カラフルなチベット仏教寺院「ガンダン・テクチェンリン寺」を歩いてみる【モンゴル旅行記 #8】

突然だけど、私はノンレリジョン、つまり無宗教者です。

これは、わざわざ口にすることでもなく、特に異国においてはTPOをわきまえるぐらいの常識は持ち合わせてるけど、外国を訪れる際は、その国の宗教人口構成ぐらいは調べていく。

モンゴルの場合、だいたい4割ほどが無宗教。

というのも意外だったけど、残りの6割のうち、80%以上が仏教、5%ほどがイスラム教のような感じでした。

余勢を駆って、そのほかの国を簡単に調べると、これまた意外だったのは、欧州の各国に無宗教割合の高い国が多く、フランスやイギリスなど6割が無宗教。

チェコやエストニアは8割程度が無宗教。

正直これにはびっくり。

行ったことがない(笑)のであまり関心なかったけど、欧州なんて、ガチガチのキリスト教国家だと思ってたのに。

それはさておき、モンゴルの仏教はチベット仏教。

そして、モンゴル最大のチベット仏教寺院が「ガンダン・テクチェンリン寺」です。

動画での様子はこちらです。

ガンダン寺 まっすぐに伸びる参道

ホームにいるだけで、旅情の高まるウランバートル駅。

いちおう一国の首都の駅だけど、その敷地を離れれば、ガンダン寺まで、こんな道を歩きます。

これは誇張してなく、ほんとに。

もちろん遊歩道を歩く方法もあるんだけど、こちらのほうが近道。

そして、舗装道路に出るや否や、いきなり登場する東横イン。

日本の国旗を見かけて、おもわず翻訳アプリを照らすと、自動車修理工場のようでした。

日本車だらけだからね^ ^

ガンダン寺に至る一本道。雪の季節に来たら美しそう。

まさしく仏教寺院に至る参道です。

そしてお寺の金色の屋根が見えてきました。

今日は日曜日でした。参拝者も多そう。

アスファルトから木造の柱が伸びる正門です。

モンゴルのチベット仏教総本山「ガンダン・テクチェンリン寺」

寺院に入るのに、キリル文字で出迎えられることに、まだ違和感を覚える。

少なくとも、私の旅歴では初めてのこと。

入場料は7,000トゥグルグ(312円)。

地図があったので、たいそう広い境内なのかな、と思いましたが、こういってはなんですが、そんなに広くはない。

まず、少年観音像に出迎えられ、

一番奥に「観音堂」が控えています。

創建は18世紀にさかのぼりますが、第二次対戦中はスターリンによって虐待され、戦後徐々に復興され今に至るという歴史を持つチベット仏教寺院。

青空に、金色の屋根が輝いています。

中に入ると、いきなり登場するのが高さ25mの観音像。

上の写真では大きさが分かりにくいと思いますが、下の写真で分かります?

お祈りをすると、視力のご利益があると聞きます。

内部には、マニ車もありました。みなさん、時計回りに回してました。

ガンダン寺 境内の様子

観音堂を出れば、すぐに歩いて辿り着けそうなウランバートルを囲む山々。

ちょっと、境内を歩いてみましょう。

どんなおまじないなのか、金色というか黄金色の壁面や屋根が、太陽光に反射して、露出を撮るのが難しい。

チベット仏教において金色は価値や不変を表すもの。

そして、黄色は地面を指します。

それにしても、この建物、ゲルに似てる。

その土地の長らく続く風習は、宗教建物にも伝播するということでしょうか。

こんな古い壁もある。

これは東側の門。

さすがに、書いてある文字は翻訳アプリで解読できなかったけど、なんて書いてあるんだろう。

お経を唱える声が聞こえる本堂にもおじゃましました。

みなさん、真剣に祈ってらっしゃいます。

こういう祈り方なんだ・・・

日曜日なので、とても多い参拝者。

しかも、みなさんクルマで来られるので、境内の渋滞もすごい。

モンゴル風ケバブのランチ

さて、お昼になって、ランチを軽く済ませましょう。

ちょうど、正門の横にいたキッチンカー。

匂いがとても美味しそうなので、思わずオーダー。

モンゴル風ケバブのようですが、お肉は羊?

9,000トゥグルグ(400円)のケバブ。

昨日食べた「ツォイワン」と似てる食感。

ケバブを食べながら、境内を眺めます。

ケバブとモスクなら、いろんな国で経験あり。

でも、ケバブと寺院って、どこかであったかな??

ウランバートル滞在の時間も、残り少なくなってきました。

名残を惜しみながら、ゲル風寺院に一礼です。