チャーターで行く不思議山ポッパ山&裸足で登る777段【ミャンマー旅行記 #13】

「ポッパ山」というのは、ここバガンの南約50キロに位置する、標高1,518mの死火山。

この山の麓に、タウン・カラッという、不思議な形をした岩山があり、その頂に、またまた黄金の寺院があるとのこと。

そして、その頂にいたるまで777段の階段があるそうで、なんとなく武者震いします。

ここバガンから、タウン・カラッの往復には、タクシーチャーターが一般的で、朝のうちに、ホテルのフロントに頼んでおきました。

50,000チャット(約4,000円)で、タウン・カラッを往復し、最後は空港まで送ってくれるというので、良心的なホテル&タクシー会社です。

青年の運転でポッパ山へ

運転手は10時きっかりに、ホテル前に来てくれました。

運転するのは22歳の青年。私の歳を20歳以上も若く見積もりました(^^)v

日本人は、幼く見えるとはいうけど、同じアジア人なのに、何でだろ?

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ポッパ山までは約1時間半の道のり。

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快適なドライブです。

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ポッパ山が見えてきました。

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そして、あの麓の尖った岩が、タウン・カラッ。もうすぐですね。

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麓の町に入ったようです。

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そして、ここで給水休憩。

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タウン・カラッの不思議な光景

おお、見えますね。タウン・カラッ。

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あそこに登るんですね。

参拝用の階段が、らせん状に岩壁に張りついてます。

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ズームレンズを135mmにして撮影。

ウオーッ!こりゃ、ほんとにすごいな。武者震いがしてきました。

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麓の町にたどり着きました。町というか集落というか。

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ここでクルマを降ります。

運転手が「がんばって行って来い!」と、私の背中をたたきます(笑)

「往復どのくらいかかる?」と聞くと、「20分で往復したことある。」 ほんとかよ・・

1時間は掛けたいから、ちゃんと待っててくれと、念を押します。

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足を踏み入れると、いきなり猿の群れ。

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登り階段に沿ってお土産屋さんが並びます。

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石のソファ。

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まだ、登っているという実感はありません。

お店を冷やかしながら、タラタラ歩きます。

しかし、すれ違う下山者の表情には、確かに疲れの様子が。

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タウン・カラッ 777段をはだしで登頂

ここが入り口です。

そういえば、ここまで靴を履いてきましたが、ここで脱いで裸足になります。

ここから777段の階段ですね。

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一足先に登頂し下山してきた欧米系観光客。

しきりに、ウエットティッシュで足の裏を拭いてます。ずいぶん、ご清潔だな・・・

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その理由がわかりました。

登りはじめると、とんでもない猿軍団。しかも、そこらじゅうに糞も・・・

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現地の人でさえよけます(当たり前)。

足の裏に傷なんかあったら大変だな、こりゃ。

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かなり急な階段です。

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登るにつれて、下界が小さく。

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適度に踊り場があります。

みんな一休み。そりゃそうだ。けっこう、半端じゃないですよ。

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まだまだ上があります。

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裸足で階段をあがって行くのも妙な気分。

ペタペタ、まさにペタペタと音をさせながら。

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暑いはずなんだけど、風が吹き抜けて気持ちいい。

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タウン・カラッは、ミャンマーの土着宗教ナッ神信仰の聖地とのこと。

ところどころに奉られているナッ神の人形が飾られています。

ナッとは、精霊を意味し、人間の守護霊であるそうです。

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だんだん、高いところにいる気分が高まってきます。

やっぱり、旅は高いところか・・

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イスラエルの死海に行ったときも、世界最低地点にいながら、マサダ要塞に登ったし・・・

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こういう運動してると、過去の旅を思い出すんですよね。何でかな??

踊り場でちょっと休憩。

あれ!? 扇子がない! ポケットに入れておいたはずの扇子が・・・  どこかで落としました

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まだまだあがりますよ。

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地平線が丸く見えるのは、気のせいじゃないだろう。

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とはいえ、足元はこんな感じ。

高所恐怖症の人だと、ちょっと厳しいかも。

スリランカのシーギリアロックに登ったときも思い出しました。

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手すりに寄りかかって、外界を眺めます。いやあ、この気持ちよさ!

高いところって、気持ちいいよね。タケコプターがあったらなあ・・・

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ミャンマーの平原。

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麓の仏塔群。

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もう少しだ。がんばろう。

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去年のゴールデンウイークも、ベトナムの五行山で、こんな階段登りしたな・・

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さあ、ラストスパート!

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遠く、湖が見えます。

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ここは、頂のすぐ下の踊り場。

百里の道も九十九里をもって半ばとす、といったところでしょうか。

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ビルマ文字。これも芸術ですね。

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ビルマ文字ソファと女の子たち。

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もうてっぺんは、ほんとにすぐそこ。

扇子を失ったので、ビルマの風で汗を乾かしてから、頂の神々に挨拶しましょう。

さすがに疲れた・・  777段・・

でも、裸足で777段あがったのは、人生初体験。

自分を褒めてあげよう!