ホテルに荷物を預けても、まだ午前9時前。さあ、どこへ行こうか?
といっても、2日しかない日程、目標は決めてます。
上海市は広く、雑踏と高層ビルが立ち並ぶ都市部と、三国志の時代から、水運を利用して生活していた水郷エリアなど、いろんな顔を持っています。
予備知識のなかった私は、「地球の歩き方」を頼り、上海市街からほど近い、江南の水郷の町並みが今も保存される朱家角へ行ってみることにしました。
朱家角に行くには、ツアーが便利と出ていますが、どうせ中国語だろうし、ここはバスで行きましょう。
バスは、地下鉄8号線大世界駅付近から出ているとの情報です。
地下鉄8号線で「大世界」駅へ
まずは、標識を見ながら歩きましょう。それにしても「大世界」とは、すごい駅名だ。
今、私は、福州路を西に歩いているはず。このままいけば、8号線の人民広場駅に出るはずです。
中国の旅歩きは、グーグルマップが使えないのが、ほんとに悩みの種。
相変わらず軟弱な旅人です(笑)
※この頃は、mapsmeのアプリを知らず・・・
広い交差点に出たと思ったら、ここが地下鉄1号線と8号線の交差する人民広場駅。
たった1駅ですが、8号線で「大世界」に向かいます。
中国の地下鉄って、ほとんど転落防止フェンスがあります。中国だけじゃないかも。
それにしても、「大世界」ってすごい。カッコいいな。
とりあえず、バス乗り場に近い駅まで来れたので、朝マックで一服。
ブラックコーヒーが飲みたかった。
「大世界」駅で朱家角行きのバスターミナル探し
大世界の地下鉄駅から地上に出ると、なんか人の渦。
早朝からすごいぞ。
催し物でもやってるんでしょうか。長蛇の列ができてます。なんなんだ・・・
それよりも、目指すバス停がどこにあるのか。
これは「地球の歩き方」に一言言いたい。
朱家角には、「大世界」駅。普安路延安東路バス停から高速バスに乗ると書かれていますが、駅を出てすぐわかるなら、この書き方でもいいと思います。
地下鉄の出口はいっぱいあるし、どこにバス停があるんだか、さっぱりわからない。
道行く人に尋ねまくり、どうもこちらの方角。あってんのかなあ・・・
バスが何台も並んだ場所に出ました。ここでも道行く人に「朱家角?」と尋ねると、それだ!
なんと、すごい行列になってました。100人以上は並んでるでしょう。
土曜日の朝ということで、観光客も多いのかな。それにしても、地元民でない人は、どうやって、この場所がわかったんだろ?
時間は刻々と過ぎていきますが、仕方ありません。
バスは、約20分に1本。30人ぐらいの乗客を乗せて発車しています。
朱家角までは1時間と聞いてますが、立っていくのは嫌だなあ、と思ってたら、高速バスなので、定員までしか乗せないようです。
朱家角行きの高速バス
日が照って暑い中、小1時間ほど並ぶと、やっと順番がきました。
でも、最前列の最後の1席。ラッキー!
なるほど、暑いはずです。27度ですか。
並んでいる間、チケットはどうするんだろうと、軽い不安がありました。
乗る直前に、チケットを持ってないことを咎められたら(大連から旅順に行くときに、この経験あり)、賄賂でも渡して、乗り込むつもりでした(笑)
しかし、それは杞憂。定員いっぱい収まった後、車掌さんがチケットを売りにきました。12元です。
バスは、渋滞する上海の道をノロノロと。
高速道路に入ると、速度を上げました。車内では、みんなシートベルトをします。私もします。
中国では、高速道路でバスの事故が相次いでいます。
このとき思い出しました。今回、旅行保険入ってなかった!
まあ、2日間なので大丈夫でしょう。得意の、なんの根拠もない楽観。
それよりも、睡眠不足の身体に、クーラーの冷気が気持ちいい。すぐ寝入ってしまいます。
1時間ほどで、朱家角のバスターミナルに到着。
朱家角とは、この辺りです。上海の中心部から48キロ。
中国のバスターミナルは、鉄道駅と見まがう立派さです。外観はこんな感じ。
朱家角古鎮の散策
朱家角の古鎮はあっちのようです。
観光地のような様相。
その中に混じって、理髪店がありました。
中華料理屋さん。
ちょうどお昼時だし、どこかはいろうか。
手近な料理屋さんで、回鍋肉。
なんか、中国くると、すぐ回鍋肉だな。でも、回鍋肉好きだし。お米以外は、goodです。
食べながら、周囲を観察。
ここは、朱家角の新渓路沿い。
では、朱家角の本領というべき、運河のエリアに向かいましょう。