半日に渡る、タクシーをチャーターした旅順めぐり。成功です。
タクシーをチャーターしなかったら、こんなに多くの史跡を訪れることなどできなかったでしょう。
日露戦争をほんの少しでも感じとれたことに、大いに満足して、バスターミナルに戻りました。
今日これからの予定は、バスで大連に戻り、今度は列車で旧満州北部のハルビンに向かいます。
旅順バスターミナルから大連へ
さて、半日つきあってくれた運転手さんにお礼を言って、バスターミナルで降ろしてもらいました。
旅順のバスターミナル。まるで、駅ですね。しかし、寒かった・・・
中も、鉄道駅そっくり。暖房が効いていて、ほっとします。
大連に戻るチケット。今度は簡単にゲットできました。
バスに乗る前にトイレへ。ずいぶん安直なトイレですが、清潔です。
バスを待つ列。
バスの中も暖房で一息つけます。結構乗客も多く、私は最後部に座りました。
最後部から眺める景色。
旅順口、さようなら。
冷え切った体が、暖房で温まっていくのは、なんとも言えず気持ちいいものです。
来るときと同じく1時間半で着いてしまいましたが、もっと乗っていたかった。
外に出ると、夕方の冷気が、再び体を襲います。
夕日に光る大連のビル群。
大連って、すごい都会になったもんですね。
もう一度体を温めようと、マック。ビッグマックセットが26.5元(約430円)。
路面電車でホテルに戻ります。
ホテルまでは2駅。もう少し、大連の街をゆっくり見たかったですね。
ま、弾丸旅行だから、しかたない。
震えながら、電車を待ちます。
ホテルの中は、すっかりクリスマスムード。
預けておいた荷物を引き取って、さようなら。
もう一度、路面電車で大連駅に向かいます。夕方のラッシュがはじまっていました。
夕方6時にもなると真っ暗な大連。
さっきは都会だな、なんて思いましたが、あの摩天楼、6時で電気が全部消えてる。
ひょっとして、空室?? それともクリスマスだから早帰りかな。
大連駅の風景
大連駅。今日は、ここから、夜行列車でハルビンに向かいます。
中国の鉄道網の充実ぶりは素晴らしく、ほんと、時間の節約になります。
保安検査はかなり厳しく、チケットを持っていないと入れません。
1年前北京西駅で見た光景を思い出す人の数。
中国は、まだまだ鉄道全盛時代です。
ハルビンへ行く列車はT129。ハルビンは終点ではなく、斉斉哈爾(チチハル)まで行く列車の様です。
昨日のうちに引き換えておいた列車のチケット。
trip.comというサイトは、スマホ用のアプリもあるし、ほんとに便利です。
324元(約5,200円)で、A寝台の上段。ハルビンまで1,000キロ近くあるし、安いです。
8番ゲートのようですが、まだ改札は行われておりません。
ま、のんびり待ちましょうね。
いろんな乗客がいます。私には、中国人と日本人の区別がつきません。
コンコース内を少し散歩。
列車に乗ったらすぐ食堂車に行くつもりですが、食堂車が営業していないことを想定して、パンでも買っておきましょう。
発車まであと1時間。ウオークマンでも聞いて、時間を過ごします。流れてきた曲は、稲垣潤一「メリークリスマスが言えない」でした。
大連 ⇒ ハルビン西 寝台列車の旅
おっと、改札がはじまりましたよ。3等の座席だって指定なのに、何を急いでるんだと言いたくなるほど、中国人は、争うように改札に並びます。
夜行列車の旅路って、やっぱり、風情がありますよね。
日本では、もう、ほとんど味わえない夜行列車の旅。毎年、乗りに来たいです。
上段に登るのは、ちょっとしたコツがいります。
愉快な旅を、って意味でしょうか。
発車を待って、隣の食堂車へ行きました。前回もそうでしたが、食堂車はA寝台車の隣に連結されています。
ところが、注文しようとすると、手を振って「メイユウ、メイユウ」
どうも、今夜は営業してないようです。中国でも食堂車の合理化がはじまりましたか・・
列車は、けっこうなスピードで走っています。
単純に、1,000キロを10時間ですから、平均時速は100キロ。でも揺れないです。
車掌さんが来て、チケットを持っていき、代わりにこれをくれました。
前回もそうでしたが、これは、何の意味があるんだろう。
外を見ても、何も見えず。酔っぱらって、寝るしかなさそうです。パン買っておいてよかったあ。
ワインは、日本から持ってきたもの。機内預けにすれば、こういう芸当ができるんだね。
まずは、昨日、今日の無事に乾杯です!