海南航空で行くノービザ中国渡航第二弾北京週末弾丸ひとり旅 旅費などのまとめ

2025年最初の海外渡航は大陸中国でした。

中国のノービザ渡航が解禁されてから12月に上海、そして今回2月に北京。

2回連続で中国への渡航で、これは私にとっては必然。

ノービザの期限が2025年末までであれば、やはり自由に行ける今のうちに行っておくしかない。

行きたいところに、行けるうちに、行っておく。

旅好きなら、これは基本ポリシーになります。

ところで、日本人の一般的な庶民感情もそうだろうけど、様々な旅行記やブログを読んでも、中国旅行の評判は概して悪い。

タバコを吸いまくる、唾を吐きまくる、トイレ事情がよろしくない、行列のマナーが悪い、飲食店や土産物屋でぼったくられる、列車のチケットがとれない、中国人の愛想が悪い・・・・などなど。

そんな時代もあったんだろうと思う。

でも、私は、いままでの旅歴で、新疆ウイグルを含め7回ほど大陸中国を旅している。

滞在日数が短い中で一概に言えるものではないが、私はいま列挙したような悪い評判を目にしたことなど、実は一度もない。

あえて言えば、新疆ウイグルの旅の際には、街の散策の至る所で職質を受け、カメラの画像を消去されたことはあったが、これもある意味公務を遂行したということなんだと思う。

私の眼には、ある種のフィルターがかかっているのかもしれない。

「好きな国を訪れる」

⇒「そこで経験する出来事は、すべて私にとって好ましいはず」

⇒「だから、自動的に、イやなものは目に入ってこない・・・」

こんな、都合のいい三段論法みたいに、催眠術にでもかかってるのだろうか。

催眠術でもなんでもいいけど、今までの中国旅歴で、体験した出来事はすべて良い思い出になっているのは事実。

接した人たちは、すべて親切な人。

食べた食べ物はすべて美味しい。

目にした風景はすべて素晴らしい。

加えていえば、旅の印象をかなりのシェアで左右する天候も、私に対して優しかった。

北京は2016年1月以来の2度目の渡航になったわけだけど、寒いけれど風もなく澄んだ空気。

これが、たまらなく気持ちよく、かつてないほどに穏やかな気分で帰国できたことにも感謝したい。

そんな2025年2月の北京週末弾丸ひとり旅をまとめてみました。

2025年2月 中国・北京週末弾丸一人旅 全行程

今回の北京弾丸の目的ははっきりしていて、天安門広場と金山嶺長城。

9年ぶりの北京だけど、9年前に入れなかった天安門広場と、9年前にも行ったけど、それとは異なる閑散とした万里の長城を歩きたい。

いたって、シンプルな旅行目的です。

これと、

これね(^^)

初搭乗 中国のフルサービスキャリア海南航空

  航空会社 便名 フライト
往き(2/22土) 海南航空 HU7920 羽田2:30 ⇒ 北京首都5:50
帰り(2/24月) 海南航空 HU439 北京首都7:25 ⇒ 成田11:55

最初は、LCCかな、なんて、大変失礼な勘違いをしていた海南航空。

れっきとしたキャリアです。

プライスとフライトスケジュールだけで選んだ海南航空。

深夜便でも機内食が提供され、大当たり。

すっかりファンになりました。

旅費・ホテル代など

さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2025年2月のレートで計算)

用途

利用区間など

費用
飛行機 羽田 ⇔ 北京首都(帰りは成田) 49,090円
ホテル 北京:ホテル「荣府老宅酒店」(2泊) 20,000円
ツアー 万里の長城(金山嶺長城) 20,000円

