突然だけど、私はノンレリジョン、つまり無宗教者です。
これは、わざわざ口にすることでもなく、特に異国においてはTPOをわきまえるぐらいの常識は持ち合わせてるけど、外国を訪れる際は、その国の宗教人口構成ぐらいは調べていく。
モンゴルの場合、だいたい4割ほどが無宗教。
というのも意外だったけど、残りの6割のうち、80%以上が仏教、5%ほどがイスラム教のような感じでした。
余勢を駆って、そのほかの国を簡単に調べると、これまた意外だったのは、欧州の各国に無宗教割合の高い国が多く、フランスやイギリスなど6割が無宗教。
チェコやエストニアは8割程度が無宗教。
正直これにはびっくり。
行ったことがない(笑)のであまり関心なかったけど、欧州なんて、ガチガチのキリスト教国家だと思ってたのに。
それはさておき、モンゴルの仏教はチベット仏教。
そして、モンゴル最大のチベット仏教寺院が「ガンダン・テクチェンリン寺」です。
動画での様子はこちらです。
ガンダン寺 まっすぐに伸びる参道
ホームにいるだけで、旅情の高まるウランバートル駅。
いちおう一国の首都の駅だけど、その敷地を離れれば、ガンダン寺まで、こんな道を歩きます。
これは誇張してなく、ほんとに。
もちろん遊歩道を歩く方法もあるんだけど、こちらのほうが近道。
そして、舗装道路に出るや否や、いきなり登場する東横イン。
日本の国旗を見かけて、おもわず翻訳アプリを照らすと、自動車修理工場のようでした。
日本車だらけだからね^ ^
ガンダン寺に至る一本道。雪の季節に来たら美しそう。
まさしく仏教寺院に至る参道です。
そしてお寺の金色の屋根が見えてきました。
今日は日曜日でした。参拝者も多そう。
アスファルトから木造の柱が伸びる正門です。
モンゴルのチベット仏教総本山「ガンダン・テクチェンリン寺」
寺院に入るのに、キリル文字で出迎えられることに、まだ違和感を覚える。
少なくとも、私の旅歴では初めてのこと。
入場料は7,000トゥグルグ(312円)。
地図があったので、たいそう広い境内なのかな、と思いましたが、こういってはなんですが、そんなに広くはない。
まず、少年観音像に出迎えられ、
一番奥に「観音堂」が控えています。
創建は18世紀にさかのぼりますが、第二次対戦中はスターリンによって虐待され、戦後徐々に復興され今に至るという歴史を持つチベット仏教寺院。
青空に、金色の屋根が輝いています。
中に入ると、いきなり登場するのが高さ25mの観音像。
上の写真では大きさが分かりにくいと思いますが、下の写真で分かります?
お祈りをすると、視力のご利益があると聞きます。
内部には、マニ車もありました。みなさん、時計回りに回してました。
ガンダン寺 境内の様子
観音堂を出れば、すぐに歩いて辿り着けそうなウランバートルを囲む山々。
ちょっと、境内を歩いてみましょう。
どんなおまじないなのか、金色というか黄金色の壁面や屋根が、太陽光に反射して、露出を撮るのが難しい。
チベット仏教において金色は価値や不変を表すもの。
そして、黄色は地面を指します。
それにしても、この建物、ゲルに似てる。
その土地の長らく続く風習は、宗教建物にも伝播するということでしょうか。
こんな古い壁もある。
これは東側の門。
さすがに、書いてある文字は翻訳アプリで解読できなかったけど、なんて書いてあるんだろう。
お経を唱える声が聞こえる本堂にもおじゃましました。
みなさん、真剣に祈ってらっしゃいます。
こういう祈り方なんだ・・・
日曜日なので、とても多い参拝者。
しかも、みなさんクルマで来られるので、境内の渋滞もすごい。
モンゴル風ケバブのランチ
さて、お昼になって、ランチを軽く済ませましょう。
ちょうど、正門の横にいたキッチンカー。
匂いがとても美味しそうなので、思わずオーダー。
モンゴル風ケバブのようですが、お肉は羊?
9,000トゥグルグ(400円)のケバブ。
昨日食べた「ツォイワン」と似てる食感。
ケバブを食べながら、境内を眺めます。
ケバブとモスクなら、いろんな国で経験あり。
でも、ケバブと寺院って、どこかであったかな??
ウランバートル滞在の時間も、残り少なくなってきました。
名残を惜しみながら、ゲル風寺院に一礼です。