みなさんは、「時差ボケ」を経験したことはありますか?
海外旅行につきものの「時差ボケ」。
コロナで少々海外へ旅立つのが困難な状況の今、「時差ボケ」について、40回ほど海外一人旅を経験した自分の体験で考察してみました。
そもそも「時差ボケ」とは何か? なぜ起きるのか?
「時差ボケ」とは、飛行機で時差が5時間以上ある地域へ急速に移動することで、体内時計、つまり体内のリズムが乱れることをいいます。
時差ボケの代表的な症状としては、疲労や倦怠感、眠気や不眠、ひどい時は吐き気などを引き起こすこともあるようです。
飛行機という乗り物が一般的になってからの現象なので、現代病と言ってもいいかも(^^)
【体験談】私が時差ボケになったのは「たったの2回」です
私は、いままで海外一人旅40回。家族旅行などを含めれば48回体験しています。
私は、弾丸旅行を身の上としているので、帰国日の当日もしくは翌日が出勤日になります。
疲れがたまっているから、帰国日の翌日は休んで、という発想はありません。
そして、出勤したら、当然ですが、バリバリ働きます。
私、時差ボケにならないんですよね。
ところが、今までの人生、たった2回だけ、時差ボケになって、帰国後2週間ほど、身体の変調をきたしたことがありました。
その2回とは、
の2回です。
48回中の2回。
何が違うんだろう・・・と地図を見てわかりました。
48回の海外旅行中、この2回だけが、日付変更線を越えた、西半球への旅だったんです。
なぜ、東半球への旅は時差ボケにならないのか?
48回海外に行っていて、西半球への旅がたったの2回ということにも、愕然としましたが、それはさておき、理由を自分なりに考えてみました。
私は、時差について考えるとき、日本時間より?時間進む、とか、日本の正午は?時という考え方が苦手。
それよりも、現地時刻を起算して考えたほうがわかりやすい。
私は、いつもこう考えています。
たとえば、ギリシアへの旅を考えた場合、時差は7時間(サマータイムでない場合、以下同じ)。
旅先での、私の平均的な就寝時刻22時を軸として、
「アテネのホテルで22時に寝ようとしたら、日本時間は朝の5時か。」
「あ~あ、徹夜になっちまったぜ・・やれやれだぜ。」
という感じ。
そうなんです。
要するに、東半球を旅している限り、夜更かしに慣れている人なら、日常のことなんです。
つまり、ギリシアを5日間旅したなら、5日連続して夜明け近くまで起きていた感じ。
激務のサラリーマンなら、ありうる話ですよね。
だから、東半球への旅は、時差ボケにならないんです。
東半球への旅は、日本時間で考えたら、日没が遅くなる国への旅。
1日の時間がただ長くなるだけとも言えるかも。
体内時計が逆回転する西半球への旅
いっぽう、西半球への旅は、日没がどんどん早くなるんです。
たとえば、日本とメキシコシティの時差は、マイナス15時間。
このマイナス15時間という表現がわからなくさせる原因で、日付変更線のことなど無視して、メキシコは日本よりも9時間早く時計が動いていると考えましょう。(24ー15=9)
すると、メキシコにいて、22時に就寝しようとすると、日本はまだ13時ということになるんです。
つまり、西半球への旅は、まだ日中の明るいうちから寝ろ!と言われる旅になるんです。
赤ん坊じゃあるまいし、真昼間の13時から寝られますか?
ちなみに、現地時間の正午。
ランチをしたり、観光したり、要するに旅人のフル活動時間。
これが、日本時間で午前3時となります。(さっきのギリシアの例なら、正午は日本の19時)
こんな、完全昼夜逆転の生活が数日も続くんです。
そして、帰ってきたら、日本の22時は、メキシコの朝7時。
眠くなるわけですね。
私は、アルゼンチンから帰ってきた後、2週間も身体がおかしく、酒さえも受けつけない日々が続いたことがありました。
そのときは、気づかなかったけど、完全に時差にやられていたわけですね。
「時差ボケ」についてまとめ
以上、ひょっとしたら、何の論理性もない、私の一体験談かもしれませんが、なんとなく実態に合っているような気がします。
いずれにしろ、時差ボケを撃退させる方法は、ただ一つ。
これに尽きると思います。
日本行きのフライトに乗る頃から、日本時間を意識して、ヘンな時間では眠らない。
これを意識するだけで、ずいぶん違ってくると思いますよ。
私は、ターキッシュエアラインズでイスタンブールから帰国する際は、機内が寝静まっている中、1人だけ起きて、眼下のユーラシア大陸の光景を眺めています。
ターキッシュやカタール航空のダイヤは、日中フルに飛んで、夜に日本着ですから。
機内で寝たら、もろに「時差ボケ」にやられます。
でも、みんなが寝てるときに、窓のシェードを開けて、光を差し込ませてしまうのには、とても気がひけるんですけどね(#^.^#)