スース旧市街(メディナ)の中をとりあえず歩いてみる【チュニジア旅行記 #17】

さて、スースに着きました。滞在時間は、本日限り。

明日早くには、チュニスに戻る予定なので、これからめいっぱいスース旧市街を歩く予定です。

世界遺産スース旧市街とは

カルタゴと同じように、紀元前の時代から、フェニキア人によって造られました。

カルタゴのように、ローマ帝国に滅ばされなかったものの、7世紀にはイスラム・ウマイヤ朝に征服され、現在の旧市街はそれ以後に築き上げられたものです。

その後、フランスの植民地となりましたが、城壁や町並みも当時の様子のまま残され、現在は旧市街全体が世界遺産となっています。

スース鉄道駅に行ってチュニス行きの列車を調べる 

タクシーの運転手は、私をそのメディナ(旧市街)の入り口でおろしてくれました。

予約してあるホテルも、この付近のはずですが、まずは駅へ行って、明日の列車の時間を調べておこうと思います。

なんと書いてあるのか、皆目見当もつきませんが、mapsmeによると、この300mほど先に駅があるはずです。

たしかに、鉄道駅がありました。

今は、列車が走っている時間帯じゃないのか、ガランとしています。

チケット売り場に行って、「タイムテーブルがほしい。」とお願いすると、新品は品切れで、なんかメモ書きが入ったこれをくれました。

時間が正しければ、なんでもいいです。

スースからチュニスへは、朝の3:05から5本ほど、早朝に集中しています。

逆にいえば、朝を逃すと、夕方近くまで適当な列車はありません。

3時や4時は早すぎるとしても、5:50の列車であれば、チュニスには8時に着きます。

明日は、早起きして、この列車でチュニスに向かうことにしました。

 

ファルハット・ハシェド広場で焼きたてのパンを食べる

列車の時間が確認できたことに満足して、ファルハット・ハシェド広場まで戻ります。

 

この、ファルハット・ハシェド広場は、スースの旧市街と新市街が交差する、文字通りスースの中心。人の往来を眺めているだけでも楽しいです。

ところで、朝早かったせいもあって、非常に空腹です。おいしそうな焼きたてパンの匂いにつられて、このショーケースの前に。

このお兄さんに1.6ディナール(≒61円)を渡して、熱々のパンを1個いただきます。

 

中の具はなんだったのかわかりませんが、とてもおいしいパイでした。

いつも思うけど、パンでもご飯でも、焼きたて、というだけで、美味しさ倍増だよね(^^)

お腹も満たされたところで、荷物を置きにホテルに向かいます。

今夜のホテルは、「ホテル・パリ」。

旧市街の、ほんとに入り口付近にありました。

バックパッカーの間では、有名な安宿らしい。

まだチェックインできる時間ではないので、荷物だけ預けます。

安宿とはいっても、中庭風のロビーもあるし、なんかいい雰囲気です。

宿泊代は、1泊1,300円。1,300円で泊まれるホテルは久しぶりだな。どんな部屋なんだろう・・

 

スース旧市街の中をあてもなく

さて、旧市街の中を歩き回りましょう。

旅をしてて、何が楽しいか。3本指に入るのが、やっぱり旧市街の散策。

エルサレム、カイロ、バラナシ・・いろんな町の旧市街を歩きまわりましたが、ここスースの旧市街はどうでしょうか。

ちなみに、わがホテル「ホテル・パリ」は、写真の正面、細い路地沿いにあります。

旧市街には、正面から入って行きましょう。 

 

ここは、ファルハット・ハシェド広場から港広場へかけて。

 

港広場から、旧市街の中を見やります。正面に見えるのは、グランドモスク。

 

この像はなんだろう?

旧市街の中に入ります。

そこらじゅうにあるケバブ屋さん。食べるには、まったく困らないのが、中東やアラブ諸国の旧市街のいいところです。

グランドモスクの見学は後にして、まずは、あてもなく旧市街の中を彷徨ってみましょう。

 

なんか、わくわくしますね。

早くも迷子になりかけています(笑)

旧市街の中は、お土産屋さんあり、生活雑貨屋さんあり、簡易食堂ありと、旅人の目を楽しませてくれます。

ところどころ、屋根に覆われているので、mapsmeがときどき迷子になるのが、難点といえば難点。

だからこそ、適当に歩きます。

宝石屋さんもあります。

ドレス屋さん。チュニジアの女性は、美しい女性が多いような気がします。

さすが、世界遺産。旧市街の一画にも、ちゃんとトイレが用意されています。

このへんは、香辛料ストリート?

香ばしい、いい香りです。

 

香辛料ストリートを過ぎると、何もない路地に。

引き返します。

観光地なので、カメラを提げて歩いていても、なんとも思われないのも気持ちいい。

複雑に入り乱れる路地。歩きでがあります。

このあたりも、食料雑貨ストリートかな。

オリーブですか。

そういえば、観光客には、ほとんど出会いません。

旧市街の東の外れに出たようです。向こう側には、地中海も見えます。

ほんとに、異国情緒満天です。

向こう側には、何があるんだろう?

ずっと、こんな感じで城壁に囲まれてるんですね。

引き返して、旧市街の中の雑踏を彷徨います。

旧市街の中のバザールでしょうか。

お肉とお魚のにおいがすごくて、すぐ出てきちゃいました(笑)

歩いているチュニジア人に、ヤンキースの帽子をかぶってる人がちらほらいたんだけど、なぜニューヨークヤンキース?

とりあえず、あてもなく旧市街の中をぐるりとめぐって、グランドモスク前に戻ってきました。

もう、ホテルにチェックインできる時間です。

ケバブでも買って、部屋で食べるとしますか。

今回のイスタンブール&チュニジア4泊6日一人旅の全行程&費用はこちらです。