シディ・ブ・サイドからTGM&バス旅 世界遺産の街スースへ【チュニジア旅行記 #16】

チュニジア1人旅、3日目の朝。1月2日です。

今日の予定は、ここシディ・ブ・サイドから、暗いうちにスースまで移動し、スース旧市街の中を歩き回ること。

スースは、地中海沿岸のチュニジア第三の都市。旧市街が世界遺産登録された、チュニジアきっての観光都市です。

そんなスースに、たった1日本日しかいられない、悲しい弾丸旅行の身。

であるならば、未明にシディ・ブ・サイドを出発し、遅くとも午前10時くらいまでにはスースに到着し、めいっぱい旧市街の中を見学する目算です。

今日は、1月2日。

日本ならば、まだまだ交通機関も含めて休日モードですが、チュニジアは、1月2日からは平常日に戻ると聞いているので、チュニスからのバス便が間引かれていたり、旧市街のお店がクローズなんてことにはならないでしょう。

そこまで計算しておいて、本日は5時半起床。

ホテルをチェックアウトし、暗い夜道に飛び出しました。

夜明け前のTGMでチュニス・マリン駅へ

日本でもそうだけど、暗い夜道の一人歩きが危険なのは、言うまでもありません。

おっかなびっくり、駅への道を歩きます。

無事にたどりついたTGMシディ・ブ・サイド駅。

なんとなく予感はしてましたが、駅員はいません。

昨日時刻表をみて、午前3時台から15分間隔程度で走っていることは確認できていましたが、そんな時間に駅員いるかな、と思っていたら、案の定いませんでした(笑)

