旅の最後はルーマニア料理「サルマレ&ママリガ」 そして凱旋門にさよなら【ルーマニア旅行記 #13】

昨夜あたりから気分が高揚している。

旅の最終日で、あと数時間後には帰国のフライトが迫ってる。

ふつうなら、「ああ・・旅が終わってしまう」という悲観モードで、私の顔は曇っているはずなのに、すごく楽しくて、笑みがこぼれてしまうほど。

なんでだろ?と、昨夜からずっと考えてたんだけど、これは、ぜんぜん旅の終わりじゃなくて、旅のはじまりだから。

だって、3年間も海外旅の自由が奪われて、ソウル、バンコクに次いで、ブルガリアやルーマニアと、コロナがどうなってるんだかわからないような国にも渡航できた。

いったん帰国するけど、これから、毎月のように海外を旅できる。

かつての日常を取り戻せるという、これは私にとってはじまりなんです(^ ^)

そして、けっこうな弾丸日程だったにもかかわらず、無難にスケジュールを消化し、最後は不自由の象徴だった「国民の館」も見学できた。

ほんと、祝杯をあげたいくらいに気持ちが高まるのを、抑えることができないヘンな自分w

ブカレスト旧市街で食べるルーマニア料理

「国民の館」の見学を終えて、旧市街に舞い戻ってきた私は、あたりをつけておいたレストランに入りました。

ブカレスト旧市街のほぼ真ん中。

読み方はわかりませんが、「Taverna Covaci」というお店。

考えてみれば、ルーマニア入国後3日になるのに、まだルーマニア料理食べてないことを思いだし、旧市街でもっとも評価の高そうなお店を選んだ、そんな次第です。

ルーマニア料理店なので、これらはたぶんルーマニア料理。

スタッフさんに、ルーマニア料理のおすすめをオーダーしておいてから、まずはルーマニアワイン。

いやあ、昨夜飲んで味をしめたというのもあるけど、ルーマニアのワインは美味しい。

フルボディのような重い味わい。ほんと素晴らしいよ!

店内を見渡せば、デザイン豊かなお皿で囲まれてました。

お皿だけでなくて、いろんなもののデザインが独創的。

ほんとに気分いいから、ワインもう一杯だ(^ ^)

なんか、こんなに解き放たれたような感覚は久しぶり。

ワインをごくごく飲みあかしてスタッフさんが驚きながら、運んできたスープ。

なんのスープだろ? すごくいい香り。

ポタージュでもなさそうだし。ルーマニア定番の「チョルバ」とも違う感じ。

スプーンをつけると、玉ねぎやにんじんといった具が。

美味しいです。ブルガリアでいただいたヨーグルトスープとも少し違うけど、濃厚な美味しさ。

パンも運ばれてきました。

パンをつけて食べると、さらに美味しい、goodです。

さて、運ばれてきたメインディッシュ。

これはいったいなんという料理だ?

いつも通り「おすすめを・・」とお願いしてるのでわからんw

「地球の歩き方」で調べると、手前のはルーマニア風ロールキャベツの「サルマレ」。

そして、黄色いハッシュドポテトのようなスポンジみたいなのが「ママリガ」。

この「ママリガ」はルーマニア料理定番の副菜。とうもろこしが主な原材料らしい。

お、なんだ「ママリガ」スポンジみたいに切れるぞ。

ふわふわした食感は、ほんとにスポンジを食べてる気分。美味しいスポンジw

ロールキャベツも美味しいし、青唐辛子も美味しい・・・ていうか、辛いw

ああ、3杯目のワイン頼んじゃったよ・・昼間っから、この背徳感。

でも、まわりの客も飲んでるし。

美味しいルーマニア料理でした。最高です^ ^

唐辛子で口の中が辛い・・水をもらいました。

いやあ、ルーマニアよかったなぁ・・

また来ることあるかなぁ・・

来ることがあったら、真っ先に食べましょう「サルマレ」に「ママリガ」。

ごちそうさまでした。

ブカレストの街 食後の散歩

さて、腹ごなしに散歩でもしますか。

朝はあんなに冷たい空気だったのに、日中は17度まで上がるブカレスト。

さすがに大陸性気候。

ぷらぷらとノルド駅の方角へ歩きます。

ブカレストの街は、トラムがどこでも大活躍。

マーケットがありました。ちょっとのぞいてみましょう。

ピンク色のトイレットペーパー?

色ツヤのいい果物が売られてました。

お、さすがワイン大国。

旧市街の散歩も面白いけど、ただのふつうの建物を眺めて歩くのも面白い。

レンガの上にコンクリートを塗ったのか、それともコンクリートがハゲただけなのか。

旅の終わりは「凱旋門」にて

さて、まもなく旅も終わりの時間が近づいてきました。

メトロの「勝利広場」駅から地下鉄に乗って、「凱旋門」に行ってみます。

アヴィアトリロル駅で降りると、ルーマニア人の雑踏。今日は日曜日でした。

こちらはレンタル自転車。

アヴィアトリロル駅から、北西にまっすぐ歩くと、見えてくるのが「凱旋門」です。

この「凱旋門」は、ブカレスト旧市街からバスに乗ってアンリ・コアンダ国際空港へ行くルート上にあります。

だから、帰国の際にバスに乗れば眺められるんだけど、やっぱり「凱旋門」なんです。

ちゃんと、挨拶しなきゃね。

第一次世界大戦の勝利を祝う「凱旋門」です。

ルーマニアの国旗がほこらしげにはためく凱旋門。建築当初は木造だったそうです。

凱旋門のまわりのロータリーに沿って一周しました。

この角度から撮るのは、横断歩道のど真ん中なので少々怖い。

では、凱旋門にさよなら。もう旅の終わりです。

凱旋門のすぐ隣に広がる「ヘラストラウ公園」。

日曜日の公園は、ルーマニア人の憩いの場。とても賑わってました。

では、ルーマニア人たちにもさようなら。楽しかったルーマニア旅。

まだマスクすら外せない国がある中で、ごくふつうに生活。

そして、この6日間、日本人はおろか東洋人ただの一人にも会いませんでした。

忘れられない旅のひとつになりそうです。

今回のブルガリア&ルーマニア4泊7日ひとり旅の全行程・費用などはこちらです。