則天武后の怨念? 雪に阻まれる乾陵への弾丸アプローチ【蘭州旅行記 #2】

さて、北京での小休止も終了。これから西安です。

00002363

今日は、これで西安に飛んだ後、そのまま則天武后のお墓、乾陵を往復して、西安市街のホテルに投宿するコース。

フライトスケジュールでは、西安到着が14:30。

そして、陽のあるうちに乾陵を往復。
かなり、きついスケジュール。まあ、普通の人ならやらないでしょう。

しかし、こちとら、現役世代の社会人。
4日後には出勤。ゆとりのあるスケジュールは、そもそも組めません。

(と、ここまでは、弾丸は弾丸でも、乾陵を見に行くんだぞ、という気分でした笑)

北京 ⇒ 西安 冬の空の旅

C29ゲートに到着。

ほんとだ。ラウンジから、徒歩5分ほどでした。

00002364

おや? 西安の天候は雪??

00002365

機は、雲ひとつない北京の青空に舞い上がります。

00002368

どちらのほうを向いてるのかわかりませんが、山の稜線が美しい。

00002369

00002370

ほんとにPM2.5なんているのかな?

00002372

進むにつれ、雲が垂れ込め、水墨画のような幻想的な雰囲気。

00002374

窓外に見とれていると、軽食が配られます。

00002375

これで、朝のホテルから、4食め。まだ、昼過ぎなのに・・・

でも、このお菓子、おいしくて、あっというまに平らげます。

00002376

ちょっとウトウトしたら、もう機体は着陸態勢に入ってました。
そして、目に入ってきたのは雪景色

00002377

けっこう積もっています。

00002378

たぶん、西安に雪が降ることは珍しいんだろう。
搭乗客も、窓の外を見て、ざわついています。

00002380

雪の西安空港に到着 ノーマルタイヤのクルマで乾陵へ

前回来た時も1月でしたが、寒いことは寒くても、雪が降る気配はとくに感じなかった。

いや、しかし、雪は誤算。

はたして、チャーターしたクルマで、乾陵まで行けるのだろうか・・・

頭の中に不安が膨らみながら、荷物の出てくるのを待ちます。

00002366

そして、コンコースに出ると、私の名前を書いたボードを持った運転手は、すぐ見つかりました。

時刻は15時。

これから、乾陵まで行って、その後、永泰公主墓と博物館を見学して、そのまま西安市街のホテルまで送ってもらうように、Webでクルマをチャーターしておきました。

この時間から、上記スケジュールをクリアする公共の交通機関はありません。

なので、チャーター料は1,000元(約17,000円)。

かなり痛いですが、明日の朝は、もう蘭州に向って旅立ってしまうので、仕方ない。

 

運転手は、中国語しか話せませんが、愛想よく私と握手してあいさつしたあと、手際よく、バッグをクルマに積み込みます。

チラッとタイヤを見ると、なんとノーマルタイヤ!

これで、本当に乾陵まで行けるのだろうか?不安が募ります・・・

00002381

運転手は、慎重にハンドルを切りながら、高速道路にクルマを乗り入れます。

00002382

歓迎なんて書いてあるけど、この天候・・・
則天武后の呪いか・・

00002383

西安に2年前の1月に来たときは、1日半の滞在。

そのときは、三蔵法師の大雁塔、始皇帝の兵馬俑博物館、楊貴妃の華清池、明代の城壁などを見物しましたが、則天武后の乾陵だけが、行き方がわからなくて挫折したんだよなあ・・・

だから、私にとって、この乾陵訪問は、雪辱戦(笑)
どうしても、行きたかったんだよね。

 

また、舞いはじめた雪を眺めながら、ふと、そう思います。

00002384

しかし、クルマの速度は50キロそこそこ。
ノーマルタイヤで、これ以上のスピードは危険でしょう。

西安の空港から、乾陵までは約1時間と聞いてましたが、この調子では2時間以上かかりそうです。

時計は16時を回りました。空港を出て1時間です。

救いは、西安は北京よりもかなり西にあるので、日没は18時ごろと、少し遅いこと。

2時間かかっても、着きさえすれば、見学の時間はありそうだけど・・・

00002385

中国では、スタッドレスタイヤって普及してないのかな。

路肩では、昔、日本でもよく見られた、金属製のタイヤチェーンを装着する光景も・・・

00002386

高速道路の出口で、事故発生。
みんな、ノーマルタイヤなんだもん。そりゃ、危ないって・・・

00002387

ところが、一般道路に出た直後に、完全に立ち往生。

00002388

上り坂をスリップして登れないトレーラーが、何台も道をふさぎ、まったく動かなくなりました。

00002389

雪中のドライブと割り切った乾陵行き・・残念

こりゃ、ダメか・・・  この時点で、私は、あきらめモード(T_T)

