東京と台湾(台北)を結ぶ空路は週600便以上もあるそうだ。
1便200人として12万人。
東京と台北にそんなに多くの人間の交流があるのに驚いたが、東京からのフライトで、もっとも不便な便はなんだろう?
私が思うに、羽田を朝5時〜6時台に出発するフライト。
要するに、都心に住んでるか、都心や羽田周辺に泊まっているでもない限り、そんな時間までに羽田にたどり着くことができない。
フライトが午前5時ということは、国際線ということも考えると最低でも午前3時半には着きたい。
そんな時間に着けるバスは、横浜、吉祥寺、千葉方面からは絶望的である^ ^
秋めいた深夜の羽田空港の野宿をワインで過ごすひととき
となると、選択肢は1点。羽田の前泊である。
それも、ホテルなんかに泊まっては無駄。空港のベンチで十分だ。
羽田空港周辺のホテルも宿泊費が軒並み上昇。
午前3時(起床は午前2時半w)のチェックアウトに宿泊費1万円を投じられますか(^ ^)
以来、羽田早朝発のフライトは、空港野宿と決め込みました。
さて、2024年の11月。
8月の中南米以来、3ヶ月ぶりの出国。行き先は台湾です。
最終のリムジンバスで羽田入りして、フライトボードを眺めます。
この瞬間も気持ちいい。
この中から、好き勝手に選んで出発できたらな^ ^
乗る便は5:00ジャストの台北桃園行き。
現在、午前0時。3時間くらいは寝る時間がありそう。
さて、すっかり秋めいた羽田空港をうろつきながら、寝床をさがします。
羽田での野宿は何回かあるけど、横になれる、と考えれば、この5階の展望デッキ前が一番静か。
持ってきた飲みかけのワインを流し込んで就寝です。
カメラが頭に当たるリュックの枕が少々痛いけど、どこでも眠れるのが自慢の旅人。
【羽田⇒台北桃園】タイガーエアIT217便にチェックイン
さて、午前3時。きっちり3時間眠って、タイガーエアのチェックインカウンターへ。
飲んだワインも半分ほどだったので、二日酔いにはなってない足取りでHカウンターで手続き。
LCCは無料の手荷物持ち込み制限7kgが多い中で、タイガーエアは10kgまで無料と良心的。
実際詰めてみるとわかるけど、7kgと10kgでは、全然違う。
チェックインです。グランドスタッフは、私の荷物を見ただけで量ることもなく、計量済みのシールを巻きました。
そして4Fと窓際を取ったけど、たぶん眠っちまうから、窓際の意味あったかな^ ^
今回の旅の日程。2024年11月の3連休に休暇を1日足した3泊4日のプラン。
帰りはジェットスター。航空券は座席指定料金を入れて58,000円でした。
午前3時の出国ゲート。シーンとした感じがまた旅愁を誘うんだけど・・・
でも、このへんが、羽田がハブ空港になり切れてないんだよな、と感じてしまう。
世界のハブ空港は、午前3時だろうがなんだろうが、人がうじゃうじゃいます。
台北桃園行きのフライトボード。
これに対面するあたりから、台湾渡航の気分が盛り上がってきます。
この時間、羽田から台湾へは3本出るけど、その第一陣だ。
雲中&桃園の大地を見下ろすフライト
午前4時半。ボーディングが始まりました。
タイガーエアは2度目の搭乗。
前回は、機内食をオーダーしたけど、今日は眠ることを前提にチケットプライスをおさえています。
激しく秋雨の降る羽田空港。
さすがに肌寒いけど、さて、秋の台湾はどうだろうか。
激しく雨が降るのは、この台風21号が秋雨前線を刺激しているから。
台風本体は、上海の南あたりにいるけど、進路を見ると、1日ずれてたら私の渡航先に直撃だった。
では、私が訪れる台湾の町はどこでしょうww
羽田を舞い上がったタイガーエア機は、しばらくは雲中の世界。
眠る前に、台湾の入国カードを記入しておきます。
前回書いたのは2023年の7月。だから台湾渡航は1年4ヶ月ぶりだ。
ひと眠りすると、眼下にはまだ雲が広がってます。
モニタがないので、どこだかわからないけど、時間から推定して、たぶん東シナ海の上。
そして、台北が近づき、機は高度を下げました。
異国の地が目に入る瞬間は、幾度味わっても気分が高揚するね。
天気がいいのか、まだ厚い雲をかぶっているのか、微妙な天気模様の台北桃園空港に着陸です。
エアチャイナの可愛らしい尾翼が出迎えてくれました。
降機してよく見れば、機体に「Rakuten」の文字。提携してるんだっけ?
午前8時の桃園空港。
いつ来ても綺麗な台北桃園空港。
この時間帯に到着する便では一番乗りかな、こんなに人が少ないのは初めて。
指紋など登録するから、けっこう時間のかかる台湾のイミグレ。
でも、今日は、こんなにすいてるから、あっという間に台湾の人になれました。
そして、ATMから軍資金をゲット。
1台湾ドル4.7円と高止まりしているのは仕方がない。
とにかく、台湾の旅が始まりました。