チュニジア列車の旅 スース ⇒ チュニス【チュニジア旅行記 #21】

チュニジア一人旅4日目の朝。1月3日です。

本日の予定は、まずは、ここスースから、鉄道でチュニスに乗り込みます。

時刻表によると、スースを5:50に出る列車があり、チュニスに着くのが8時ちょうど。

ホテルに荷物をおいて、めいっぱいチュニスを観光できる。そういう計算です。

チュニジアの首都はチュニス。

チュニジアに入国してから、まだ首都チュニスを訪れていなかったわけは、大晦日や元日では、チュニスの街も休んじゃっているだろうと。

今日は、もう1月3日ですから、チュニスも日常に戻っていることでしょう。

夜明け前のスース鉄道駅

朝5時に起床。

当たり前ですが、空はまだ真っ暗。

弾丸一人旅だと、こういう夜明け前の行動が増えるんですが、これは本当に気をつけないと。

まわりをキョロキョロ見回して、警戒してるぞオーラを1000%出しながら歩きます。

ビビリながら、スース鉄道駅へ。キャリアのたてるゴロゴロという音が、やけに響きます。

でも、無事に駅へ到着。

あれで、スースと読むんですね。アラビア文字は難しい。

駅の中に入れば心配なし。身体の力が抜けます。

調べておいた通り、チュニス行きの発車時刻は5:50ですね。

チケット売り場。

チュニス、というとすぐに売ってくれました。10.9ディナール(≒414円)です。

スースからチュニスまで、約160km。2時間以上かかることを考えると、安いです。

ルートはこんな感じ。

チケットまで手に入れて、さらに安心して、出発までベンチでくつろぎます。

売店も開いてます。

可愛いネコ。スースには、それこそ、いっぱいネコがいました。

ところが、昨夜の残りのサンドイッチを食べはじめると、じっと見つめられたのにはまいりました(笑)

 

列車が来たかな。

 

スース ⇒ チュニス 列車の旅

列車が入ってきました。

始発列車かと思ったら、どこからの街から走ってきたようです。夜行列車なのかな。

そして、車内は超満員(^_^)

ていうか、夜行列車みたいなので、1人の人間が2つのシートを占領して横になってるんですよね。

おいおい、ズルイじゃんか。席を空けてくれよ・・・

なんとか空いてる席を見つけて、窓際キープ。

車内は禁煙みたいです。このスース停車時間を利用して、ホームに下りて、タバコ吸ってる連中がたくさんいました。

 

チュニジア列車の旅、はじまり~。

バスも好きだけど、異国の匂いがぷんぷんする列車の旅は、もっと好き。

しばらくは、列車は、警笛を鳴らしながら、夜の闇の中を走っていましたが、

反対側の窓が赤くなってきました。

 

チュニジアの夜明けです。アラブの春、なんちゃって・・・

こんなことに感動してるのは、乗客の中で、たぶん私だけ。

 

意外だったのは、途中止まる駅で、乗客がけっこう降りていくこと。

チュニスの手前にも、町はいっぱいあるんですね。

 

すっかり、夜も明けました。

明るくなって、景色も見れます。

 

ちなみに、乗り心地は、かなり悪いです(笑)

  

チュニジアの大平原を、列車は暴れ馬のように走ります。けっこうスピードも出してますよ。

窓外から、自然が消えて、人工物の世界に。

チュニスの首都圏に入ったかな。

  

通過する駅にも、大勢の乗客が。

少し大きい街で停車。チュニス行きなので、どっと乗ってくるものと思ったら逆で、降りていく人のほうが多い。

みんな、どこへ行くんだろ?

 

あとで調べたら、ここはハマム・リーフ駅。ボン岬への拠点の町でした。

チュニスまで、あと20キロほど。

 

立派なスタジアム。

なんと読むのかわかりませんが、もうチュニスの手前の駅です。

 

みなさん、降りる準備開始。

チュニス駅に到着

チュニスの駅のホーム。

終点のチュニスに到着。

2時間半と短かったけど、ローカル情緒豊かな、楽しいチュニジア列車旅でした!(^^)!

 

ちなみに、現在8:20。定刻より20分遅れ。そんなせこいこと言っちゃいけませんね。

こういう、いかにも終点っていう駅、好きだなあ。

  

ここまで列車を引っ張ってきた機関車。細身に見えるけど、力持ちなんだね。

お疲れ様でした。

今回のイスタンブール&チュニジア4泊6日一人旅の全行程&費用はこちらです。