世の中、コロナコロナで大変なことになっていますが、クルマを運転する旅なら問題ないと考え、外出です。
基本的に、旅しているときとバイオリズムが一致しているので、旅に出ていないときの体調は、おそろしくもどかしい(笑)
当分外国はお預けなら、これを機会に、しばらく旅してなかった国内に目を向けてみようと一念発起しました。
まずは、富士山。
恥ずかしいことに、日本人でありながら、この日本一の山をつぶさに眺めたことがないんです。
富士山を撮影するなら、いわゆる「逆さ富士」ですが、これを撮るには、「風がない日」という予備知識だけ詰め込んで、三脚を持って出発です。
さっそく行ってみましょう。
精進湖:夜明けの「逆さ富士」がおすすめ
まず、最初にたどり着いたのが、精進湖。
自宅を午前3時に出発して、到着したのが午前5時。
真っ暗闇の林道が少し怖かったです。
私は、首都圏在住なので、順路からしたら、山中湖や河口湖からはじめた方が良い気がしますが、精進湖は、富士五湖の中で最も小さく、また浅いため、「逆さ富士」が出現する確率が非常に高いとのこと。
なので、夜明けの「逆さ富士」を狙うつもりで、真っ先に精進湖に来ました。
ちなみに、狙った場所は、ここです。
さっそく、三脚をセットして、撮影開始。
撮影開始とはいっても、ISO感度だけ自分で設定して、あとはプログラム撮影。
ほとんどバカチョンじゃないですかww
でも、けっこうイケてる、かな・・
精進湖の湖面左隅の小さな明かりは三日月の反射です。
プロなら、夜明けの空に浮かんでる三日月も、一緒に収めちゃうんだろうか。
私の技術では無理です。
ちなみに、休日ということもあって、未明からけっこうな賑わいでした。
ためしに、私のスマホ、超旧式のiphne5Sで撮ってみました。
iphone5Sでも、これだけ撮れてしまうなんて、最新の11proとかだったら、もっと鮮明に撮れるでしょう。
なんか、私のCanon6Dが泣いてるような気がします・・
早起きの写真好きのみなさん。
いやあ、それにしても、思惑通りに「逆さ富士」に恵まれるなんて、ラッキーでした。
山中湖:間近に見える「逆さ富士」
「逆さ富士」の余韻冷めぬまま、次のスポット山中湖へ。
青木ヶ原の樹海の中を走ります。
そして、30分ほどでたどり着いた山中湖。
場所は、こちらです。
それにしても寒い。気温0度。さっきの精進湖は、マイナス2度でした。
おお・・
富士山との距離が近く、迫力モノ。
波一つたってない山中湖の湖面に雪を抱いた富士山が映えます。
遊歩道があるのがいいですね。「逆さ富士」を眺めながらランニングしてる人もいました。
では、山中湖の「逆さ富士」にさようなら。次は河口湖です。
河口湖:裾野のスタイルがいい「逆さ富士」
さて、川口湖畔に到着。
場所はここ。
おお、裾野が綺麗に広がった富士山。カッコいい・・
しかし、釣り人の船がいるので、「逆さ富士」がゆがんでます。
釣り人さん、もう少し、左側に行ってくれないかな・・
釣りも楽しいでしょうから、しかたありません。
富士の裾野と、尾根の雪を眺めて楽しむことにします。
でも、あの雪原を歩いて登る人いるんだよね。信じられない。
ここですでに標高833mです。
やっぱり、富士山って大きい。
河口湖は広いので、ちょっと移動。
大石公園というところに寄ってみました。
やっぱり、河口湖から見る富士山は、裾野が綺麗だ。
ここ大石公園は、ラベンダー畑で有名だそうです。
初夏には満開になるそうですから、また来てみるのもいいかも。
家族連れも楽しそう。
カフェもありますが、まだ8時ですから。
本栖湖に向けて移動中の景色。
だんだん気温も上がってきました。
サイクリングなんて気持ちいいだろうな。
本栖湖:高台から望む絶景の「逆さ富士」
次は、本栖湖。
富士五湖としては、西湖をすっ飛ばしてます。
西湖は、足和田山に富士山が隠れてしまうので、ビュースポットに乏しく、今回は素通りしてしまいます。
目星をつけた撮影スポットにたどりつく道中。絶景に出会えました。
皆さんも、クルマをとめて撮影タイム。
さて、やって来ました。本栖湖の撮影スポット。
場所は、県道300号線から709号線が分かれる分岐点。
ちょっと、駐車場がないのが難点ですが、みなさん、マナーよく路上駐車です。
私も、なかまに加えてもらいました。
おお、これは、高台からなだけに、迫力があります。
本栖湖は、「逆さ富士」より、ご来光で有名なスポット。
水深が深いため、「逆さ富士」が見れるのは稀とのことですが、では今日の私は超ラッキーですか?
鏡面のような湖面を楽しみます。
雪の裾野も、くっきり。
美しい山だな、富士山・・・
湖畔には、テントがいっぱい並んでます。
時刻は午前9時。
自宅を出てから、たった6時間の間に、数え切れないほどの絶景と出会えました。
やっぱり、日本一の山、富士山はダテじゃないですね。
「逆さ富士」を招いてくれた天候にも感謝です。