ノービザ解禁による5年半ぶりとなった中国渡航。
解禁されたのが2024年11月30日。そして12/7に渡航するなんて私らしい。
どうしても行きたかったからね(^ ^)
旅好きの人でも中国に対しては様々な思いがあるとは思いますが、旅が好きなら、相手国の国情や政治・思想などに、そんなに目くじら立てることもないでしょう。
要するにイヤなら行かなければいいんだし、その取捨選択のスタイルに糸目をつける必要がないのもひとり旅愛好家の特権だと思ってます。
むしろ、制約があるのは日程。
2024年の旅立ちは、4回目の台湾・馬祖で打ち止めになるものと思ってたけど、11月末に中国ノービザが発表されれば黙っているわけにはいかず、とはいえ、超多忙な12月に休暇などとれず。
まずは週末弾丸で、とりあえず上海を往復してきたわけです。
しかし、帰国してみて振り返れば、旅費と宿泊費だけでたったの約33,000円。
東京から京都往復より安いでしょ^ ^
この投資で、上海という街の奥深くまで堪能して帰ってきたなんて、自分でも信じられない。
この感覚は、何度週末弾丸を経験しても変わらない。
まあ、私は学生のころから、夜行列車に乗って週末弾丸などしょっちゅうやってたけど、それの海外版が可能になるなんて、夢にも思わなかった。
航空路線の多様化と技術革新がそれを可能にしたと思ってますが、加えて、自分が住んでいる場所の運の良さ。これを忘れてはならない。
羽田や成田に1時間程度で行けるからこそ週末弾丸なんて可能なわけで、それこそ、旅の神様に感謝しつつ、会社を休まずにノービザ中国を楽しんできました。
12月の中国・上海週末弾丸一人旅 全行程
日付 | 午前 | 午後 |
---|---|---|
12/7(土) |
||
12/8(日) |
自宅、というか会社は12/6(金)のうちに出発しているし、羽田に着いたのは12/9(月)。
毎度のことだけど、こういうの○泊○日というんだ??
いずれにしろ、時速800kmの夜行バスで上海に行ってきた、そんな印象です。
初搭乗 中国のLCC春秋航空
航空会社 | 便名 | フライト | |
---|---|---|---|
往き(12/7土) | 春秋航空 | 9C8516 | 羽田2:00 ⇒ 上海浦東4:30 |
帰り(12/8日) | 春秋航空 | 9C8515 | 上海浦東21:10 ⇒ 羽田0:45 |
中国春秋時代を想起させる航空会社名。
いい名前だな・・・いつか乗りたいと思ってました。
しかもプライスが29,340円。(座席指定しなければ28,000円)
機体も明朝体の文字がカッコよかった。
旅費・ホテル代など
さて、旅費はいくらでしょうか。計算してみました。(2024年12月のレートで計算)
用途 |
利用区間など |
費用 |
---|---|---|
飛行機 | 羽田 ⇔ 上海浦東 | 29,340円 |
ホテル | 西塘:ホテル西塘賓館 | 4,000円 |
入場料 | 上海雑技団【ERA時空の旅2】 | 8,000円 |
しめて、合計41,340円です。
こんなに充実した週末旅で、この値段。これだから週末弾丸はやめられない。
ホテルだって、西塘のホテル西塘賓館。
これで4,000円ですからね。
まだ中国が世界的なホテルインフレにさらされてなさそうなので安堵(場所にもよるんでしょうが)
上海雑技団鑑賞は、旅費が安かった分、奮発して特等席へ。
間近で見るアクロバットパフォーマンスは、それは素晴らしかった。
ちなみに、チケットはKKdayなどのアプリで簡単に予約できます。
ところで、毎度のことながら旅費に食事代はカウントしてません。
だって、旅に出なくたって、食事はするから。
でもむしろ、中国にいたほうが食事は安上がり。
こんなに山盛りの回鍋肉が30元(600円)。
外灘の美食街で食べた焼き小籠包6個と水。これも30元(^ ^)
中華料理好きの私としては、天国です。
上海の水郷古鎮
さて、今回の週末弾丸は、上海の水郷古鎮。
私は、上海と聞くと「水郷の街」とすり込まれてしまっているので、上海に立ち寄ったら水郷を訪れずにはいられない。
ちなみに、こちらが、過去に訪れた朱家角。(2017年4月)
そしてこちらが七宝老街(2019年5月)
どちらも、水郷上海を思わせるものですが、今回訪れた古鎮も期待をはるかに上回ってました。
こちらが周荘。(カメラの違いが際立つなw)
そしてこちらが西塘です。
美しさには言葉がいらないという見本ですね。
上海には、こんな素晴らしい水郷古鎮がいっぱいあるんです。
ところで、前述の「朱家角」や「七宝老街」は、上海中心部や浦東空港からメトロで簡単にいけますが、今回の「周荘」「西塘」は、ひとり旅で行くには少々要領がいる。
「地球の歩き方」にも、ツアー参加が確実とあるように、公共交通機関でアプローチするのが難しいわけですが、今回利用したのが「高徳地図アプリ」。
日本語変換機能は見当たらなかったですが、イメージでなんとなくわかります。
記念すべき、私のiPhoneにはじめてインストールされた中国アプリになりました。
5年半ぶりに中国上海を週末弾丸しての感想
週末弾丸は疲れます。たしかに疲れる。
でも、その疲れこそが、旅の真骨頂。
旅の道中は観念で感動しているようなものだから、旅から帰って迎える最初の週末に、自室ベッドで目を覚まし、まだ多少気だるさの残る身体を起こすときに、週末弾丸の実感は感じるもの。
会社をひけて、そのまま羽田に向かうのも、
深夜の羽田に帰ってきて、エクストリーム出社に備えて仮眠に入るのも、
すべて、人それぞれの旅のスタイル。
そして、そこで、日本では見られないような感動に出会えるから、いつまでも記憶に残るのだと思う。
これで2024年の旅は終わり。
計5回、約30日間海外を歩いたわけだけど、最後に言じられないほどの親切を受けたこのお爺さん。
バスもタクシーも拾えなくて、途方に暮れていた私を何も言わずにヒッチハイクしてくれた、孔子のようなお爺さん。
年の功という言葉は、こういうお爺さんのことを表すためにためにあるんだね。
まさか、週末弾丸のなかで迷子になるとも思ってなかったけど(笑)、終わりよければすべてよし、というまさにそんな実感。
旅に対して誠実に向かい合ってれば、旅も誠実に返してくれるのかな。
2025年もそんな旅にしていきたい(^ ^)