サラリーマンやOLの方ならご理解いただけると思いますが、勤め人の身で旅が好きだと、苦労することが多いです。
会社員の方なら、共感いただけると思いますが、
- 数ヶ月以上先の有給を確保するための仕事の調整
- 数日後に迫る有給のための仕事の調整
- 家庭があれば家族との調整
- 資金の調達
- 体調管理(出発前&帰国後)
こんなとこでしょうか。
なかでも、やっぱり時間の確保がもっとも比重が大きい。
ビジネスマンが、半年から1年先のスケジュール帳に隙間を空けるんですから本当に大変なんです。
でも、そうやって捻出した貴重な時間を「自分の世界」に費やしたときの喜びといったら、表現のしようがありません。
ここのところ旅に出られず、過去旅を振り返っていましたが、一人の「旅好き」として、そしてサラリーマンとして、「こんなのよくやったよな」という気づきがいくつかありました。
それに、人間は「生活に様々な制約があるからこそ、時間を大切にするんだな」とも思いました。
サラリーマン旅行者のエゴのようになってしまって大変恐縮なのですが、自分目線で「すごいじゃん」と自分を褒めてあげたい旅の記録や、それに関する考え方を書き出してみたので、ぜひお付き合いください。
ただの自慢話なので、本当に申し訳ないです<(_ _)>
10位 4年間で通算179日の異国生活 & 貯金390万円をつぎこむ
これ、筋金入りの「旅好き」じゃないと、やれないと思うんです。
時期 | 行き先 | 日程 |
総移動距離 |
旅費 |
---|---|---|---|---|
2016年 | イスラエル・アルゼンチンなど | 18泊33日 |
83,690km |
797,060円 |
2017年 | イラン・エジプトなど | 21泊45日 |
124,636km |
886,700円 |
2018年 | インド・キューバなど | 27泊48日 | 139,249km | 987,340円 |
2019年 | シルクロード・レバノンなど | 26泊49日 | 142,122km | 1,197,376円 |
2020年 | 台湾のみ | 3泊4日 |
4,594km |
38,880円 |
合計 | 95泊179日 | 494,291km | 3,907,356円 |
この旅の記録をサラリーマンとしてたたき出したことに、私は誇りを感じてます。
この4年間で、
- トータルで約半年間、日本にいなかった。
- 地球を12周と4分の1移動した。
- 貯金を390万円つぎこんだ。
私の勤める会社には社員が3,000人以上いますが、こんなことしたのは、たぶん、いや間違いなく、私だけでしょう。
それにしても、この4年間で、異国にいた記録が179日というのにも我ながら驚きました。
約半年間、日本にいなかったんですね。
数えてみたら、有給休暇を4年間で51日間取得していました。
計算上は、4年間で80日取れるんでしょうから、そういう会社に勤めてる人は、もっと伸ばせますね。
ちなみに、95泊179日ですから、差し引き84日分の夜は、飛行機や列車、バスなどの車中泊ですね。空港でゴロ寝というのも入ってるかも(笑)
かけた旅費が390万円。
でも、年平均にすれば、約100万円。毎月8万3千円。毎週2万円強。
サラリーマンの生涯年収が2億だったとして2%。3億なら1.3%の金額です。
どこに「価値観」を置くかですが、どんな世界であれ、「自分の世界」をお持ちなのであれば、そのくらいのおカネは投資すべきだと思います。
それで、179日間の異国生活が味わえ、永遠に私の記憶に残るのなら安いものです。
9位 2泊4日でデリー・バラナシ・コルカタを見学
バックパッカーが長逗留する国として名高いインド。
「深夜特急」を読んでからというもの、ずっといつか旅したいな、と考えていました。
旅が好きな人なら、絶対行ってみたいと考える国の一つではないでしょうか。
永遠の国インド。
私は、かねてから、チベットからヒマラヤを越えてネパール側から入るルートでインド入りしたいと熱望していました。
でも、そんなの、サラリーマン風情で達成できるわけありません。
インドへの思いと旅のスタンス、そして与えられた時間のすべてを天秤にかけて、3都市弾丸見学を敢行しました。
バラナシに2泊したほか、デリーは滞在1時間。
コルカタは滞在5時間ほど。
でも、そうでもしないと、3つの街を4日で観るなんて無理です。
無理を承知で、インドを代表する3都市を駆けめぐった自分に拍手です(笑)
8位 ヨハネスブルグから香港まで10,600kmのフライト中に勉強
日本発で10,000kmを超えるフライトは成田~メキシコシティなど数本しかありませんが、異国間では香港⇒ニューヨークなど、けっこう飛んでいます。
その異国と異国の間を10,000km以上空の旅をしたというのは、私にとって希少価値です。
今までも、10,000km以上のフライトは何度かありましたが、私としてはヨハネスブルグから香港へのフライトが、ひときわ印象深い。
日本人なんか乗ってないし、私はその前後も乗り継ぎ、すなわち、ケープタウンから羽田までの長躯15,000kmの帰国フライトだったのです。
ケープタウンからはるばる帰ってきて、翌日は当然出勤。
しかも、その翌日には資格試験が控えていて、機内で勉強していたという社蓄ぶり(笑)
帰りの飛行機の中で勉強ですよ!
そして、見事に合格しました。
私は、サラリーマン旅行者の鏡ではないかと思うのですが、いかがでしょうか!(^^)!