レバノンの聖母 ハリッサから見下ろすマリア像【レバノン旅行記 #13】

写真は撮れなかったけど、ジェイタ洞窟、すごいところでした。

これは、下層洞窟の入り口にあった、誰だかわからない像。色合いからして、これも鍾乳石?

ジェイタ洞窟からハリッサへ

下層洞窟の前の道。見ていただければわかりますが、かなりの勾配です。

次の瞬間、かなり大粒の雨が。

実は、いつも背中のリュックに入れている折りたたみ式傘が、今日に限ってありません。

昨日のバールベックツアーの時は入れてあったんですが、クルマで移動中に、ついうっかり外に出して、そのまま置き忘れてしまったのです。

地中海性気候のレバノン。この時期は雨も多い。せっかく、はるばる日本から傘持ってきたのに・・

しばし、雨宿り。なんか、ほんとに日本を思い出す懐かしい風景。

あれ? さっきの像と同じ人?

雨がやんだので、下の駐車場へ。しまった、ちょいと遅刻だ。

1時間前は閑散としていたチケット売り場が、賑わいはじめています。

ジェイタ洞窟、ほんと一見の価値ありです。

パーキングでタクシー運転手と合流。今度は、ハリッサに連れて行ってもらいます。

ハリッサとは、標高600mほどの高台の土地で、レバノンの聖母と呼ばれるマリア像がある場所。

マリア像があるだけで、他には何もなさそうなんですが、ビブロスに行く途中でもあるので、寄ってもらいます。

ところが、やはり、ところどころ封鎖されている道路があるようで、運転手は悪戦苦闘。

普段通ったことがないようなワインディングロードをタイヤを空転させながら、登っていきます。

ハリッサの展望台から見下ろす地中海

そして、到着した展望台のパーキング。

マリア聖母像の背中と、ハリッサ大聖堂が見えます。この大聖堂、なかなかモダンなスタイルですが、日曜日なんかは巡礼者でかなり混むとのこと。

門を入ると、目に入ったほこら。

 

そして、標高650mからの眺めです。

おかしいな、向こうは晴れてるのに、こっちは雨降ってる(笑)

展望台の散歩。あれは、レバノン杉ではないよな・・・

ところが、あとで運転手に聞いたら、レバノン杉だって。もっと、ちゃんと見ておけばよかった。

レバノン杉は、レバノンの国旗にもなっています。

マリア像を拝む前に、ふもとの町ジュニエの景観と、地中海の広がりを観賞。

レバノンというと、なかなかなじみがないかもしれませんが、アラブ諸国で唯一砂漠がない国です。日本と同じように山岳国で、海を離れると、すぐ山峡になり、そして雨も雪も降ります。

今降っているしとしと雨も、来月あたりには雪に変わるのでしょうか。

展望台のビュースポットはいくつかあるので、角度を変えて眺望を楽しめます。

ふもとの町ジュニエからは、ロープウェイで登ってくることができます。

しかし、ベイルートからジュニエの間も、道路が部分的に封鎖されているので、タクシーで一気に登っちゃいました。

こうして、上から眺めている分には、下界でデモ抗議活動が行われているとは信じられないな。

やさしく手を広げるレバノンの聖母

さて、では、聖母像を拝みましょう。さすがに高い。

1904年にフランスから寄贈されたものらしい。

マリア像は、どこから撮っても逆光になるので、撮影が難しい(笑)

なんとなく、ブラジル・リオのコルコバードのキリスト像を思い出してしまいました。

手のひらは、ベイルートのほうに向けて広げているそうです。

塔には登れるそうです。私も登りかけましたが、次の瞬間、大粒の雨が。マリア像の中腹で、登頂を断念しました。

雨を避けて、大聖堂の中に避難。大聖堂の中では、お祈りが行われていました。

マリア像のふもとにいた猫。ん? 猫がいるということは雨あがったかな。

滞在30分で、ハリッサの高台を去ります。

これは、ロープウェイの駅ですね。

ハリッサの町並みを見下ろしてから、運転手と合流。

次の目的地は、今日のミニトリップの目玉ビブロス見学です。

今回のレバノン&カタール3泊6日弾丸一人旅の全行程および旅費等はこちらです。