南京3時間の駆け足観光 ~ 新幹線で上海へ【北京&西安旅行記 #10】

旅に出て5日目の朝。「新空調高級軟臥」の豪華な夜が、あっさり終わってしまって、寝ぼけ眼で、南京大橋を眺めています。

長江に架かる橋としては、中国で3番目に造られたそうです。

慌ててスマホで撮ったので、ぶれてしまいました。

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雨の南京 街歩き

快適な車内でもっと乗っていたかったですが、定刻に南京駅に到着しました。
この列車は、もう半日ほど走り続け、杭州まで行くようです。

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駅を出ると、土砂降りの雨。

まずは、駅前(といっても、濡れながら走りました)のマックで休憩。散歩しようとしていた玄武湖は、眺めるだけでおしまいです。

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雨は降っていますが、南下してきたからか、北京や西安のような寒さはありません。やはり、国土が広大な中国、場所によって気候が全然違います。

目の前では、南京市の朝の通勤ラッシュがはじまっています。駅前にバスで到着し、地下鉄ホームに急ぐ人たちです。

しばらく、この通勤風景を眺めていました。

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地下鉄入り口の手荷物検査

だいぶ渋滞していますが、この先に、手荷物検査場があるからです。

安全はなにものにも優先するという、イスラエルのような考え方なのでしょうか。

しかし、サラリーマンやOLは毎朝これじゃたまらんでしょう。

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私も地下鉄に乗って「三山街」という駅で降りました。

雨が降りしきっているので、地下鉄に乗って夫子廟にだけ立ち寄ることにしました。

夫子廟の最寄り駅が「三山街」になります。

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南京は、いろんな意味で日本とも関わりのある町。

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それこそ、世界史の教科書にも頻繁に登場しました。

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雨に煙る夫子廟

南京は太平天国の都が置かれたところでもあります。

アヘン戦争終結後の不平等条約が結ばれたのも南京ですね。1937年には、日本軍が南京城を占領していますが、そのときの大虐殺は事実はどうなんでしょうか。

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日中戦争から、まだ100年たっていないんですね。感慨にふけりながら、歩き回ります。

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ここ夫子廟は、明や清の時代の建物が並ぶ繁華街。

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雨の水路も、なかなかいい。

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この秦准河の周囲の建物も、日中戦争で破壊されたとされていますが、本当でしょうか。

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南京南駅から中国新幹線で上海虹橋へ

南京には結局3時間ぐらいしかいられませんでした。

南京は見どころの多い歴史の街です。今度ゆっくり来ることにして、地下鉄で南京の新幹線駅に移動します。

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新幹線駅の「南京南駅」は、空港のような豪華さでした。

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チャーハンを食べて、腹ごしらえした後、手持ちの元をチェックしてみたら、なんと30元しかありません。

いやあ、失敗しました。

リニアモーターカーに乗るお金が無くなってしまった(-_-;)

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立派な駅構内なので、両替所やATMでもあるかなと思いましたが、見つからず。

がっくりしながら、中国の新幹線に乗って、上海に出ます。

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初めて乗る、中国の新幹線。

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時速300キロは出してるんでしょうか? さすがに速いです。上海まで1時間半です。

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地下鉄2号線 広蘭路駅で迷子?

迷子になりそうな大ターミナル上海虹橋駅に到着し、地下鉄2号線で上海浦東国際空港に向かいますが、地下鉄2号線は空港まで直行しないんですね。

広蘭路という駅で、ホーム向かい側の電車に乗り換えなくてはいかないのですが、そんな事情を知らない私は、座ったまま。
(リュックを背負った西洋人が、私に声を掛けてくれたのに、その時は気づかず・・)

周りの乗客がみんな降りて、変だなあ、なんて思ってたら、ドアが閉まって反対側に動き始め、焦りまくりです((+_+))

 

フライトまで2時間切っています。

 

とりあえず、次の駅で降りて必死に駅員さんに聞いて、ようやく浦東空港に行くには乗り換えなくてはならない事実を認識しました。
(ちゃんと、「地球の歩き方」を読んどけよ(笑))

たとえるなら、京成で成田空港に向かってたら、ユーカリが丘?あたりで降ろされた感覚です(^^)v

でも、駅員さん親切でした。

おかげで、なんとか、予定のフライトに間に合い、帰国できました。

これで、中国弾丸旅行も終了。

北京、西安、南京と、文字通りの弾丸旅行でしたが、中国のスケールの大きさを味わうことができました。

それに、北京の青い空といい、親切だった中国人といい、やっぱり、旅とは自分で体験しないと、真実はわかりません。

何回でも来たいですね。

では、次の訪中までさようなら(*^^)v  再見!!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。