばれ、炎をかたどったビルなんでしょうが、それにしてもすごい。
後ろを振り返れば、乙女の塔。
では、旧市街の奥のほうに入ってみます。
1本だけ見えると、ちょっといよう。ほんとは3本あるはずです。
ほんとにいい雰囲気。
そして、容赦なく入ってくる高級車。運転はおとなしめです。
この小道を登ってみます。
お土産選びも楽しみ。
最終日にじっくり選ぶとしますか。
ちょっと意外。
洗濯物を外に干しています。
この文化は、アジアというよりヨーロッパかな。
昨年のF1が、ヨーロッパグランプリと呼ばれた理由もわかるような気がします。
Old east hotel ですか。
地図をのぞきこんでいるみたい。旧市街は迷います。
旧市街にはネコもいます。
エルサレムやイスタンブールにもいたよなぁ・・・
城壁のはじまで出たようです。
あのモスクはなんだろう。
行ってみます。
ふり返ると、モスクにミナレットに、火焔タワー。
ようやく2本目も確認できました。3本あるはずなんだけど・・
ちなみに、このモスクは、この左側にある「シルヴァン・シャフ・ハーン宮殿」のモスクでしょう。
宮殿の中に入るのも後日としておきます。
下の公園まで下ります。
またまた、誰の像でしょう。
観光客も多いです。
今度は、城壁に沿って登ってみます。
一瞬途切れる人の波。
ふり返れば、またも火焔タワー。旧市街のどこからでも見えるのかな。
自撮り棒はどこでも普及しています。
カメラをさげて歩き回ってると、「とってくれ!」
「SNSに投稿していいか?」「いいよ!」とのこと。
カッコいい、アゼルバイジャン人。さっき、ホテルを探してくれた青年も、超カッコよかった。
しばらく、道端に腰かけて、道行く人たちを眺めます。
陽もかたむきはじめました。旧市街を出て、カスピ海沿岸にでも出てみるとします。
さっきの公園の近くまで来ると、大勢の子供たちが。
そして、引率の先生が「撮ってください」というので、撮ってあげました。
送ってあげられなくて残念。モニタに表示して、一人一人に見せてあげます。
最後に「マイ メモリー OK? SNS OK?」と聞くと、「ウエルカム!ウエルカム!」
イスラム圏は、撮られるのを嫌がると聞いてましたが、人によるのかな。
エジプトでも、多くの市民が「撮って~」といってきたし。
いずれにしろ、いい思い出になりました(^_^)
ここが、城壁からの出口。
出口の横にあった、レストラン。
楽しい旧市街めぐりでした。
もちろん、旧市街全部を歩いていません。
バクーには、2日半いますから、楽しみは後にとっておきます。
では、カスピ海に向かうとしましょう。