ウランバートルでバスに乗る&ナラントール市場の風景【モンゴル旅行記 #5】

模型の街の中を歩いているようなウランバートルの散策。

さて、次は、ウランバートルのマーケットでも訪れてみようか。

動画での様子はこちらです。

ウランバートルでバスに乗ってみた

朝の氷点下がウソのように、20度超まで気温が上がっている5月のウランバートル。

革のコートを着てると、汗だくになる。

だからというわけではないけど、ザイサントルゴイからナラントール市場までバスに乗ることにしました。

ナラントール市場というのは、ウランバートルの東に位置するショッピングモール。

バスに乗ろうと思ったのも、

  • そもそも、異国の地でバスに乗るのが大好き
  • 安い(1回の乗車で500トゥグルグ、つまり約22円)
  • Googleマップに連動してる

という理由なんだけど、景色を楽しむまもないほどの大混雑。

日中なのに、通勤ラッシュ並み。

と思ったら、今日は土曜日だった^ ^

ここに立つな、と言われても、押し込まれて立たざるを得ない・・・

すると、途中のバス停で、大量に学生さん(だと思う)が乗ってきて、本物のすし詰め状態に。

そして、大渋滞で、バスは全く動きません。

昨夜、ウランバートルの大渋滞のすさまじさを実地で体験したのに、すっかり忘れてた。

しかし、市民の方々は、日常のことと気にもとめずに談笑してます。

 

途中で座れたので、肉体的な苦痛からは解脱。

それにしても、ゴミひとつ落ちてない、きれいなバスです。

1時間の苦行の末にたどりついた市場近くのバス停。

渋滞さえ我慢すれば、本数も路線も充実してるので、ウランバートル街歩きの楽しいお供になるバス旅でした。

ウランバートル最大のナラントール市場

さて、ウランバートルで最大と言われているマーケットを見学に行きましょう。

バスを降りたところはショッピングモールの入り口でしたが、マーケットはその奥にあります。

キリル文字のでっかいサインを見るだけで、遠い国に来た気分になる。

実際には、私の自宅から2,000kmしか離れてないんだけどw

土曜日なので、やっぱり賑わってますね。

中に入ってみました。

通路ごとに区画されてるようですが、内部は衣料品やカーペットが多いかな。

モンゴルの民族カラーなんでしょうか。

コスプレ系の服飾も売られてます。

外に出ればオモチャも。

食料品以外、なんでも揃うという感じのマーケットでした。

私は、モールの方から入ってきたけど、ここが正門らしい。

いったん出て、正面から正門を眺めます。

デザインといい、文字といい、背景の青空といい、中央アジアというかシルクロード的な旅愁を感じてしまう。

食料品は、まったく見かけなかったけど、考えてみれば、モンゴルは海から遠い国。

海魚を食べようとしたら、とんでもなく高くつくんだろうか。

そんなことを考えたら、今晩の夕食は、モンゴル料理を食べよう、そんな気になりました。

ふたたびバスで楽しむウランバートルの街

ふたたびバスに乗り込みます。

なんたって、1回の乗車料金が22円なら、乗り放題も同然。

てきとうに乗って、乗り間違えたって、懐はいたまない。

空いてるバスを選んで、バス旅を楽しみます。

特等席をgetできれば、どんなに渋滞しようと関係ない。

いや、むしろ、渋滞してくれたほうが、窓外の景色をゆっくり楽しめる。

ほんと、異国の地でバスに乗ると、いろんな発見がある。

これは我が国でいうところの100均かな。

1000トゥグルグなら44円ってとこか。

ホテル代は高かったけど、市民の物価はまだ安定しているといった感じでしょうか。

そして、またてきとうな場所で降ります。

共産圏風の街並みと仏教寺院

1年前にブルガリアを旅したけど、そこで出会った風景に似てる。

なんだろ、高層物があまりないからかな。

ひと目で共産圏と思えるような街並みです。

しかし、どんな場所でも、異国の街歩きはゾクゾクする。

ほんとに旅って楽しいと思える瞬間です^ ^

おや、韓国系コンビニの上に、カラオケパブですか。

どんな曲が配信されてるんだろ。

いきなり、なにかの広場のようなところに迷い込みました。

そして、ゲルのような建物が出現。

おや、これは、仏教寺院のマニ車じゃないですか。

やっぱりそうだ。タイやネパールで、いっぱい見かけたやつ。

すなわちここは仏教寺院。

仏教寺院とキリル文字の組み合わせは、世界広しといえどもモンゴルくらい?

ほかにあるかな?

なんだか、異次元空間に足を踏み入れたような街歩き。

寺院を出てすぐ、こんな共産圏そのものといった光景に出会うし。

北京街なんて文字にも出くわすし。

ウランバートルは、目的をもたずに歩くだけで、エキゾチックを感じる街でした。