旧満州国 大連・旅順・ハルビン 真冬の2泊4日弾丸一人旅のまとめ

満州国と聞いて、感慨を抱く人はどのくらいいるでしょうか。

たぶん、このブログをご覧いただいている方には、そのような方はいない?と思われます。

満州国とは、満州事変に端を発し1932年から1945年までの間存在した日本の傀儡国家。

その傀儡国家が存在しているときに、物心ついていた人は、今では80歳以上の歳になっているので、次第に忘れ去られる存在なのだと思います。

でも、傀儡国家であっても、一時的に日本人が運営し、多くの日本人が住み着いたエリア。

その匂いが少しでも残っているうちに、旅したいな、とずっと思ってました。

残念ながら、もうそのような日本人町を思わせるような、町並みはなくなってしまってましたが、二〇三高地や旅順港など、日露戦争の激戦地を歩くことができ、またハルビンという中国であってどこかロシアを感じさせる異次元の町も見学できて、たった4日間の旅にしては充実したものになりました。

そんな旧満州国弾丸紀行をまとめてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。

旧満州国弾丸旅行 全行程

時系列にリンクを貼ってありますので、読みたいところからどうぞ。

日付 午前 午後
12/22(木)

羽田 ⇒ 大連

ANA便で関空経由大連へ

大連観光

大連の街歩き

12/23(金)

旅順観光

大連から旅順へ

旅順めぐり二〇三高地など

旅順観光

旅順口からの展望

寝台列車でハルビンへ

12/24(土)

ハルビン観光

-21度のハルビンの町

氷結した松花江を横断

ハルビン観光

ハルビンのクリスマス

12/25(日)

ハルビン西 ⇒ 大連

高速鉄道&ANAの帰国フライト

成田17:15着

4日の日程では限界でしたが、もう少し、大連と旅順は歩きたかったというのが本音です。

まあ、日本からも近いし、航空券も安いので、また行く機会もあるでしょう。

中国を旅していて、感心するのは、やはり鉄道網の機動力のよさ。

夜行列車から新幹線までなんでも揃ってますので、スケジュールがほんとにたてやすい。

そして、乗り心地もよく、料金も安い。

日本人には、中国の鉄道の評判は悪いかもしれませんが、一度乗ってみるとよいです。

考え方が少し変わるかもしれませんよ。

フライトスケジュール

  航空会社 便名 フライト 乗り継ぎ時間
往き ANA 93

羽田7:15 ⇒ 関空8:30

1時間50分

ANA

945

関空10:20 ⇒ 大連11:55

 
帰り

ANA

904

大連13:25 ⇒ 成田17:15

9時間15分

こんな、39,000円のANA便チケットがあったら、思わず予約しちゃいます(笑)

今回は、はじめて国内線から国際線へのトランジットを経験しましたが、関西国際空港では乗り遅れを覚悟しました。

ほんとグランドスタッフには迷惑かけましたが、あれはANAだったから、あそこまで手厚くサポートしてくれたんだと思います。

旅費・ホテル代など

さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2016年12月のレートで計算)

用途

利用区間など

費用

飛行機

(ANA)

羽田 ⇒ 関空 ⇒ 大連

大連 ⇒ 成田

39,000円

列車

大連 ⇒ ハルビン西

5,200円

列車

ハルビン西 ⇒ 大連北

12,300円

ホテル

大連:ホテル・ニッコー・大連

8,500円

ホテル

ハルビン:ホリディ・イン・ハルビン

14,000円
チャーター

旅順一周

9,600円

しめて、合計88,600円です。ちょっとホテルで贅沢しましたね。

ホテルをもっと落として、列車のランクも下げれば、7万円程度でおさまったはずです。

まあ、今年最後の旅ですし、たまには贅沢もいいでしょう。

気候・食べ物など

真冬の中国・東北地方は、さすがに寒かった。

大連でマイナス5度。ハルビンでマイナス21度です。生半可な防寒着では乗り切れません。

私も十分注意したつもりでしたが、足の先がやられました(笑)

靴下を2枚履くなんて生易しい対策ではダメですね。路面も凍っているので、ブーツなんかが必要なのかもしれません。

食べ物は、旧満州国なので、やはりロシア料理がいいと思います。熱々でボリュームたっぷり。冷えた身体が、本当に温まりました。

まとめ

観光で中国を訪問する日本人が少なくなっている中、旧満州国の大連やハルビンともなれば、さらに少ない。ていうか、1人も会いませんでした。

私は、現在の中国の政治的思想はともかく、中国大陸の景色や街並み、文化の歴史には、非常に興味を覚えます。

中国共産党が何をしてようが関係ないんです。

逆にいえば、中国共産党がいよいよ暴走しはじめて、日本人が、気軽に中国を訪れることができなくなる時代が来ないとも限らない。

だからこそ、今のうちに行くんです。

今回、旧満州国のうち、訪れたのが、大連・旅順・ハルビン。

満州国には、首都だった長春、エキゾチックな町並みのチチハル、内モンゴル自治区の満州里など、まだまだ行きたい町がいっぱいあります。

数年のうちにぜひ訪れたく、今からスケジュールを模索している毎日です。