しめて、合計89,090円です。

週末旅にしては値段が張ったけど、これは仕方ない。

時間に余裕があれば、金山嶺長城の往復はバスで行ったんだけど、不確実要素が多々あって、万が一、行けなかったら元も子もない。

なので、確実性と時間を2万円で買いました。

でも、楽しいドライブだったし、往復300kmをタクシーチャーターしたと考えれば安いものです。

ちなみに、予約が必須だった天安門広場は、入場料は無料でした。

予約はウイチャットペイでやるんだけど、ふつうにスマホをいじれる人なら簡単に予約できます。

日本語モードもあるし。

2泊したホテルは、世界遺産・什刹海の真ん中にある「荣府老宅酒店」。

さがせば、もっと安いホテル、いくらでもあったけど、この内装が気に入りました。

皇帝にでもなった気分で、ぐっすり休むことができました。

食事は、相変わらず安くて旨い中華料理。

屋台も旨けりゃ、チャーハンも青椒肉絲も旨い。

中華料理が大好物の私には、こたえられないような国、中国です。

北京の世界遺産「北京中軸線」

さて、今回の週末弾丸は、前述の通り「天安門広場」と「万里の長城」。

このうち、天安門広場を含む、北京中心部の南北に世界遺産が集まる地域を「北京中軸線」と呼びます。

これは、皇居である故宮を中心に、天安門、故宮、景山公園、そして鐘楼・鼓楼とつながる、水運と風水を考えられた南北に広がるエリア。

そのほぼ中央にあるのが什刹海。

おしゃれな南鑼鼓巷という路地もあるし、生活色漂う細い胡同と呼ばれる小道。

かつては水運で栄えた后海。

元代のフビライによって建てられたという時計台鐘楼。

そして、景山公園から見下ろす故宮は圧巻でした。

1日〜2日で北京を体験したいのなら、このエリアの散策をおすすめしたいですね。

まとめ 9年ぶりの北京を歩いた感想

日本のパスポートは世界最強ともいわれる(最近はそうでもないみたいだが)

それは、日本人がどうというよりも、日本国がおおむね単一民族であり、また植民地とならなかったことでキリスト教などの特定の宗派に染まることなく、また戦後のGHQにより、ある種のプロレタリア的な思想が生まれにくかった事情によるものだろう。

そんな先人たちの苦労によって、私などの一介の旅人でも、世界中の様々な国の様々な場所を体験できるのだと思う。

天安門など、なんでわざわざそんなとこ行くの? という人が大半だろう。

9年ぶりの北京を歩いて、あらためて感じたのは、やはり北京は中国の首都。

それも、政治首都といった誇りを感じる。

いっぽうで、その2ヶ月前に訪れた上海は商業都市。

高層ビルが立ち並ぶまさに経済の中心だ。

それでも、この2大都市に共通するのは、ちょっと路地を入れば、あるいは少し郊外へ出れば、歴史背景あふれる街並みが並んでいるということ。

そして、水運が生活の要だったということ。

中国の街を歩くと、どこにでも水の景色があるように思える。そして美しい。

これを毛嫌いしてしまうのは、まったくもって、もったいない。

まあ、人が旅に求めるものは人ぞれぞれだし、そこに異議はないけど、やっぱり長い歴史が生み出した中国の文化は、リスペクトに値すると思う。

中国渡航のノービザは2025年末まで。

ビザが必要になってしまったら、私のような会社員は、ビザ申請に会社の住所や上司の名前を提出する必要があり、ほぼ無理な話。

やはり、2025年中に、行けるだけ行っておいた方がよさそうかな。

追記:悲報2025年4月成都4泊5日旅のキャンセル

北京旅から帰国して、さっそく次の旅を企画。もちろん行先は中国。

ところが、せっかく休暇をおさえたのに、臨時の仕事が入りやむなくキャンセル。

久しぶりの列車旅で、わくわくしてたのに・・・

実は、成都は世界中がコロナに襲われた 2020年5月にも企画していたが、やはりキャンセル。

今回は、その復活戦だったのに残念だ。

諸葛亮公明の怨念でも眠ってるのかもしれないねww