運転手のスマホで、アプリ会話を行うと、あと数キロで乾陵とのこと。

しかし、日本の帰省ラッシュなみの渋滞を、まさか中国・西安でくらうとは、とほほです。

00002390

完全にあきらめていますが、まあ、行けるところまで行ってみましょう。

00002391

乾陵の拠点ともいうべき街に入ったようです。
運転手に、あの歩いている人は何?と聞くと、ふつうに仕事帰り、との回答。

00002392

こんな田舎町までライトアップ。
ところで、この時点で、乾陵の閉園時間に。

2年越しの乾陵訪問の夢は絶たれました・・・

00002395

でも、中国の田舎町の雪景色が見れたから、まあいいかな・・・

00002397

なかなか雰囲気いいですよ。
なんか、旅の実感のようなものも、沸いてきます。

00002396

運転手いわく、あと1キロとのこと。

00002399

ここが入り口らしい。
運転手が、公安に、この先行けるか?と聞くと、上り坂なので、このタイヤじゃダメだ、とのこと。

00002401

仕方ありませんね。
雪に埋もれた前方を、怨めしく見つめます。

則天武后は、いわずと知れた中国至上唯一の女帝。

その残酷さもクローズアップされますが、安定した唐の時代を築きあげる政治手腕も持っていたらしい。

日本とのつながりといえば、当時の国号「倭」を、世界ではじめて「日本」と認めてくれた皇帝。

 

西安は、まだまだ見ていない史跡が無数にあります。
いつか、また訪れる日が来ることを、楽しみに待つとします。

00002402

とは、言っても、せっかく来たんです。
寒いですが、付近を散歩。

00002404

日の暮れた街道を西安市街へ

日の暮れた街道を、西安市街に向けて帰ります。

当然、スローペース。
ここから、西安の中心部まで約90キロ。

こりゃ、西安のホテルに着くのは何時になることやら・・・

 

運転手が、スマホで旅行会社とやりとり。途中で、電話を代わります。

中「〇〇さま、このたびは、天候が悪くて、楽しみにされていた観光ができなくて申し訳ありませんでした。」

私「いえいえ、この雪じゃ仕方ないですよ。」

中「〇〇さま、明日も西安に滞在ですか? それでしたら、半分の料金で再チャーターさせていただきますが・・」

私「せっかくですが、明日の早朝には、蘭州に向けて出発してしまうんです。」

中「・・・そうでしたか。では、今回のチャーター代、1,000元ではなく、800元とさせていただきます。徒労に終わってしまい、今回は、本当にお疲れ様でした。」

 

こんな、やりとりがありました。
チャーターを頼んだ旅行会社は「西安金橋国際旅行社」。
とても、気持ちのいい対応でした。

00002405

幻想的な光景に、目を奪われます。

00002406

00002407

高速道路を降りて、市の中心部に向かいます。

00002408

おお、西安市街を囲む城壁。2年ぶりのご対面。

00002410

いやあ、懐かしいなあ・・・

00002411

そして、目指すホテルに到着。時はすでに22時。
「グランド メルキュール 西安 レンミン スクエア」です。

00002514

22時にチェックインして、明日は早朝4時にチェックアウト。

たった6時間しか滞在しませんが、5,000円の部屋ならまあまあ、と考えることにします。

00002412

今朝も4時起き。
疲れたけど、なにか食べたい。

00002413

でも、館内は閉まってるし、さっきクルマの窓から見てたら、付近にレストランやコンビニはなし。

00002414

仕方ありません。
部屋のミニバーのポテトチップと、持参のワインで夕食です。

00002415

それにしても、精神的に疲れた1日でした。

早朝に日本を発って、その日のうちに乾陵を見学して、西安入りするなんて、則天武后が怒ったのかもしれません(笑)

さて、明日も早起き。目覚ましは3時40分。
半分ほどワインを流し込んだら、寝てしまいましょう・・・

タイトルとURLをコピーしました