釜山の夜景を見下ろす「Avani Central Busan Hotel」 ひとり旅60回目の締めくくり

統営からバスで釜山に向かってます。

今回の旅は、ゴールデンウイーク初日に仁川に降り立った後、ソウルは通らなかったけど、朝鮮半島の地方都市を訪れながら南下してきた。

韓国は何度も訪れているけど、こんな感じの旅をしたのは初めてだったので、すごく楽しかった。

バス旅「統営 ⇒ 釜山」

話が前後しますが、今日は2025年5月5日。

要するに、ゴールデンウイーク最終日の前日。

明後日から仕事だけど、旅してれば、そんなこと忘れる。

統営のバスターミナルから釜山行きのバスに乗ります。

バス旅は最前列に限る。

あの注意書きは「お子様は一人で座らないでください・・・」かな?

洛東江を渡って釜山の市街へ。

全長525kmの韓国で一番長い川。信濃川よりも200km近く長い、さすが大陸の河。

自転車で渡ってるサイクリストにも驚き。

釜山の西バスターミナルでメトロに乗り換えます。

ここは釜山の金海国際空港にも近い。

つまり、今日中に帰国することもできました。

それでも、わけあって今夜は釜山のホテルで1泊。

すごいね、釜山の地下鉄は自転車持ち込めるんだ。

そして、釜山の国際金融センター駅で降りて、「Avani Central Busan Hotel」にチェックインしました。

釜山のホテル「Avani Central Busan Hotel」

釜山の商業街近くにたつ「Avani Central Busan Hotel」。

高層階の部屋を、1泊12,000円で予約しました。

このホテルを勧めてくれたのも、生成AI。もう、ほんとにガイドブックいらないかもね。

1泊12,000円とは思えない、かなり小綺麗なホテル。

この時間なら、金海国際空港から本日中に帰れるけど、実はひとりで祝宴を開催するために、釜山で1泊し、明日の早朝便での帰国と決めていた。

何を催すのかというと、実は今回の旅、海外ひとり旅60回目のアニバーサリー。

だから、「なんでもお前の好きなことしたれ!」と、自分にご褒美をあげたら、その答えが、夜景の眺めがよいホテルの一室で、音楽を聴きながら赤ワインを楽しむこと。

釜山は、小高い山が海岸まで迫ってきてるので、高いビルが多い。

だから、夜は夜景が綺麗なんです。

それにしても、部屋も1万円そこそこだし、欲深くない自分でよかった(^ ^)

まだ日も暮れてないので、祝宴の前に腹ごしらえ。

ホテルから、徒歩10分ほどのところにあった日本料理屋さん。

韓国風カツ丼をオーダーしました。

旅に出ると、現地の料理も美味しいけど、遠く離れた地で食べる日本食も捨てがたい。

ていうか、カツ丼って、韓国キムチによく合うんだけど。

辛いキムチがカツ丼をすすませ、そしてビールが飲みたくなります。

明日の朝早くには帰国。とりあえず、ここまでの無事に乾杯。

そして、祝宴の酒を仕入れて帰ってきました。

夜景を鑑賞しながら旅を回想

少しづつ、窓に灯りが灯りはじめるビル群。

ちなみに、ホテルの場所はここです。

今回のゴールデンウイークを利用した韓国旅も終わり。

仁川から少しづつ南下する、移動と街歩きを交互に繰り返す旅。

私の旅の原点に戻るような旅。旅の楽しさを再確認したような旅だったと思う。

 

日が沈んで、雰囲気出てきたね。

摩天楼とまではいかないけど、ビルの灯りに、高速道路を行き交うクルマのライトを眺めながら旅を回想することが、どんなに楽しいことか。

ほんとだよね。旅って、行動している時と、回想する時。2度楽しめる。

今回は、旅立ちの前も楽しめた。

仁川から始まり、水原、公州、全州、晋州、統営、そして釜山へ。

このコースを決めるのに、夜も眠れないくらい楽しめた。

朝鮮半島縦断のコースは、旅のプランニングが無数にあるということに気づいた。

仁川から釜山への道のりだけでも、経路の選択肢は無限。ひとつとして同じ旅はない。

そして、街を歩いて、バスに乗って、また街を歩いて──。

移動と街歩きが絶妙なリズムで交互に現れる今回の旅は、自分にとって理想的な構成だった。

地方都市の裏通りでは、どこか昭和の日本のような空気に出会うこともあった。

それもそのはず。今年は、日本の統治が終わってからちょうど80年。

時代が流れても、人びとの生活のにおいというものは、どこか共通して懐かしい。

そして街には、あふれんばかりのハングルが踊り、視線が文字を追いきれないほどだった。

その混沌の中に身を委ね幸せを感じる自分がいた。

60回目のひとり旅は、新たな旅の原点になった気がする。

酔いが回ってくるうち、過去旅の回想もはじまってしまった。

さて、明日は4時起床なのに、起きられるかどうか・・・

念のため、たったひとりの祝宴を中断し、フロントにコールして、モーニングコールを予約する。

ひとり旅を60回。サラリーマンの身でよくやったと思う。

数えてみたら、この60回の旅で、外国に200日以上いた。

そして、旅費は総計700万円くらい。

誰にも文句は言わせない。

家族を養い、住居を持ち、二人の娘を大学を卒業させ、就職させ、そして老後の資金を貯め込んで、そのうえの700万円の捻出だから。

その700万だって、20年で割れば、年間たった35万円じゃないか。

これまで、事故なく、帰国遅延なく、60回の週末弾丸旅を繰り返してきた自分をほめたたえたい。

もちろん、賄賂警官に強盗に合う事故はあった。

香港で台風にぶつかり、外出禁止令が発令され、ホテルに缶詰めとなったこともあった。

吹雪に行く手を阻まれ、ハイヤーで乾陵に行けず、西安の街に引き返したこともあった。

でも、そのくらいだ。私が被った事故は。

身体は無事。

パスポートなどの盗難にも合わない。

そして、旅が原因で会社を1日たりとも無断欠勤していない。

誰に対しても、胸を張れると思う。

でも、これは、すべて旅の神様のおかげ。

たった1回の旅なのに、飛行機が欠航して旅程がぐちゃぐちゃになる運の悪い人もたくさんいる。

だから、私が胸を張るのは「旅の神様に守られている」ということなんだと思う。

ほんとに、こんな旅運の強いやついないと思う。

 

今回の旅、ナイトウエアなんて持ってきてないけど、このホテルにはガウンがあった。

これもラッキー。

ワインを1本空けたので、だいぶ酔いが回りました。

明日は、ちゃんと起きれますように^ ^