このまま乗ったら、無賃乗車ってことになるのかな。

それよりも、人気が全くないのが怖い。誰か、電車に乗る人、1人でいいから来てくれないかな・・・

「地球の歩き方」にも、夕方以降のTGMの利用は避けるよう、忠告がなされています。

スリなんかは、いくらでも防御策はあるんだけど、強盗やひったくりみたいに、力業で居直られると、失うものがある身とない身で、ハナから勝ち目はありません。

それに、けっこう寒い・・

電車が入ってくる直前に、乗客も現れました。

地元の人は、そりゃタイムテーブルを熟知してるよね。

乗り込みます。TGM乗車は、昨日に続いて4度目。

さすがに、まだ6時前。乗客もまばらです。

今日は、ドア閉まってるな、と思ったら、今度は窓が開けっぱなし。しかも閉まらない。

地中海の海風が、ぴゅうぴゅう吹き込みます。

チュニジアの人たちって、寒くないのかな。

でも、次第に増えてきた乗客も、この席には座りませんでした。そりゃそうだ、ほんとに寒いですよ。

シディ・ブ・サイドから、TGMの起点チュニス・マリンまでは、約30分。

前の扉から人が出てきたな、と思ったら、車掌さんでした。

駅員がいないこの時間、切符は車内で売るようです。

スマホで撮ったため、チケットがボケてしまった。

チュニジアの人たちが、1月2日から始動するのは本当みたく、駅ごとに乗客が増え、最後は立つ人まで。

チュニス・マリン駅でメトロ1号線に乗り換え

そして、まだ暗い、チュニス・マリン駅に到着。

ここチュニス・マリン駅は、チュニジアの首都チュニス中心部の東の端にあたります。

ここで、メトロ1号線(LINE1)に乗り換えて、3つ目の駅「バブ・アリウア」駅が、スース方面へのバスターミナル最寄り駅になっています。

メトロは、どうも左方向らしい。

案ずることなく、TGMのホームの端が、メトロにつながってました。

チケット売り場にいた駅員に「バブ・アリウア」といっても、私の発音が悪く通じない。

そこで、mapsmeで、アラビア文字の駅名を示すと、笑ってチケットを発券してくれました。

そして、親切にも、3本指を立てて「3つ目の駅だぞ。」と。ありがとうございます。

TGMはオンボロだったけど、メトロは最新鋭の車両です。

売ってくれた切符。大昔の日本の電車の切符を思い出します。

発車したときは、ガラガラでしたが、2つめのバルセロナ駅で、大勢の人が乗ってきました。

バルセロナ駅は、チュニス新市街の中心に位置する駅。

ここから、スースまで鉄道でも行けるんですが、時刻表がわからなかったので、往きはバスにします。

明後日には、スースからチュニスに戻ってくるので、そのときは鉄道も利用したい。

そして、バブ・アリウア駅到着。

バスターミナルの方向がどちらなのかわかりませんが、とりあえず大勢の人波についていきます。

暗くても、これだけ人がいれば心強い。

ひったくられないようにスマホを出して、バスターミナルの方角を確認します。

これは、ただのバスストップ。

mapsmeによると、あの広場の向こう側。

また、人気がなくなります。用心、用心。

あれかな。

ここが、南バスステーションのようです。なんとか、たどり着きました。

南バスステーションの風景

シディ・ブ・サイドを出てから、ずっと暗闇の中を移動してきたので、明るい光に安堵を感じます。

チケット売り場もすぐ見つかりました。

「スース」というと、すぐに売ってくれました。8.71ディナール(≒331円)でした。

現在6時50分。バスは7時発だと言ってたけど、どこに7時って書いてあるのかな。

8.71ディナールはわかるけど。

まだバスが入ってないので、ターミナルの中を散歩。気温11度だそうです。

バスターミナルはいいよね。その国の生活風景が観察できる。

7時になってもバスが来ないので、いちおう周りの人に確認。ここで待ってろとのこと。

バスが入ってきました。

バス旅 チュニス ⇒ スース

スースとはどこにも書いてありませんでしたが、運転手に確認したら、間違いなくスース。

荷物を預けて、中に入ります。

考えてみれば、チュニジアに来て、バスに乗るのは初めてです。

しかし、照明もなければ、暖房もありません。

常春の国に、暖房は不要ってことですね。けっこう寒いんですけど。

出発です。スースまではおそらく2時間半くらいのバス旅。

チュニスとスースの位置関係は、こんな感じです。

まだ、外は薄暗いですが、ちょうど日が昇り切ったころにスースに着くことでしょう。

しばらくは、チュニスの街並みを。

そして、郊外に向かう高速道路に乗りました。

高速道路の料金所、というか検問所。武装した警官が何人も配備されています。

ようやく、外が明るくなってきました。時刻は7時半です。

チュニジアの平原を、バスは快調に飛ばします。

ときおり見える郊外の町。

スースまで、ダイレクトに高速道路で突っ走るのかと思いきや、途中のランプで降り、町中も走ります。そういうバスなのね。

動物に注意せよ! ではなくて、動物園かな。

動物園でした。チュニジアにも動物園があるんですね。

スースはこの先。

けっこう寄り道して、小さい町の中を通ります。

アラビア文字、全く読めません。

しかし、バスの旅は、異国を旅している感、満載です!(^^)!

線路も渡ります。スースからチュニスに戻るときは、鉄道にしてみよう。この時思いました。

お肉屋さん?

道端で商いする屋台。

そういえば、チュニジアのジャスミン革命のきっかけは、屋台のお兄さんの自殺からでしたね。悲しいことです。

チュニスから乗ったときは、乗客は当然スースに行くものと思ってましたが、ほとんど途中の町で降りちゃいました。

今乗ってるのは、私以外では、このおばさんと子供だけ。

バスが止まりました。バスストップだろうと、思っていたら、なかなか発車しない。

トイレ休憩でした(笑)

スースの町が近づいたようです。

スースのバスターミナルに到着

そして、バスはスースのバスターミナルに到着しました。

時刻は午前9時40分。チュニスから2時間40分のバス旅でした。

ここで計算外がひとつ。

スースは、城壁に囲まれたメディナ(旧市街)があって、地図を見ればその入り口にバスストップがある。

今晩の宿もその近くを予約してあるし、バスがスースに着けば、ホテルに荷物を置いて、すぐに観光に行けるものと思ってた。

ところが、メディナ入り口のバスストップは市内バスのみ。

私が乗ってきた長距離バスは、旧市街から3キロ離れたバスターミナルに到着するのでした。

これは、スースのバスターミナルの様子。

さて、旧市街まで、歩いていこうとも考えましたが、やっぱり時間を節約したい。

旧市街に向かうバスをつかまえようにも、何が何だかわからない・・・

でも、親切な人がいるものです。

私が右往左往していると、なんと、タクシーをとめて乗せてくれました。

メータータクシーだから安心です。

チュニジア人、親切じゃないですか。ありがとう!

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