徳川家康を祀る【久能山東照宮】1159段を登り切り拝む「権現造」

静岡県は私の好きな県。

住んだこととかはないんだけど、東京から西へ向かえば必ず通る道のりだし、伊豆半島も静岡県。

いままでの旅歴においても、けっこう歩いてきました。

この山あり海ありの静岡県は景観の水準も高く、冬季でも温暖なので、徳川家康が隠居したくなった理由もわかります。

某日、ひょんなことから静岡へ出向く所用がうまれ、半日早く自宅を出れば、一度行ってみたかった「久能山東照宮」と、「日本平」のロープウェイにも乗れるかな、と計算して、クルマで出発しました。

で、その前に、静岡県の某住宅街「ミスチル【未来】PVのロケ地」なんてのにも、顔を出してますので、よろしければどうぞ(^^)

東名高速を西へ

久能山東照宮へ行くとすれば、東名高速は、新東名ではなく、昔ながらの東名高速道路。

早朝の富士川SAで富士の街並みを見下ろします。

 

そして、誰もいない由比PAをひとり占め。

旧東名高速のほうが、間違いなく景色いいね。

青緑色に広がる駿河湾が素晴らしい。

こんなにも海に近づける高速道路ってあるのだろうか。

4月上旬の富士山も白く光ります。

東名高速を日本平久能山ICで下ります。

そして国道150号線を東に進みます。

久能山東照宮の1159段の石段を登る

さて、久能山東照宮の表参道までやってきました。

近くのパーキングにクルマを止めて、鳥居の下に立ちます。

久能山東照宮は、言わずと知れた徳川家康公を祀る社殿。

東照宮といえば、「日光東照宮」が有名ですが、こちらのほうが先に建てられています。

さあ、武者震いしますね。

久能山東照宮といえば、駿河湾沿いの参道から、山頂の楼門まで、1,159段の石段を登らなければなりません。

1,159段登り切ったあかつきには、このような社殿が広がっているはずです。

では、意を決して歩みましょう。

歩きはじめてすぐに通り過ぎる「久能山得音院」。これも徳川家ゆかりの寺です。

1,159段の石段って、なかなか登る機会ないですよ。

最近では、399段の奈良県長谷寺身延山菩提梯は287段。土合駅の階段だって482段。

外国では、ミャンマーのタウンカラッが777段。

スリランカのシーギリヤロックが1,200段だったかな・・・

などと、過去の思い出に浸らないと、とても登れません(^^)

ほんと、天空へよじのぼる階段という感じです。

10分ほど頑張って、踊り場ともいうべき「一ノ門」に到着。そして一休み。

なんか、すごい光景を見てるような気がする。

でも、「一ノ門」まで来れば、ほぼ8合目。ラストスパートです。

眺められる景色が美しいのが救い。

日本平にクルマで行って、そこからロープウェイで下りてくる方法もあります。

お年寄りの方や、体力に自信のない方は、そうすべきでしょう。階段も急だし。

でも、根性で登りきると、眼下にこんな景色が広がります。

静岡県って、ほんとに美しい土地だよな・・

社務所が見えました。けっこうにぎわってます。

石段を登っている間、あまり参拝客を見かけなかったのに、やっぱり大多数の人たちはロープウェイで来るんですね。

1,159段を登ってきた人を慰労してくれる看板。

500円のチケットを買います。

しかし、くたばりました(笑)

夏だったら、熱中症になってたかもしれません。木陰に腰を下ろして休憩です。

徳川家康公の手形のある楼門

では、一呼吸整えたら、重厚にしてきらびやかな「楼門」をくぐって、社殿へと参りましょう。

1617年に建築された楼門。別名を「勅額御門」。

後水尾天皇による「東照大権現」という文字が飾ってあります。

色彩が鮮やかです。なんどか塗りなおされたのかな。

楼門をくぐると、家康公の手形がありました。

身長が155~159とすると、天下人の手のひらは巨人のように大きいです。

少なくとも、私の手より大きかった(^^)

徳川家康の愛馬。

織田信長が浅井長政の裏切りにあって逃走する際、しんがりを務めたのが徳川家康。

そのときの愛馬も同じ愛馬なのだろうか。

 

なんか、社殿のほうでは、結婚式を挙げているようでした。

「強運」を味方にした徳川家康。久能山東照宮も、「出世運」や「上昇運」のご利益があるそうです。

それで結婚式かな。

国宝「権現造(ごんげんづくり)」の様式 社殿

さて、もうひと登りして、国宝にも指定されている社殿へと参りましょう。

途中にあった、五重塔跡。

4月なのに紅葉かと思いました。

重要文化財である日枝神社。

社殿の前に立つと、きらびやかな外壁に、一気にまぶしさに襲われますw

いやしかし、こんなけばけばしい神社は久しぶりに見た気がする。

「本殿」と「拝殿」をつなげた「権現造(ごんげんづくり)」。

こちらが「本殿」のようです。

全国にいくつかある「東照宮」の中で、はじめて建てられたので、いわば「権現造」の原型。

それが国宝に指定された理由でもあるそうです。

しかし、この金箔、どこから発掘したのだろう。すごい量です。

家康公からのメッセージが込められた彫刻。

こちらは、お参りする「拝殿」の正面。

早くコロナが終わるように、完全に終わらなくても、普通の行動ができるように、お願いしました。

「本殿」の向かって左側の側面。こちらはなんとなくシックな感じです。

「本殿」と「拝殿」をつなぐ「石の間」というのがあるらしいんですが、どこだかわからず・・

ここまでで1,159段です。さらに40段登って家康公の廟があります。

徳川家康公のお墓「神廟」

徳川家康のお墓の前で合掌。

265年もの時代を築き上げるのは容易なことではありません。

幕末のころに、家康が現役だったら、どんな政治をしたのだろうか。

家康の命により、塔は西向きに建てられています。

西向きにしたのは、西からの武将をけん制するため、など諸説あるようです。

お墓に並んで「金の成る木」が立っています。

ここでも合掌。

では、もう一度、本殿のわきを通って、社務所へ下りましょう。

次の目標は「日本平」。

さすがに歩いて登頂は無理で、ロープウェイという文明の利器の力を借ります。