氷点下20℃の寒気の中で、当然のように凍る松花江。
その上で、ハルビン市民が氷上遊戯を楽しんでます。
真冬の北海道もこんな感じなのかな。
氷結した松花江は市民の憩いの場
クリスマスイブですからね。市民の気分も盛り上がってるんでしょう。
氷の厚さは1mとのこと。何が乗っかったって、ビクともしません。
私も、氷の上に降りてみました。おお、滑る滑る。
中国人の皆さん、楽しんでますね。
共産党独裁でも、市民が楽しめりゃ、いいのかな。
向こうに見える橋は、ハイラルや満州里、はてはシベリア鉄道へと至る松花江特大橋です。
帽子や耳覆いを売っていますが、ほぼ、みんな着用してきてるので、売れるんだか・・
太陽も昇りきって、少しは暖かくなりました。
まだ氷点下15度ですが、風もないので我慢できます。
ハルビンへの旅行者は冬の方が多いと聞いていましたが、本当のようです。
松花江の対岸に城が見えます。渡ってみますか。
ロープウェイで松花江対岸へ
これがロープウェイ乗り場。なかなかオシャレです。
往復で80元でした。
片道料金もありましたが、片道だけ使うってどんな人、とその時は思いました。
改札係もサンタクロース。
いよいよ、出発。
結構な高さです。
川岸からは見えなかったですが、歩いて川を渡ってる人がいます。
だから、片道料金の設定があるのか・・・
ロープウエィの中。6人で満員。当然、日本人は私だけ。
うわっ、真ん中あたりに来ると、いかにも川が凍ったって感じですね。川の流れがそのまま凍りついています。
所要数分で、対岸へ。
対岸側にも、子供の遊ぶエリアが充実のようです。
向こう岸に帰っていくロープウエィ。
松花江の徒歩横断に挑戦
向こう岸を眺めているうちに、私も歩いて帰ろうと思いました。
片道分の40元を無駄にしますが、こんなに広い凍った川を渡るなんて、なかなか経験できません。
すべらないように気を付けながら、川面へ。
ちょっと怖いですが、みんなと同じように歩けば大丈夫でしょう。
太陽が出てきました。
出発点の城があそこに。もう引き返せません。
ところどころ、割れ目があったりするのが怖い・・
もう、ほぼ川の中央です。
波打った氷がきれいだな。
ほんと割れないよね。落ちたら凍死だろうな・・
ハルビンは大都会です。
すっかり太陽が顔を出しました。
温まって融けないよね。そんなことばっかり考えます。
たしかに氷の厚さは1mぐらいはありそうです。
また、足の先がじんじん痛くなってきました。
無事に渡り終えましたが、足が痛い(笑)
寒さと、滑らないように、余計なとこに力が入ったので、足首から脛にかけて筋肉痛。
いったんホテルで休憩しようと思いますが、その前に聖ソフィア大聖堂に行ってみましょう。
相変わらずの記念撮影。
氷職人と言うんでしょうか。
相変わらず、アイスを食べる人。素直にすごい!
大聖堂へ行く途中の歩道橋。
寒くても雪の量は少ないんだろうな。クルマがふつーに走ってます。
でも、この寒さが、日本海を渡ってきて、我が国にドカ雪を降らすんですね。
Yahooでニュースを見たら、札幌とか何十年ぶりかの大雪で、空港も鉄道も全部閉鎖ってニュースが流れてました。
ふと思い出します。
私が中学3年卒業の春、北海道へ行ったら、何十年ぶりかで、流氷が襟裳岬に届いたって騒いでたなあ・・
ハルビン隋一の欧風建築 聖ソフィア大聖堂
おっ、見えてきました。聖ソフィア大聖堂です。
1907年、つまり今から110年前に、帝政ロシア兵士の従軍用教会として建てられたそうです。
これがあるから、ハルビンは、当方のモスクワとか呼ばれるんですね。
15元払って、中にも入ってみました。
こうしてみてると、「満州」って、中国あるいはロシアのものであって、少なくとも日本のものではないな。
満州は「日本の生命線」と叫んでいたのは、関東軍だけってことでしょう。
ハルビンの日暮れは早く、16時には暗くなります。
まだ日は出ていますが、再び寒さも強まってきました。
一度ホテルに戻って、身体を暖めましょう。
ホテルに戻って、日本から持参のコーヒーで暖をとります。この心地よさ!
夜まで休憩するとこなかったら、大変なことになっていたでしょう。
さて、一息ついたら、クリスマスイブのハルビンの街に繰り出しますか。