実は、タクシー拾うのけっこう苦労しました。
私が手を上げる。止まってくれて、「日本人、どこ行くの?」
中山陵と日本語で言っても通じないでしょうから、筆談。
「中山陵」とノートに書いて見せると、「とんでもない!!」と、大げさに手を振って逃げ出します。
このパターンで、3台に拒否られ、三球三振(笑)
なにか、イベントでもやってるの???
身振りからイメージできたことは、「あんな渋滞が激しいところに行ってられるか!」ってな感じ。
タクシーで中山陵へ
乗り込むと、確かに渋滞がすごい。
こりゃ、中山陵の最寄り駅までは、地下鉄で行くべきだったかな、と後悔しはじめましたが、連日の睡眠不足が襲ってきて居眠りZzzzz・・
気がつくと、まだタクシーは、中山陵のパーキングへ登る道の途上にいました。
南京を代表する観光名所「中山陵」は、紫金山という標高448mの山の山頂付近にあります。
そして、中華門から1時間近くかかって、ようやくパーキングに着きます。
この時点で、14時。
南京発の列車は18時。
駅には17時過ぎには着いていたいし、ほんとに弾丸観光になってしまいそうです。
さて、中山陵の方角へ。そんなに混んでそうにないじゃん?
チケットを買います。
中山陵は広く、敷地内を走る観光バスのチケットも売っています。
私は、そもそも、時間がないし、中山陵のてっぺんまで行って帰ってくるだけ。
でも、よくみると、最寄のメトロの駅までのバスも含まれてる。
帰りもタクシーだと、ほんとに時間なくなりそうだし、10元のバスチケットつきを購入しました。
こちらは100元の入場チケット。
それにしても、100元(1,700円)とは高い。
孫文のお墓 中山陵の登頂
うわ、ほんとに広いんだね。
でも、時間がありません。最短距離で登って行きましょう。
参道に入ると、今まさに降りてきた人たち。
けっこう距離ありますよ。疲れてきた(笑)
ようやく、入り口ともいうべき鳥居にたどりつきました。
ここで、いろんな方面からの観光客と合流。いっきに人が増えます。
中山陵は、孫文のお墓。
孫文といえば、列強相手に屈していた清国を相手に革命運動を起こした人物。
孫文のおかげで、今の中国や台湾があるといっても過言ではないほど、同国からの評価が高いらしい。
孫文は、日本に亡命経験があるそうです。
さて、孫文のお墓がある祭堂へ向います。
かなり距離があります。
しかも、そこからさらに上に上がる階段が・・・
門には、天下為公の文字が。
さらに、祭堂の方へ。うわ、こりゃすごい。
階段もすごいけど、人の数もすごい。
中山陵からの眺望
視界が開けてきました。
正直、孫文のお墓というより、この景色を眺めたかったというのが本音。
(孫文さん、申し訳ありません)
ようやく、頂上まで登りきりました。肩で息をしています。
ちょっとスモッグがかかっていて、南京の街を見下ろす、ところまではいきませんが、まずまずの達成感。
中山陵 ⇒ 南京城壁 地下鉄の弾丸移動
この時点で15時。
孫文さんへのあいさつもそこそこに退散します。
まったく、南京まで来て、この慌しさはなんだろうね(笑)
これから、地下鉄で南京城壁を歩き、それから上海まで戻り、飛行機で帰国。
そのまま出勤です(^^)v
産業革命前の人が聞いたら、腰を抜かすだろうな。
さわやかな風に吹かれながら下ります。
そして中腹。
そして参道へ。
秋に来ると紅葉が見れるらしいですね。
霊谷寺景区など、周辺にはまだまだ見所はありますし、季節を変えて再度訪れるのもいいでしょう。
たしかに、今回は、偉大な孫文さんを前に、失礼すぎるほどの弾丸です。
驚くのは、この時間から登ってくる集団がけっこういること。
これは、私よりも弾丸でないかい?
さて、地下鉄駅まで急ぎますよ。