チュニジア一人旅4日目の朝。1月3日です。
本日の予定は、まずは、ここスースから、鉄道でチュニスに乗り込みます。
時刻表によると、スースを5:50に出る列車があり、チュニスに着くのが8時ちょうど。
ホテルに荷物をおいて、めいっぱいチュニスを観光できる。そういう計算です。
チュニジアの首都はチュニス。
チュニジアに入国してから、まだ首都チュニスを訪れていなかったわけは、大晦日や元日では、チュニスの街も休んじゃっているだろうと。
今日は、もう1月3日ですから、チュニスも日常に戻っていることでしょう。
夜明け前のスース鉄道駅
朝5時に起床。
当たり前ですが、空はまだ真っ暗。
弾丸一人旅だと、こういう夜明け前の行動が増えるんですが、これは本当に気をつけないと。
まわりをキョロキョロ見回して、警戒してるぞオーラを1000%出しながら歩きます。
ビビリながら、スース鉄道駅へ。キャリアのたてるゴロゴロという音が、やけに響きます。
でも、無事に駅へ到着。
あれで、スースと読むんですね。アラビア文字は難しい。
駅の中に入れば心配なし。身体の力が抜けます。
調べておいた通り、チュニス行きの発車時刻は5:50ですね。
チケット売り場。
チュニス、というとすぐに売ってくれました。10.9ディナール(≒414円)です。
スースからチュニスまで、約160km。2時間以上かかることを考えると、安いです。
ルートはこんな感じ。
チケットまで手に入れて、さらに安心して、出発までベンチでくつろぎます。
売店も開いてます。
可愛いネコ。スースには、それこそ、いっぱいネコがいました。
ところが、昨夜の残りのサンドイッチを食べはじめると、じっと見つめられたのにはまいりました(笑)
列車が来たかな。
スース ⇒ チュニス 列車の旅
列車が入ってきました。
始発列車かと思ったら、どこからの街から走ってきたようです。夜行列車なのかな。
そして、車内は超満員(^_^)
ていうか、夜行列車みたいなので、1人の人間が2つのシートを占領して横になってるんですよね。
おいおい、ズルイじゃんか。席を空けてくれよ・・・
なんとか空いてる席を見つけて、窓際キープ。
車内は禁煙みたいです。このスース停車時間を利用して、ホームに下りて、タバコ吸ってる連中がたくさんいました。
チュニジア列車の旅、はじまり~。
バスも好きだけど、異国の匂いがぷんぷんする列車の旅は、もっと好き。
しばらくは、列車は、警笛を鳴らしながら、夜の闇の中を走っていましたが、
反対側の窓が赤くなってきました。
チュニジアの夜明けです。アラブの春、なんちゃって・・・
こんなことに感動してるのは、乗客の中で、たぶん私だけ。
意外だったのは、途中止まる駅で、乗客がけっこう降りていくこと。
チュニスの手前にも、町はいっぱいあるんですね。
すっかり、夜も明けました。
明るくなって、景色も見れます。
ちなみに、乗り心地は、かなり悪いです(笑)
チュニジアの大平原を、列車は暴れ馬のように走ります。けっこうスピードも出してますよ。
窓外から、自然が消えて、人工物の世界に。
チュニスの首都圏に入ったかな。
通過する駅にも、大勢の乗客が。
少し大きい街で停車。チュニス行きなので、どっと乗ってくるものと思ったら逆で、降りていく人のほうが多い。
みんな、どこへ行くんだろ?
あとで調べたら、ここはハマム・リーフ駅。ボン岬への拠点の町でした。
チュニスまで、あと20キロほど。
立派なスタジアム。
なんと読むのかわかりませんが、もうチュニスの手前の駅です。
みなさん、降りる準備開始。
チュニス駅に到着
チュニスの駅のホーム。
終点のチュニスに到着。
2時間半と短かったけど、ローカル情緒豊かな、楽しいチュニジア列車旅でした!(^^)!
ちなみに、現在8:20。定刻より20分遅れ。そんなせこいこと言っちゃいけませんね。
こういう、いかにも終点っていう駅、好きだなあ。
ここまで列車を引っ張ってきた機関車。細身に見えるけど、力持ちなんだね。
お疲れ様でした。